活動データ
タイム
03:40
距離
9.0km
のぼり
431m
くだり
432m
活動詳細
すべて見るこの2,3週間、休日は天気が崩れる予報が出て、 直前になってようやく行き先を決めるパターンが続きました。 不安定な天候の中、コースを決める条件として、 ①残暑の影響を受けにくい涼しいロケーション(森林や沢沿いなど) ②にわか雨が降ってもそれを防いでくれる木が多いところ ③いざという時は、エスケープしやすい歩きやすい道であること ④展望が期待できないので、動植物がじっくりと観察できる人の少ない場所 を考え、結局、 先々週https://yamap.com/activities/7515866 先週https://yamap.com/activities/7579567 に続き、西粟倉村大茅(おおがや)を起点としたコースを設定しました。 岡山県(西粟倉村)と兵庫県(千種町)の県境にある 峰越(みそぎ)峠までは舗装道路を歩きました。 この峠が三国平(みくにだいら 1,128m峰)への登山口です。 このコースに入ってしまうとゴールまで展望が効かないことが分かっていましたので、 少しだけ兵庫県側(南側)に進み、 長義山(なぎさん)の登山口から長義山を望みました<写真06>。 長義山登山口に寄ったおかげで、再び峰越峠に戻る途上で 土道の水たまりに生息する愉快な生き物たちに出会いました(*^^*) その中でも特にユニークだったのはツチガエルのオタマジャクシです。 まるでフグのように丸々と膨れ、 尻尾の生えたハンプティダンプティのような体形のオタマジャクシ<写真09>が 水面に餌があるのか、口をパクパクしていました。 また、ヒノキの葉を押しながら泳ぐ姿<写真10>が、 巣材を運ぶビーバーのようにも、 ビート板につかまってバタ足をしている人のようにも思え、 見ていて飽きません。 いずれのシーンも動画でも撮りました。 今までここで水たまりを見たことがないので、おそらく一時的にできたものでしょう。 ツチガエルはオタマジャクシで越冬することが多いようですが、 干上がる前にさっさとカエルになって越冬するのでしょうか。 なお、峰越(みそぎ)峠北西の林道ダルガ峰線入口は、 自動車のみ通行止めでした。 峰越峠から岡山と兵庫の県境尾根を北上し、 途中で地形図の破線の道から三角点「江浪」に立ち寄るつもりでした。 明瞭な道はありませんが、植林帯で木の間をどこでも歩けそうでした。 適当に歩いていると、いつの間にかまた北上しており、 しまいには県境尾根上の道に合流してしまいました。 面倒臭くなり、三角点探しはまたの機会にしようと県境尾根を歩き始めると、 数分後に突然、雨が降ってきました。 これで、三週連続、にわか雨攻撃です(*_*; しかも、時々太陽光が差し込んでくるのに 雨が降ってくるという状況まで同じです。 “二度あることは三度ある・・・(´・ω・`)” しばらくは木の傘に守られ、雨に濡れずに済みましたが、 岡山・兵庫・鳥取の三県境<写真21>でザックカバーをつけ、 江浪峠<写真22>を経て三国平<写真23>に無事到着しました。 昔はここが三国(美作、播磨、因幡)の境だったのかもしれません。 三国平からいったん三県境まで戻り、 岡山県と鳥取県(若桜町)の県境を北上、 杉のトンネル<写真24>の南で木陰から出ると、傘を差しながら歩きました。 迷いようがない安全な道のはずなのですが、 途中、すぐ後ろを歩いていたはずの連れが突然消える事件がありました(*_*; 気が付くと、遠くから呼ぶ声が聞こえました。 傘を差して下を向いて歩いていたので、 木の間の細い踏み跡にうっかり入り込み、 尾根から逸れて谷の方に下りていったようです。 今までそんな踏み跡には気づきませんでした。 読図すると、下りていった方向に道があり、 当初の予定コースと合流するのがわかったので、 「近くに道はあるか?」と声をかけました。 ちょうど植林帯に囲まれた開けた湿地帯に出たところで、 どこでも歩けそうだったそうですが、 はぐれないか不安だったらしく、結局は引き返し尾根まで上がってきて無事合流しました。 今回のログは、連れが持っていたGPSのを載せたので、 どこで逸れてしまったのかわかりやすいと思います。 標高1,124m峰近くまで来ると、 県境尾根沿いに若杉峠方面に進む道と 大茅(おおがや)方面に進む林道との分岐があり、 林道を大茅方面に向かいました。 以前はアスファルト道だったようで、割れた塊が道端に積み上げられていたり、 露出した砂利や砂の部分が豪雨でえぐられ大きな溝ができていたりしますが、 今のところ歩くのに支障はありません。 吉野川(吉井川支流)の源流沿いなので、 しばらくは渓谷美を楽しむことができました。 そして、この道の最後に出てきた水たまりの中を期待を込めて覗くと、 やはり、いましたアカハライモリ\(^o^)/ 泳ぐ時は体を左右に振りながら脚は後ろに伸ばし、 止まる時は足を真横に広げる、 その動きがユニークなので写真や動画にも撮りました。 これで、三週連続、いろいろな動きをするアカハライモリを見ることができました。 “二度あることは三度ある・・・(´・ω・`)” アカハライモリは岡山県では準絶滅危惧種に指定されていますが、 西粟倉村では舗装道路沿いでも見られます。 ちなみに、大茅を起点とした山行は 今まではダルガ峰(なる)や駒の尾山コースがメインでしたが、 この三週にわたって訪れた県境コースは 行って初めて知る魅力がたくさん詰まっていました。 マイナーなコースらしく、すれ違ったのは前回の若杉天然林内の一人だけです。 “二度(人に会わ)ないことは三度(人に会わ)ない・・・(+_+)” 山行後は西粟倉村では行きつけの場所となった 「あわくら旬の里」で食事をしました。 ソーシャルディスタンスが徹底されていることもあり、 100席余りしか利用できず、13時過ぎに入ると順番待ちでした。 結局、閉店終了1時間前の13時半頃にテーブルに案内されました。 団体客がいなくても、人の賑わいが戻っておりホッとしました(*^^*) 食後、1Fの売店で土産物を3点購入しました。 鳥取県倉吉市の宝製菓の「大風呂敷」は、 風呂敷風の包みを開けると、山梨県名物の信玄餅のような やわらかなきな粉餅が入っており、 鳥取名産の二十世紀梨で作った特製の梨みつをかけて上品に(*'ω'*)食べました。 甘さ控えめでクセがなく、連れは信玄餅の黒蜜よりも気に入ったようです。 また、鳥取県産の米粉と大山バターを使用した「黄金のポルボローネ」は、 スペインの伝統菓子でほろほろと口の中で崩れるような食感のクッキーをもとにしたものです。 かなりサクサク感が強くバターが多そうですが、案外軽く、 直径3cm程と小さいので一度に2つ3つペロッといけます。 「黒豆コーヒー」は、黒豆の香ばしさを期待していましたが、 酸味があるタイプのコーヒーで香ばしさはなく、苦みは抑えられていました。 しばらくは我が家のコーヒーブレイクに常時出てきそうです。 なかなか越境できなくなった分、機会があれば 県境の店で隣県のお土産を購入しようと思います。
動画
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