ゴリゴリの急登を登って下って迷い道〜甲斐百山 五里山〜

2020.08.14(金) 日帰り

活動データ

タイム

05:39

距離

5.7km

のぼり

659m

くだり

660m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 39
休憩時間
1 時間 11
距離
5.7 km
のぼり / くだり
659 / 660 m
3 2
23
1 1

活動詳細

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好天のお盆。 お盆がこんなに好天なのは久しぶりではないか? 私も旦那さんも盆暮れ正月がろくに無い仕事だが、 今日は予定を合わせ山に行ける日だ。 しかし世間の皆様がお休みということは、人気の山はどこへ行ってもカオスに違いない。 駐車場のゴミゴミも、登山道のゴミゴミも、嫌だなぁ〜😩 八ヶ岳も南アルプスも奥秩父の山々も輝いて、 秋のように澄んだ美しい空の山日和だけれど、 こんな日は甲斐百山にしよう(笑) そうして旦那さんと向かったのは五里山。 【ごりやま】だ。 登山口は増富温泉から瑞牆山荘に向かう林道の途中にある。 車で溢れ、キラキラした登山者たちで溢れていると思われる瑞牆山登山口の事を思いながら、こっちは静かで良いね〜と歩き出す。 登山口に道標があったし、登山口から暫くはほぼ平で踏み跡も明瞭だったので油断した。 あれ?取り付きがわからんよ😅 思わず森の中で甲斐百山の本を広げ読みながら歩く旦那さん。二宮金次郎のようだ。 ザックが背負子に薪を乗せた姿に見えてくる😂 読み進めるが、沢はあちこち流れ、堰堤もあちこちにあり、景色は同じような感じ。 さっぱりわからない(笑) YAMAPで尾根と山頂の位置を確認し、行けそうなところに取り付く。 これがとんでもない急登だ(軌跡グラフ参照)。 それでも朝一番、涼しい時間帯なので体も軽く苦しいながらも足はよく出る。 ようやく少しだけ斜度も落ち着きやれやれと思っていると、尾根に岩が現れるようになった。 まあ、瑞牆山のお膝元だからそういうところだよねと呑気に巻きながら進む。 しかしとある場所で切り立った尾根に屹立する岩に行く手を阻まれた。 旦那さんに偵察してもらうが、本日のお気楽里山丸腰装備では難しいとの事。もし登ってもその向こう側がどうなっているかはわからないので別ルートを探すことに。 結局は甲斐百山の本では下山に使っていると思われるルートの取り付きを探すことにした。 GPSで地形を見ながら下りつつトラバースしていく。するときっと我々と同じように迷ったり詰んだりしたのかと思われる人々が踏んだのであろう踏み跡が目指す方向に向かい続いている。 足元の土は柔らかすぎて歩きにくく、木は枯れたり腐ったりで頼りにならない。緊張の下降、トラバースが続く。もう、靴の中で足だけ滑落しているのではというくらい滑って親指が痛い😩 ようやく取り付きを見つける。 ピンクテープを頼ってはいけないが、このようにルートが不明瞭な山ではルート探しの一助として非常に助かる。 一旦よく登られると思われるルートに合流すると、拍子抜けするくらい沢山のテープに導かれた。 しかし急登で歩きにくいのは変わらない。 元来歩く人が多くない山で、なおかつ長雨の影響などで路面が不安定だ。足運びに気をつかう。 急登をつめて思案峠。 そこからはまず向かって右のピーク。 これがまた急斜面の直登😨 そしてちょっとドキドキする急な岩の尾根。 山頂に出た時にはドッと疲れが出るが、今度は下山が待っている。 苦労して登った斜面をあっという間に下り、もう片方のピークへ。 こちらのルートがまた狭いトラバース道と急斜面でキツイ。 しかし緊張感は先ほどのピークへ行くよりは少なくて済む。 山頂の岩峰へ登り上げると、想像より狭く、八ヶ岳と南アルプスが見えた。瑞牆山、金峰山は木の葉が茂り見ることはできない。秋、冬ならば或いは…と思うが、落ち葉の多い秋、雪や凍結のある冬にこの山へは来たくないかな、なんて思ってしまった(笑) 暫し休憩してから下山。 下りはあっという間。 最後にルートの答え合わせ。 取り付きはどこだったのか⁉️ 目印はありました。 しかし歩くべき道は藪となっていてルートには見えない。これは…(笑) やはり一般登山道のある山と違い、ルートを見つけることも、そしてそこを歩くこともなかなか難しい。また一つ良い勉強になった。 甲斐百山、まだまだ手強い山が沢山待っている😅

瑞牆山・金峰山 朝の中央道。八ヶ岳が美しい
朝の中央道。八ヶ岳が美しい
瑞牆山・金峰山 登山口。車は5〜6台くらいはとめられそう
登山口。車は5〜6台くらいはとめられそう
瑞牆山・金峰山 こっそり道標。しかしここだけw
こっそり道標。しかしここだけw
瑞牆山・金峰山 まずいきなりの渡渉。大きな土管をピョンピョンと伝っていきます
まずいきなりの渡渉。大きな土管をピョンピョンと伝っていきます
瑞牆山・金峰山 わりとよく踏まれた道を進みます。釣り人やボルダリングする人の踏み跡かな
わりとよく踏まれた道を進みます。釣り人やボルダリングする人の踏み跡かな
瑞牆山・金峰山 こんな美しい森の中にボルダーが
こんな美しい森の中にボルダーが
瑞牆山・金峰山 このボルダーまできてしまったら本来は間違い😅
このボルダーまできてしまったら本来は間違い😅
瑞牆山・金峰山 ボルダーの先の割と深めの渡渉をしてみますが、これは間違いルート。引き返します
ボルダーの先の割と深めの渡渉をしてみますが、これは間違いルート。引き返します
瑞牆山・金峰山 色々悩んで、甲斐百山の本を森の中で広げて読みつつ進む(笑)
色々悩んで、甲斐百山の本を森の中で広げて読みつつ進む(笑)
瑞牆山・金峰山 堰堤はあちこちにあるのでどれのことやら😅
堰堤はあちこちにあるのでどれのことやら😅
瑞牆山・金峰山 まあひとまず行ってみましょう、と適当に当たりをつけて尾根に取り付く
まあひとまず行ってみましょう、と適当に当たりをつけて尾根に取り付く
瑞牆山・金峰山 胸のすくような急登ってこれか⁉️と本の記載に突っ込みを入れつつ激急登を詰めると次第に岩稜帯になってきます。巻けるところは巻いて進みます
胸のすくような急登ってこれか⁉️と本の記載に突っ込みを入れつつ激急登を詰めると次第に岩稜帯になってきます。巻けるところは巻いて進みます
瑞牆山・金峰山 大きな岩
大きな岩
瑞牆山・金峰山 旦那さんが【熊窓】と命名(笑)
旦那さんが【熊窓】と命名(笑)
瑞牆山・金峰山 熊窓にて😁
熊窓にて😁
瑞牆山・金峰山 さらに進むと巻くこともできない切り立った岩の尾根。旦那さんが様子を見に行きますが、岩が風化してパリパリと剥がれてしまうようで危険と判断。
この尾根はこれ以上進むのは無理と判断して、トラバースして隣の尾根に移動しようとします。
さらに進むと巻くこともできない切り立った岩の尾根。旦那さんが様子を見に行きますが、岩が風化してパリパリと剥がれてしまうようで危険と判断。 この尾根はこれ以上進むのは無理と判断して、トラバースして隣の尾根に移動しようとします。
瑞牆山・金峰山 しかし結局崖のような場所で詰んでしまい、再度ルート探し。甲斐百山の本では下りに使っているルート、恐らく多くの方がピストンしていると思われるルートに向かい、下りながらトラバース。ようやく目的のルートに近づいたところ
しかし結局崖のような場所で詰んでしまい、再度ルート探し。甲斐百山の本では下りに使っているルート、恐らく多くの方がピストンしていると思われるルートに向かい、下りながらトラバース。ようやく目的のルートに近づいたところ
瑞牆山・金峰山 ピンクテープ見つけた‼️
ピンクテープ見つけた‼️
瑞牆山・金峰山 ここから涸れ沢の右岸を稜線に向かい詰めていく。かなり足場の悪い急登
ここから涸れ沢の右岸を稜線に向かい詰めていく。かなり足場の悪い急登
瑞牆山・金峰山 稜線の鞍部が近づくが足元は枯れ枝、倒木、苔むした岩、踏まれていないボロボロの斜面で足元が激悪
稜線の鞍部が近づくが足元は枯れ枝、倒木、苔むした岩、踏まれていないボロボロの斜面で足元が激悪
瑞牆山・金峰山 稜線直下
稜線直下
瑞牆山・金峰山 着いた〜😂
着いた〜😂
瑞牆山・金峰山 思案峠という道標がつけられた鞍部
思案峠という道標がつけられた鞍部
瑞牆山・金峰山 峠からまずは向かって右のピークへ登りあげる。
これがまた転げ落ちそうな急登。斜面を登り上げると今度は岩まじりの痩せ尾根
峠からまずは向かって右のピークへ登りあげる。 これがまた転げ落ちそうな急登。斜面を登り上げると今度は岩まじりの痩せ尾根
瑞牆山・金峰山 注意しないと転げ落ちますよ
注意しないと転げ落ちますよ
瑞牆山・金峰山 山頂直下も岩場です。岩がもろく抜けたり剥がれたりしやすいですし、手掛かりになりそうな木も枯れたり腐ったりしているので注意して
山頂直下も岩場です。岩がもろく抜けたり剥がれたりしやすいですし、手掛かりになりそうな木も枯れたり腐ったりしているので注意して
瑞牆山・金峰山 ようやく着きました〜😅
ようやく着きました〜😅
瑞牆山・金峰山 こちらのピークは向山という道標がついています
こちらのピークは向山という道標がついています
瑞牆山・金峰山 嬉しいけどあの急登を下りることを考えると…😅
嬉しいけどあの急登を下りることを考えると…😅
瑞牆山・金峰山 急斜面で手に汗握りながら下りましたがなんとか峠に戻ってきて、もう一方のピークへ
急斜面で手に汗握りながら下りましたがなんとか峠に戻ってきて、もう一方のピークへ
瑞牆山・金峰山 こちらも緩やかな尾根歩きに見せかけて、岩稜を巻くために斜面を狭い道でトラバースしたり、急斜面を登ったりしますのでキツイ😂
ようやく尾根に乗ります
こちらも緩やかな尾根歩きに見せかけて、岩稜を巻くために斜面を狭い道でトラバースしたり、急斜面を登ったりしますのでキツイ😂 ようやく尾根に乗ります
瑞牆山・金峰山 尾根を突き進む
尾根を突き進む
瑞牆山・金峰山 山頂がある岩は左から巻いて、そのまま時計回りに巻き込むように歩くと山頂に上がる場所に出られます
山頂がある岩は左から巻いて、そのまま時計回りに巻き込むように歩くと山頂に上がる場所に出られます
瑞牆山・金峰山 五里山標識見つけた!
五里山標識見つけた!
瑞牆山・金峰山 登頂‼️足場めっちゃ狭いので落ちないように😅
登頂‼️足場めっちゃ狭いので落ちないように😅
瑞牆山・金峰山 山頂からは八ヶ岳が見えます。
赤岳〜
山頂からは八ヶ岳が見えます。 赤岳〜
瑞牆山・金峰山 南アルプスも見えますよ
南アルプスも見えますよ
瑞牆山・金峰山 甲斐駒ヶ岳と鋸岳
甲斐駒ヶ岳と鋸岳
瑞牆山・金峰山 鳳凰の向こうに北岳。向かって右端のピークは小太郎山ですね
鳳凰の向こうに北岳。向かって右端のピークは小太郎山ですね
瑞牆山・金峰山 中央アルプス。宝剣岳がよく見えました
中央アルプス。宝剣岳がよく見えました
瑞牆山・金峰山 この山頂の岩に登る勇気は無いなぁ😅
この山頂の岩に登る勇気は無いなぁ😅
瑞牆山・金峰山 八ヶ岳〜
八ヶ岳〜
瑞牆山・金峰山 こんな岩峰じゃ、正規ルートで来ないと到達できませんね😅
こんな岩峰じゃ、正規ルートで来ないと到達できませんね😅
瑞牆山・金峰山 帰りも激下り😅平坦なところに下りてホッと一息
帰りも激下り😅平坦なところに下りてホッと一息
瑞牆山・金峰山 帰りは堰堤を巻きます。右岸側にルートがあります
帰りは堰堤を巻きます。右岸側にルートがあります
瑞牆山・金峰山 もう一つ下の堰堤を巻いてきたところ
もう一つ下の堰堤を巻いてきたところ
瑞牆山・金峰山 こんなところにピンクテープ😅見えませんよ〜
こんなところにピンクテープ😅見えませんよ〜
瑞牆山・金峰山 目印の先を振り返りますが…知らなきゃ行かないよね、こんなとこ🤣
目印の先を振り返りますが…知らなきゃ行かないよね、こんなとこ🤣
瑞牆山・金峰山 結局駐車スペースから一番最初に出てくる堰堤を過ぎ、小さな渡渉をしてから道なりに進んだ舗装の残る工事用道路跡に入ってすぐの右側の木にあるこのピンクテープから右へ逸れて入っていくのが正規ルート。
結局駐車スペースから一番最初に出てくる堰堤を過ぎ、小さな渡渉をしてから道なりに進んだ舗装の残る工事用道路跡に入ってすぐの右側の木にあるこのピンクテープから右へ逸れて入っていくのが正規ルート。
瑞牆山・金峰山 苔むした大岩を見ながら登山口へ帰る
苔むした大岩を見ながら登山口へ帰る
瑞牆山・金峰山 お疲れ様でした‼️バーベキューに来ている家族連れや釣り人の車で駐車スペースはいっぱいでした
お疲れ様でした‼️バーベキューに来ている家族連れや釣り人の車で駐車スペースはいっぱいでした
瑞牆山・金峰山 下山後は焼肉‼️お疲れ様でした〜
下山後は焼肉‼️お疲れ様でした〜

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