活動データ
タイム
07:50
距離
10.2km
のぼり
998m
くだり
999m
活動詳細
すべて見る【速報】 完全な曇り空を見て、登ろうか迷ったものの、結果的に昼過ぎには晴れわたり、最高の景色を眺められた。 行きは中ノ湯経由、帰りは川上ルートで下山(弘法清水の小屋の方から川上ルートで登ってきた人と降りた人がいると聞いて、安全に行けることを確認した)。途中土石流の生々しい跡があったが、YAMAPの地図を見てなんなく歩けた。 最後の最後でクマの唸り声を聞き早足で下山した。 【詳細】 8月初旬の豪雨で全登山道が一時的に閉鎖されてしまったニュースを見て絶望していたが、裏磐梯と八方台の2登山口が早々に閉鎖解除され、無事に登れることとなった。 台風も相まって、天気予報がコロコロ変わるようななか、 前日は猪苗代のゲストハウスに宿泊。 5:30に起床。空は全面に分厚い雲が浮かぶ。 行くかどうか迷ったが、ひとまず裏磐梯登山口で決めようと車で出発。 裏磐梯登山口に至る最後の2kmくらいの砂利道に車は揺られる。 到着してみると、駐車車両は僕らを含めて3台。 天気は曇りで山頂は見えない。 天気が回復しないようなら途中で引き返すことも覚悟して、7:45に登山を開始。 気温は高すぎず、風もあり気持ちいい。 スキー場を少し登り、振り返れば桧原湖をはじめとした裏磐梯を一望できた。これだけでも登ってよかったと思う。 そんな景色に励まされながら、歩を進める。 銅沼までの道中には、草苺が生えている。 トンボとアブを引き連れて進んでいく。 中ノ湯では、八方台登山口からの登山者と合流。 天気は変わらずガスっている。 毎年いとこも含めた家族全員で登るという大家族もいて、ここで山頂まで登ることを決意。 中ノ湯から弘法清水までは急登。 すれ違う人も徐々に増える。 弘法清水に到着して、休憩。 CAFEのような小屋があり、登頂後のフルーツポンチをご褒美に登頂を目指す。 その名のとおり、小屋脇に湧く清水はとっても冷たく美味しい。 磐梯山はそんなに水を持ってこなくても大丈夫。 弘法清水から最後の力を振り絞って登頂。 登頂時はガスで景色はゼロ。 山頂には、アブとトンボとハチとちょうちょがうじゃうじゃと飛んでいて、落ち着いて休めない。 滞在時間短く、弘法清水まで折り返した。 昼食を食べていると、雲が切れ始め、眼の前に櫛ヶ峰が現れる。遠くには桧原湖まで見通せた。 と思うとまたすぐに雲が濃くなる。 そんなことを繰り返しながら徐々に晴れ渡る。 弘法清水にて、フルーツポンチをいただく。 「天気予報なんて当てにならない」と小屋番の素敵なご夫婦と話す。 天気が崩れる予報が見事に回復した。 帰りは、行きと同じく中ノ湯から帰ろうと思っていたが、小屋番の方に「今日、川上から来た人と帰った人がいた」と教えてもらい、川上から変えることにした。川上のほうが櫛ヶ峰を見ながら帰ることができる。 しばらくは絶景の中、櫛ヶ峰への尾根道を歩く。 途中、ニホンカモシカにも出くわす。 尾根道が終わると、急激に下る登山道に変わる。 途中、手すりが設置されていたので、安全に下ることができた。 この道が終わると、開けた場所に出る。 豪雨の影響で土砂が流されたようだ。 生々しい痕跡のなかを歩く。 行きの道へ合流する最後の最後に、道中に獣の糞を発見した。 なんだろうと思ったがつかの間、獣の低い唸り声が聞こえてくる。 おそらく15m以内の距離に熊がいた。 できるだけ早足で、鈴をいつもより大げさに鳴らしながら歩くと、30mほどで森を抜けてスキー場についた。 心臓に悪い。 無事駐車場に到着。 休憩を含めて8時間の山行はとても疲れたが、素晴らしい山行であった。
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