活動データ
タイム
03:32
距離
10.2km
のぼり
550m
くだり
545m
活動詳細
すべて見る日本三大聖天? 気軽に行けない足柄峠ですが、歴史的事実としての足柄峠は凄いところなのです。 その足柄峠にあります いつも閉まっています足柄聖天堂。 実は、とっても気になっていました。(神仏を信じるものとして、歓喜天の存在は怖いのです。怒らせたくないので、聖天様としています。) 大聖観自在天。または、大聖歓喜双身天を略して、聖天(しょうてん、しょうでん)。 仏像ですと、歓喜天と言われる とても不思議なお姿をされていますのが、聖天様となります。 インドの神 ヒンドュー教の神様であります聖天様。 インド神話のガネーシャにあたる存在で、頭は象の頭なのです。 二体が抱き合う姿の物もあり 何でも願いを叶えてくれる神様といわれながらも。 その姿もあってか? 邪神、悪神と言われることもありました。 神社からも お寺からも嫌われていた存在なのが、聖天様なのです。 ご利益は、 男女の縁から 夫婦円満。商売繁盛、諸願成就と 何でも願いがかなうと言われています。 神様仏様でも叶わぬ願いを聞いてくれるとか? ビックリするような言い伝えがあるのですね。 逆に おろそかにしたり 人を選ぶとも言われています。 そして、 おろそかにした時の反動も大きいのが、聖天様。 とても危険な外国の神様なんです。 さらに 聖天様の信仰は、来世まで続けないといけないとか? 無茶振りもするのが聖天様なのです。 実にありがたくも 怖い存在。 私のように たくさんの神仏と関わりを持とうとしている身としては、相反する存在なのです。(お稲荷さんと 似ていますね。) 深く関われないですね! そんな足柄峠の聖天様の云われは、弘法大師によるもの。 かつての足柄聖天様の御力は相当のものだったと思われます。 おそらくは、足柄峠が街道の重要拠点だった鎌倉時代まで。 足柄峠の歴史は、西暦の始まり頃には知られているようですから およそ2000年以上。 弘法大師が本当に訪れたとして、平安時代から 鎌倉時代までの約300年ほどは、たいへんな人気があったと思われます。 鎌倉時代後半。 箱根や東海道が重要道路になってきて。 その頃から 衰退してきたとしても。 現在までおよそ約1000年。江戸時代まではまだ、かなり知られる存在のようでした。 (スケールが大きすぎて、わからないですね! なんといっても 記紀に存在する足柄峠。 日本武尊=ヤマトタケルの神話によると 西暦100年ぐらいの出来事となるのです。) そんな足柄聖天様。現在は、あまりにも 知られていなくなってますね! 神様仏様は、訪れる人が減っていきますと 御力も無くなっていくものなのです。(すでに危機的状況なんですね?) それでは、他の聖天様はどうなのでしょうか? 有名な聖天様と言えば、浅草の待乳山聖天と、大阪の生駒聖天。どちらも 今も人気の聖天様のようなのです。(生駒聖天様は、行ったことがありません。) この二つの聖天様に いずれかの聖天様を加えて三大聖天となります。 三大聖天様と呼ばれるべきなのは? 昔なら 足柄峠。現在なら妻沼の聖天様が本命と言ったところでしょうか? 他にも良い聖天様がありますので、三大聖天を特定するのは難しいと思われますね! 過去二回足柄峠に来た時には閉まっていて。簡素なイメージがあるのが、現在の足柄聖天様。 とても 三大聖天と言われる存在ではないですね? そんな足柄聖天堂の例大祭は、本日 四月二十日。かつては、お餅を配ったりとお祭りをしていたようなのです。 最近は、コロナ禍で中止していたようなのですが? その時からかなり経っていますね。 今回は例大祭のはずなのに 詳しい情報がみつからないのです。 (正月と笛まつりはやっているようですが) とりあえず、行ってみるしかありませんね。 昨年初めて足柄峠に行って、わずか一年の間に三回目となります足柄峠。 前回は、一月末に金時山の方から訪れています。 これまでいつも無人の足柄聖天堂は、 ご本尊にあたります聖天像は、1.8mと等身大と大きなものなのですが。残念ながら 秘仏として見ることはできないようです。 今回は、どうなのでしょうかね? 今回は。とにかく、何時に到着すればよいのかわかりませんから 困ったものなのです。足柄峠で、時間を潰すことも考えないといけませんね。 この情報社会で、過去の催しでの時間が、みつからないのです。 参りました。 さて、 初めて来た時と同じ足柄駅から できるだけ足柄古道を通って、だいたい一時間。 途中、生まれたての子熊ぐらい大きなタヌキに出会います。 あっという間に到着して。足柄聖天堂に行きますと。堂内では、読経が聞こえましたね! ただし、例大祭をやるようには見えませんでした。 それから となりの茶屋へ行ってみますと。 茶屋が、開いているようですね? 入ってみたら御札と御守りが購入できるようです。 まずは、ひと安心。 御札が購入出来れば、最低限の目標は達成ですから。 このあと。ぶらぶらと一時間ほどあちこち見てまわり。 よく参拝に来られるおばあちゃんと長話をして、情報を知ることができました。(話好きのおばあちゃんでした。) そこでは、 過去にお餅を配るのもお堂の前ばかりで。10時、12時、2時の三回行っていたようです。 元旦には、記念のバッジを配っているようで。 9月には、笛まつりをおこなっているようです。綱引きや演奏など、この地に伝わる 伝承にまつわるものばかり。 面白そうだと思いますね! それでも 年々数が減っていくようで、見通しは暗く感じました。 わかってしまったのは、現在の足柄聖天様に 何でも願いをかなえる御力がないこと。 これは、誰でもわかることでしょうね! どうにかして、人が集まるようにならないと御力は復活しないのです。 そして、御力がなければ 参拝者は増えていきません。 つまり、復活は難しいのです。 残念ですね。 これは、参拝者の少ない神社やお寺すべてに言えることなのです。 魅力ある御朱印や 面白そうなグッズ。美味しい食べ物で、人を引き寄せる。 そんな邪な方法を使ってでも 参拝者を集めないといけないのです。 まずは、人を集まることから。 実は、悪い新興宗教のやっていることと基本原理は同じなんですよ! 残念なことに 神様仏様は、参拝者を幸せに出来ても。神様仏様自信を幸せにすることは、出来ないのです。 お礼という形だけが、神様仏様みずからを幸せに出来るのです。 だから。 願いが叶ったら お礼参りをしないといけないのですよ! 神様仏様が、かわいそうですからね。 実は、現在は情報社会。SNSにより 参拝者が増えている神社が数多くあります。 アイデアしだいで、参拝者を先に増やしているのですね! 先に参拝者を増やしてから 神様が御力をつけていく。そんなことが、起こっていると思いますね! 今回は、「日本三大聖天? 足柄聖天」 でした。 おつかれ山です。
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