沓掛山・中岳・久住山

2024.03.16(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 54
休憩時間
35
距離
10.6 km
のぼり / くだり
755 / 752 m
1 5
12
11
16
15
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活動詳細

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同僚の山仲間と弾丸フェリーで九重連山に挑戦した。同僚の発案に基づいて私が計画した。金曜日夜に大阪港からフェリーで別府港へ渡り、土曜日朝到着。九重連山を登山して、その日の夜出港のフェリーに乗って日曜日朝には大阪港へ帰ってくる。正に弾丸フェリー。大阪メトロの二日間乗り放題切符と往復フェリー券のセットで15000円という格安チケットを利用。金曜日の仕事終わりにそのまま職場から大阪港へ向けて出発。職場から登山着と登山靴、ザックを担いで出たので、周囲に奇異な目で見られた。大阪港に着くとすぐに乗船手続を行う。出港一時間前までに済ますことになっている。手続きを終えるとコンビニで晩飯と酒を仕入れる。船内でのお楽しみ用。買い物を済ますとすでに乗船が始まっていた。今回利用したさんふらわあは、新造船でどこもピカピカ。まさに移動するホテル。船室は一番安いプライベートベッドなので、昔の寝台特急の三段ベッド並みに低い天井。しかし、昔の雑魚寝大部屋船室に比べれば格段に居住性が良い。ベッド個室にはテレビも付いていてカプセルホテルの様になっている。レストランはすぐに長蛇の待ち列ができていた。我々はレストラン前のロビーで旅と登山の成功の前祝い。缶ビールで乾杯。その後、フェリー内の風呂に入って、早々にベッドに入った。風呂はちょっとした広さでジャグジーも付いていた。翌朝は雲の無い快晴。めちゃくちゃテンションが上がる。下船の列に並んですぐにレンタカー屋に向かう。先客が何組かいて少し待たされたが、レンタカーで予定通りに牧ノ戸峠へ一目散に向かう。牧ノ戸峠駐車場は、すでにけっこう一杯。何台か空きがあったので助かった。準備を整えて、登山開始。最初はコンクリートで固めた急登。なかなかの角度で登っていく。ゆっくり登るが息があがる。コンクリート道が終わるといよいよ本格的な山道になる。土の部分は融雪のためドロドロ。最初からゲイターを着けておいて正解だった。泥道と岩を激しくアップダウンする。鎖やハシゴがある。ハナからけっこうハード。と思いきや沓掛山を過ぎると稜線歩きになり、アップダウンが少なくなかなか良い感じになる。しかし足元はドロドロのニュルニュル。少しでも油断すると足を滑らせて全身泥だらけになるのは必定。慎重にしばらく歩くと広い稜線に出る。ここからは正面に九重連山、左手に星生山と見晴らしが良い。避難小屋から先は泥は無いが、ゴロゴロ石だらけで歩きにくい。とはいえ滑って転ぶことを気にせずに登山が楽しめる。ここからは登りばかりになるが。先に最高峰の中岳を目指す。登る前から感じていたが、やはり九州の山は近畿と違い火山を感じさせる。樹林が無く、全てが茶色の世界。殺風景といえばそれまでだが、そこが九州の山らしい。広陵とした山様がひときわ自然の広大さを感じさせる。中岳の手前に御池があるが、水面の氷は完全に融けていた。御池を右手から巻いて中岳頂上へ。九州最高峰は360度の大パノラマ。来て良かった!山頂から下界を見下ろして昼飯にする。食べ終わるとすぐに九重の名を冠する久住山に向かう。一度、御池まで降りてまた登る。なかなか斜度があってキツイ。長い坂をはあはあと息をつきながら何とか登頂。久住山山頂の360度大パノラマを堪能して、名残惜しいが下山に向かう。早く下らないと日帰り温泉を断念しなければならなくなる。なにしろ今晩のフェリーに乗り遅れるわけにはいかない。歩きにくい泥道をゆっくりと戻る。下山後ははげ湯温泉を考えていたが、やはり時間的に厳しいので、やまなみハイウェイ沿いの星生温泉に立ち寄る。この温泉がなかなか良い。星生山を見ながら硫黄の匂い漂う白い温泉につかる。いゃ〜気持ち良い。他にも桧風呂など色々な露天風呂がある。中湯も広い。ゆっくり堪能したいが、時間も押しているので、一通り入ったらそそくさと上がって、帰路に着く。帰りに東洋軒のトリテン弁当を買っていこうと思ったが、やはり時間が押しているので断念。レンタカー屋に直行して、フェリー乗り場まで送迎してもらい、乗船手続き。一時間前の乗船手続きに間に合った。帰りのフェリーではレストランが空いていたこともあり2300円のバイキングに缶ビールでお疲れ様会。刺身やトリテン、カキフライと色々充実したバイキング料理で、登山でせっかく消費したカロリー以上に食べてしまった。連れはベッドに入ると早くも高いびき。自分はもう一度フェリーの風呂に入って就寝した。翌早朝には大阪港到着。フェリーの旅込みで素晴らしい山行となった。

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