北岳・間ノ岳・農鳥岳-2024-07-29

2024.07.29(月) 日帰り

活動データ

タイム

05:07

距離

3.4km

のぼり

1060m

くだり

47m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 7
休憩時間
44
距離
3.4 km
のぼり / くだり
1060 / 47 m
1 18
3 20

活動詳細

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※広河原から歩いてたけど、活動開始するの忘れてた。 ◉南アルプス大縦走◉ Day1:広河原〜白根御池小屋〜〔草スベリ〕〜肩の小屋(テン泊) Day2:肩の小屋〜北岳〜間ノ岳〜三峰岳〜野呂川越〜両俣小屋(テン泊) Day3:両俣小屋〜野呂川越〜〔仙塩尾根〕〜仙丈ヶ岳〜長衛小屋(テン泊) Day4:長衛小屋〜双児山〜〔直登コース〕〜甲斐駒ヶ岳〜〔巻道〕〜仙水峠〜長衛小屋〜北沢峠 元々の計画は5泊して↑プラス鳳凰三山も登ろうと思ってたけど、、体力の限界を感じて3泊4日でギブアップ。悔しい!トレーニング不足やったし、考えが色々甘かったなと反省。やけどもたくさんの人の優しさに触れて、自然の美しさ、険しさ、怖さを感じて、やっぱ行って良かったなぁと思える山旅でした⛰! Day1:7/29 20キロあるリュック背負って初日の北岳肩の小屋まででもうクタクタ。標高差とか見た感じからしんどいやろなぁとは予想してたけど、荷物の重みもあってほんまにしんどかった。(重さのせいにしとく笑)最初から考えが甘いな自分と反省。 甲府駅発のバス、2本目ので来たけど、4組しか乗ってなくて。皆んな1本目のバスで来て朝早く歩き出してんやろな。同じバスに乗ってた方と途中話したけど、その方は白根御池小屋に泊まるらしい。体重100キロあると自分で仰ってたけど、それでもゆっくり自分のペースで歩けば北岳に辿り着けるんやなて思った。 肩の小屋に着いたのはもう15時半過ぎ。ようやく人がガヤガヤしてるとこに来たなぁて思って、やっと着いたー!て叫んだら、3人でおしゃべりしてた方たちにおめでとう!と祝福され笑 今日は暑かったし、皆んな大変な中よく登ってきたよねってちょうど皆んなで話してたとこで〜と言われ、やっぱ大変でしたよね!と辛さを共有。 テント張るのは私が最後やったやろな。食料いっぱい持ってきてたけど、準備するのめんど過ぎて肩の小屋の鍋焼きうどんを注文。バクバク食べた後にテント張る。 実は北岳肩の小屋に来たら主人に声をかけたいと思っていて。2020年に肩の小屋の山小屋バイトをする予定で、面接して採用してもらってたけど、2020年はコロナで南アルプスの山小屋が全て営業自粛になった年。そのため私も山小屋でのバイトはできなくなり。もしその時バイトできてたら、今回の縦走はバイト終わりにやりたいなて思ってた計画。4年越しに実現して、初めての南アルプス来れたって言うのを言いにきただけ。そう、言いに北岳。今回歩こうと思ってる道に問題ないか聞きたかったから、ルートを話すと、大縦走だね!と言われ。そうか、これ大縦走か!と思って、今回の山旅ネームは南アルプス大縦走に。ご主人に挨拶するていうミッションも終え、自己満足。 Day2:7/30 2日目の肩の小屋から両俣小屋まではそんな大変ではないと思われてたのに、強風と雨で心折れる。北岳〜間ノ岳の風の強さすごかった。もうちょい風強かったらほんまに飛ばされるんちゃうかと思ったわ。 両股小屋に、私と同じ肩の小屋から来たお兄さんがいて、午前中には着いたとのこと。3時間以上も遅れて到着してる私ヤバい。3日目はコースタイム10時間超え、コースタイム通り歩ける訳ない、河川沿いから仙丈ヶ岳行かずにもう北沢峠に帰ろかなて思ったりもして。 テント泊やけどリュック10キロ以内に荷物おさまっているお兄さんに、私はもうヘトヘトでどうしたらいいか悩んでいる話をして。元々の計画を聞かれ、トータル5泊でこの後仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、早川尾根小屋と南御室小屋に泊まって鳳凰三山に行こうと思っていた、けどそんなんいけんのかなと悩んでると話し。そしたら北沢峠からも下界に帰れることを教えてくれ、鳳凰三山は絶対行かないと行けないんですか?と言われ。んー絶対ではないけど、行けるなら行っときたいて感じですねと。なんか南アルプス何回も来てそうなお兄さんやって、2週間前に仙水峠で8m先ぐらいに熊がいたから、気をつけてくださいとか色々教えてくれて良い人やった。昔はお兄さんも私のみたいな重いテント使って重いリュックで歩いてたらしいけど、もう歳やなと思ってウルトラライト的なんに変えたって。私ももう歳なんかなぁ、こんな縦走できんのも若いうちだけか、重いザック背負って縦走するのも卒業する時がきたんかかなて思ったわ。 私はどうすべきか答えを求めて、両俣小屋のおばちゃんに河川沿いの道は通行止めとかないですよね〜?今日両股小屋まで来るのもヘトヘトやったから、明日仙塩尾根歩くのやめよかなて思って、、と話してみると、「え〜行ける行ける!仙塩尾根、倒木いっぱいあったけど、全部切ってくれて歩きやすくなったから!」と言われ。マジかぁ〜行けるんか〜とちょい前向きにさせていただき。人に相談したって、どうするか最後に決めるのは自分やもんな。両俣小屋、めっちゃ可愛いイワナ柄のバンダナ売ってて、荷物重くなるのにお土産に4枚も買ってもた、アホやな、自分。 Day3:7/31 両俣小屋での夜は雨に降られ、朝起きたらテントは水びたしでめっちゃ萎えながら片付け。雨で起こされながらも疲れてるおかげかぐっすり寝てた気がする。着圧ソックスのおかげで足もスッキリしてる感じしたし、よし!遅くても一歩一歩、前に歩いていくしかない、仙塩尾根歩いて仙丈ヶ岳に行こうと決め、4時半に両俣小屋出発。 仙塩尾根、歩いてる人少ないとは聞いてたけど、結局すれ違ったのは4組ぐらいやったかな。一部熊の爪跡だらけで、めっちゃ怖くて、写真撮る余裕もなく、早歩きで通過。YAMAPの報告で、横川岳〜伊那荒倉岳の間に熊の縄張りあるから本当に注意してくださいっての見てしまったから、激ビビってた。無事に熊には遭わず通過できたけど、生々しい爪跡見て生きて帰ることが目標になった。 大仙丈ヶ岳に着いたん13時ぐらいやって、そっから南の方に歩いて行く人ら何組か見たけど、多分散策でお花とか見に行ってたんかな。こんな時間から次の小屋行くわけないよなと思いながらも、ヘトヘト過ぎて声かける余裕なかった〜 仙丈ヶ岳に着いた時にはもう14時。長かった、4時半に両俣小屋出てから9時間半も経ってた、やっと着いたよぉ、辛い、しんどい、えーん、て感じで涙でてきたわ。先を急がなて気持ちとせっかく頂上着いたから、ゆっくり過ごしたいて気持ちで揺れながら15分ほど記念撮影して休む。えーんて泣いてたとこご夫婦に見られる。笑 あとはひたすら下山して、17時半に長衛小屋着。こんな時間に小屋着くなんて山の常識的にアウトとは理解してる。遅くなってすいませんと受付の人に言ったら、僕らは全然大丈夫ですけど、、と。大丈夫ですけど、(危ない目に遭うのは登山者ですよ)←と言ってくれているように感じた。 ヘトヘトなりながらもテント張って、夜ご飯食べて、一瞬で寝た。 Day4:8/1 全身筋肉痛ながらもよく寝て、ちょい身体も回復。とりあえず元々の予定通り甲斐駒ヶ岳。テント張りっぱなしで軽いリュックで行けるの最高過ぎる。 天気良過ぎて展望期待できる。歩いてると、こっから槍ヶ岳見えますよと教えてくれる男性2人組が。双児山でまたその2人組と出会い。静岡からきた67歳の男性がプライベートでガイド雇って甲斐駒ヶ岳に登りに来たとこのこと。67歳でバク転できるらしい。すごすぎへん?て。休憩してたらTSURUYAのドライフルーツとミニトマト私にも分けてくれて、山にいる人の優しさに感動。2人に私のこれからの行程を話し、(この朝の時点では甲斐駒ヶ岳登って帰ってきたら、早川尾根小屋まで移動しようとしてた。んで翌日は鳳凰三山登るつもりでいた)私は先を急がないとやから、もっと喋りたかったけどそこを去る。 それにしても天気良過ぎて、どこ見ても絵になる風景。 六方石過ぎて、直登コースか巻道かに分岐するとこあって、YAMAPの地図上、直登コースは点々になってるから巻道でいいかと思って、巻道コースに10秒ぐらい歩いたとこで、もう下山してきてる女性とすれ違い。せっかくヘルメットかぶってるのにこっちの道から行くんですか!と言われ。えー、んーと悩み、いやぁもうこっちの道来てしまったしなぁと言い訳して巻道を歩き続けようとしたら、その女性が分岐に辿り着いて、たったこんだけ戻るだけじゃないですか〜と笑われ。そこまで言ってくれるなら直登コースで行くか!と決め。直登一部迷いやすいとこあるけど、違うて思ったら引き返せば大丈夫そうと教えてもらい。3点支持ちゃんとできれば特に問題ないよと。直登コースを推してくれた女性に感謝し登る。女性が言ってた通り、一箇所わかりにくいとこあったけど、YAMAPの報告で岸側×て書いてくれてたのが役に立ち、無事に山頂着。道も楽しかった。 甲斐駒ヶ岳山頂は、快晴で全部見える。のんびりコーヒー飲んで、ご飯おやつ食べてってしてたらもう30分も経ってしまい。ヤバい、こんなことしてたら次の小屋行くのだいぶ遅れるやんて思って、下山開始。するも駒津峰に着いたん10時45分。12時までに長衛小屋戻れへんかったら今日早川尾根小屋まで行くの無理じゃない?いやぁ急いでももう無理じゃない?て気がしてきて。とりあえず仙水峠に何時に着くかで考えよ。11時40分に仙水峠着いて、もう早川尾根小屋は無理やなて思って、とりあえず仙水小屋に移動して、明日早川尾根小屋行く?とか色々考えながら歩いて。明日行くならだいぶ早く出やな鳳凰三山登る時間ないよな、この道夜中に歩いてちゃんとマーキング見つけれる?とか考えてたら疲れてきて、もう今日帰ろかな、北沢峠から帰れるて教えてもらったし、無念やけど今日でギブアップする?て。なんだかんだで甲斐駒ヶ岳登って帰ってきて、足に疲労が。無理すれば歩ける気はしたけど、昨日もまぁまぁ無理してまた無理すんの?もう疲れちゃったよ、て思って。もう帰る方向で長衛小屋に戻り。北沢峠発のバスは13時10分の次は15時。急いでテント撤収する気にもなれず、結局14時半頃に長衛小屋出て、北沢峠バス停へ。 帰ることに決めたはいいものの、次なる問題はどうやって帰るか。仙流荘までバスで行ってもその先のバスがないからマイカーで来てる人にどこか駅まで送ってもらえへんかお願いしやなと思いながらトボトボ北沢峠に向かっていると、、ちょっと後ろに女性1人が歩いてて。二度見して笑、声かけてどこまで帰るか、車で来てるか聞くと、埼玉まで車で帰るとのこと。嫌じゃなければ、どこか駅まで送ってもらえないかお願いすると、いいですよと快く返答してくれて。仙流荘まで行って誰も乗せてくれへんかったらタクシー?タクシーはないな、とりあえず野宿?とか色々不安やったけど、その方のおかげで不安はなくなり。埼玉まで帰らはるなら、私早く下山してしまって日曜まで暇やし、埼玉の友達に会って帰ろかなて思いついて、埼玉までご一緒させていただくことに。仙流荘〜北沢峠までは基本往復でバスチケット買うみたいやけど、片道切符も販売してて一安心。バス乗り込もうとしたら、甲斐駒ヶ岳登った時にお話した静岡の男性とガイドさんが、同じバスに乗ろうとしてて。私がギブしたのを察してくれたのか、静岡まで車で乗せて行ってあげるよと声かけてくれ。静岡からなら新幹線で関西帰れるでしょって。皆んななんて優しいん。立地的には静岡まで行った方が関西帰りやすいとは思ったけど、既に埼玉の女性にお願いしてしまってるし、心が揺れる。静岡やったら、富士まで行けばジヤトコの方たちに会えるかも?とかそんなことも考えながら、おこがましいけど、どちらに乗せてもらうか悩み。バスには埼玉の女性と一緒に乗り込んで隣に座ってたから、ぶつぶつ悩んでてもあかんなと思って、おしゃべり。見るからに同世代やなと思って私の年齢ぶっちゃけたら、なんと同い年!化粧してるオシャレでキレイな女性。なんか今回の南アルプス、出会う女性の化粧してる率高くて、山登っててもキレイにしてる人が多くて見習わなあかんなて思った。おしゃべりな私はベラベラと話し、山のこと、仕事のこと、色々興味深い方やった。仙流荘に到着し、どっちの車に乗せてもらうか問題は、やっぱ最初にお願いした方に乗せてもらおうと思って、埼玉行きに決定。 仙流荘で日帰り温泉入って、4日ぶりにお風呂入れて最高!そして埼玉の女性とともに私がベラベラしゃべらせてもらいながら帰路に着きました。 色んな出会い、出来事があった3泊4日の山旅でした!楽しかった! 今回の縦走で、あ、もうタフなことしてるような年齢じゃなくなってきてんなて思ってしまい、しばらく無茶な山行きは控えます。けどまた冒険したいって気持ちはちょっとある、、笑

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