三ッ峠山と富岳百景

　以前から天下茶屋に行ってみたいと思っていた。学生の頃、富岳百景を読み、そこから果たしてどんな富士が見えるのだろう？と思っていた。別に太宰が好きなわけではないが、風呂屋のペンキ画のようと揶揄したものがどんなものなのか？興味があった。 　今回、妻が三ッ峠山なら登ってみたいと言うので、ついでに行ってきました。登っているうちは富士には雲が掛かっていましたが、下山して天下茶屋に寄った時には、雲のとれた均整な大きな富士が見えました。 　ここで太宰は、3ヶ月滞在していたのですが、毎日、富士を見ながらの生活しているうちに、富士に対する気持ちも少しずつ変わっていったのだろうと思います。今回、いろいろなところで富士を見ましたが、今も昔も日本人にとって富士は特別なものだと感じました。 　GO TOキャンペーンは、税金の無駄遣いと言っておきながら、また、出掛けてしまい、すっかり踊らされているようです。もはや、前言を撤回しなければなりません。 　あと、最初、誤って妻の顔を載せてしまったのですが、あなたは人間失格だと言われました。