鳥沢駅から駿河小山駅へ②：甲相国境尾根

どうやら数時間は寝られたようだ。 水場に行こうか迷ったが500ミリリットルくらいしか減っていなかったのでまあいいかと出発する。 夜に何度か雨が降ったので心配していたが素晴らしい好天。朝焼けに赤く染まる登山道にグッとくる。 菰釣山で朝焼けの富士山を眺めながら寝覚めの一服。最高というほか無し。風があるのでフリースを着たまま行動する。 山伏峠分岐までの朝日に輝く静かな登山道を堪能する。御正体山が大きく格好いい。道志みち方面からはバイクのエンジン音が響いてくる。バイカーたちも朝が早いと感心しつつ毎日これだったら近隣の人はたまらんだろうと思う。 今日はそれほど登らないと高をくくっていたがこの尾根も意外にアップダウンがあり昨日の疲労が抜けていないのがうらめしい。 明神山までにすれ違ったハイカーは3名でこの極上の登山道を独占できる近所の人がうらやましい。 三国山を過ぎるころにはかなり疲れてしまい、気温が上がったのもあって水の残量が心許なくなる。不老山も登りたいがどこかで水を補給しなければならない。不老の清水という水場があるようなので峠から少し下るその水場を目指す。そして水場に着くまでには不老山へ登り返す気はなくなっていた。そのままこれまたまーじで長い林道をラジオを聞きながらなんとかゴール。 積年の課題をクリアできて嬉しいものの2日目の疲労は予想以上で西丹沢の敷居の高さを改めて感じた。歩きたいコースをいくつか考えているがおとなしく平日にバスを使うべきか…。とはいえ最高のエリアであることも再確認できたので頑張りたいっす！