烏帽子岳ブナ立尾根ピストン

2020.10.11(日) 日帰り

台風一過、前日まで悩んだ末、雨天の狭間となった日曜日に多少不安を残しながら北アルプス烏帽子岳を目指した。 七倉山荘に7時頃に到着しタクシーで高瀬ダムに向かう。例年ならすんなり停められるはずも無い時刻だが新型コロナと天候の影響か先客は数台程度。 この時点では曇天で眺望は期待できそうも無かった。 タクシーの運転手と、道中ニホンザルが沢山居たことを話す。この付近のサルは大人しく襲ったりはしないそうだ。くれぐれも餌付けはしないようにしたい。 高瀬ダムからトンネルを抜けて吊り橋を越えて白砂の上を少し歩く。8時頃裏銀座登山口に到着し、いざブナ立尾根に挑んだ。 ブナ立尾根は日本三大急登の一つである。烏帽子小屋まで距離3.5km、高低差1300m。標準コースタイムは4~6時間。 途中、ソロ男性、女性3名を後に、1000m付近からは雲を抜け晴天となり、鮮やかな紅葉に恵まれた。 3時間で烏帽子小屋に到着する。既に今夏の営業は終了しており全く人気が無い。富山側は雲一つ無く素晴らしい眺望。多少の休憩を挟み烏帽子岳を目指す。 途中、前烏帽子から見た烏帽子岳は槍のそれよりも切り立って見え、多少不安に駆られた。40分程で烏帽子岳に登頂した。 前烏帽子から見た山容は、切り立った部分と比較的平らな部分が重なっていたため鋭く尖った三角錐状に見えることがわかった。 岩を二つくらい乗り越えた場所に、平らで広い空間があり、そこで昼食を取ることにした。裏銀座方面を見渡せる絶景を味わった。

この活動日記で通ったコース