三沢山・面白山・中面白山

2020.08.29(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 30
休憩時間
2 時間 21
距離
12.8 km
のぼり / くだり
1103 / 1101 m

活動詳細

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面白山をめぐる山歩き2020.8月 さて、今週も山へ行こう。 3時起きでコンビニへ寄って登山口駐車場に5時到着。山の兄貴と合流し、天童高原キャンプ場から登山開始。 気温は24℃。紫から青へと変わる朝焼けのグラデーションの中、ファミリー向けに整備されたキャンプ場を登ってゆくと、害獣侵入防止柵を開け登山道へ入る。 しばらくは藪の刈られたきれいな道が続く。 まずは長命水の分岐から三沢山を目指すが、どうやらここからが山登りのスタートらしい。 傾斜角度が一気に急になり、乳酸がたまる、たまる。腸内で生成されると身体にいいのに、筋肉内では疲労物質扱いとは何たる二面性。 ところどころ、乳酸を散らす立ち休憩を入れながら進み、本日最初の山、三沢山へ到着。 会社経営者である山の兄貴の、業界裏話や人生観に花が咲いて、すこし長めの休憩。気がつけばすっかり日は昇り、目指す面白山が逆光に浮かんでいる。 行動再開し、一旦下ってからの登り返し。 ホホー。またまた乳酸が蓄積するではありませんか。さっきじっくり休んで良かった。 はあはあ言いながら、登る。 なぜか、先週登った、もっとキツいはずの鳥海山より疲れるような気がするが、いやそんなわけないと自分に言い聞かせる。 面白山山頂からは、山形側はガスに包まれていたが、宮城側は晴れ。ガスがなければ360度の眺望だろう。 ここでコーヒータイム。コーヒーは山の兄貴の提供、湯沸かしは私の担当。 私は毎日欠かさずに飲む生粋のコーヒー好きだが、 山で飲むコーヒーはなぜこうもおいしいのか。 その答えを、いつか自分なりに見つけよう。 時折ガスが切れると、月山がチラリと出て嬉しくなる。 次のポイントである中面白山へは、稜線をちょっとずつ下りながらまた登り返して到着。 大東岳の、裾野からのボリュームに見とれつつ、シーズンの終わったお花畑を過ぎ、長左衛門平を経て面白高原駅と先ほどの長命水へ至る分岐点を目指す。 分岐点への道は、山道というより明るいブナの生い茂る林道。昔の森林整備の名残だろうか、しっかりした道幅で気持ちのいいトレッキング。 分岐点に到着すると、ふたたび面白山を目指す急登を行くという凡ミスを犯して、余計過ぎる体力を使う。 登りきってから、眼前に見える、なぜまた面白山に向かっているんだ?と思って地図を見たときの、あのちょっとした絶望感。 いい筋トレになったよ、という山の兄貴からの器の大きい言葉に救われるも、己を悔やむ。 また分岐点に戻り、目的の道を進むと、何のことはないブナの林が続いたから余計に悔やむ。 こういう時は切り替えが大事。いつまでも悔やんではいけない。 キノコやちらほら黄色い葉の積もる道を見て、低い山にも秋の到来を感じながら、意識を変える。 この山の、長命水から長左衛門平まで行っての折り返しコースなら、登山経験がない人でも大丈夫だろう。 きっと新緑や紅葉のシーズンならその魅力にすぐに取り憑かれるのではないだろうか。 そうして長めのトラバースを終え、ふたたび長命水へと到着。 冷たい軟水で喉を潤し、顔をバシャバシャすると、なんという爽快感。まさに、身も心も洗われる状態。 その気持ち良さのまま、出発点であるキャンプ場へと帰ってきた。 私なりの面白山の面白さは、楽しい、つらい、楽しい、つらい、を繰り返して、最後に楽しいが勝る、このさまざまな特徴にあるのだと思った。 次は360度の眺望を見に来ます。ありがとうございました。

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