【伯耆大山北壁】弥山尾根東稜撤退

2024.02.12(月) 日帰り

活動データ

タイム

13:06

距離

6.7km

のぼり

644m

くだり

646m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
13 時間 6
休憩時間
8 時間 42
距離
6.7 km
のぼり / くだり
644 / 646 m

活動詳細

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「ダメと言われても勝手にいきます!」 そのオトコは本当に勝手にやって来た(笑) 2024年2月12日 ジュンさんと大山にいく予定をしていたが、上記の通り強引にやってきたマメシさん 去年の年末に登り納め登山のメンバー募集をかけたところわざわざ島根からやってきてくれたオトコである 好奇心が強く、無茶な登山もする 気になったらやってみなければ気が済まない猪突猛進なヤツで大山北壁下部で雪崩に巻き込まれたこともある 山行内容は彼のレポに詳しく書いてあるので詳しくはそちらを参照してください https://yamap.com/activities/29826462 この日は前日の雪でノートレース そんな中1番隊の我々 まっすぐ直登で弥山尾根東稜をめざすが、バッチバチのラッセル ここでいきなり力を発揮してくれたのがマメちゃん 他パーティーも難儀してるのにガンガン突撃してくれた やがて取り付きに来ると後続隊の人たちから「ラッセルありがとうございました」とお礼を言われた 振り返るとたくさんのパーティーが我々のトレースで登ってきて滑らかな雪の斜面に道が出来ていた 東稜本来の取り付きへの先行を後続パーティーに譲ったものの他にも続々と人がやってきたので我々は左の雪壁から尾根の頭を狙うことにした これが下から見上げると登れそうに見えるんやけど、登ってみると垂直に感じる壁 一発目をリードさせてもらったけど、離陸からめっちゃ恐怖 でも、もっさんやJimmyさんたちに教えられたアイスクライミングの技術が生きてきて、落ち着いて凍った壁にアックスを打ち込みつま先を蹴り込んで登っていった 下部は体重をかけると折れそうな細い立木しかなく、「こんな支点やったら落ちたら死ぬなあ」と思った(笑) ヌンチャクの弾切れになったところで、2人を引き上げてジュンさんにリード交代 この頃 雪が降りはじめあたりはガスに包まれた 2度目のリードでも強烈な斜度を登り東稜取り付きの頭までもう少しのところまできたけど腕がパンプ寸前 そこで現れた岩のハングで力尽きたのでここで2人を引き上げた 支点となりそうなブッシュはどれも細く 2点で流動分散をセットし、さらにもう一本バックアップを取った オレが登れなかった垂直の斜面をジュンさんが登っていると、聞き慣れた声の大阪弁が下から聞こえてきた 『東稜の取り付きは右やで左は登られへんから』 その次の瞬間ガスが晴れてその左に取り付いている我々の姿がバレた(笑) 『ええ‼️登ってる人おるやん‼️』 声の主は大好きなユーチューバー サンダーバードヒルズの藤本さんや‼️‼️ オレ「藤本さん大ファンです‼️」 藤本さん『えらいとこ登ってますやん‼️』 「取り付き間違えましたわー‼️多分撤退します(笑)」 『それもアルパインですやん‼️』 壁に張り付きながらこんなやり取りをしたけど、動画で見るよりも爽やかでめっちゃええ人でテンション上がった(笑) 藤本さんたちはこの日のコンディションが悪かったので取り付きまで来て撤退していった 壁に張り付いているオレが言うのもなんやが、新雪でアックスも効かず吹雪いていたこの状況で無茶はしないええ判断やと思った🤣 そうこうしていると ジュンさんが核心部を突破して尾根の頭に登りきった 支点となる木もない恐怖の壁💦 さすが師匠‼️ 本来の東稜ルートに合流したけど、 このまま登ってもヘッデン下山になるし温泉入って飯も食いたいのでここをゴールとして撤退することにした マメちゃんは恐縮してたけど、面白かったし全然敗北感はなく達成感に溢れていたよ リベンジはするけどな(笑) ジュンさんマメちゃんありがとう オモロかったわ‼️ ジュンさんロープ、スノーバー出し そして残置スリングありがとうございました おかげで全員生還できました また冒険しよ うはははは‼️‼️‼️‼️

大山・甲ヶ山・野田ヶ山 そのオトコは強引にやってきた(笑)
そのオトコは強引にやってきた(笑)
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 そして、ノートレースの新雪をラッセルしていった
そして、ノートレースの新雪をラッセルしていった
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 マメちゃんです(笑)
マメちゃんです(笑)
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 ジュンさんおはようございます
今日もよろしくアルパイン♪
ジュンさんおはようございます 今日もよろしくアルパイン♪
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 ってことで
今日は大山北壁弥山尾根東稜を登攀

勝手にやってきたマメちゃんが東稜に向かって一直線に急登をラッセルしていった

元谷の避難付近は浅かったけど、このあたりからは膝

取り付き付近では頭の高さくらいまで雪は深く難儀した
ってことで 今日は大山北壁弥山尾根東稜を登攀 勝手にやってきたマメちゃんが東稜に向かって一直線に急登をラッセルしていった 元谷の避難付近は浅かったけど、このあたりからは膝 取り付き付近では頭の高さくらいまで雪は深く難儀した
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 ガスは晴れそうでなかなかスッキリしない
ガスは晴れそうでなかなかスッキリしない
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 東稜西稜を見上げるオレとマメちゃん
東稜西稜を見上げるオレとマメちゃん
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 ジュンさんが方向修正しながら取り付きを目指す
ジュンさんが方向修正しながら取り付きを目指す
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 取り付きに到着
ロープをだして肩にかけるとテンションが上がってきたマメちゃん
取り付きに到着 ロープをだして肩にかけるとテンションが上がってきたマメちゃん
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 本来のルートを後続パーティーに譲り、我々は←の壁から直登で尾根の頭を目指すことにした

この辺りは胸から頭までのラッセル

アックスで雪を掘りながり少しずつ進む
本来のルートを後続パーティーに譲り、我々は←の壁から直登で尾根の頭を目指すことにした この辺りは胸から頭までのラッセル アックスで雪を掘りながり少しずつ進む
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 強烈に深い
強烈に深い
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 スノーバーで支点を取り、ジュンさんのビレイでオレがリードで取り付いた

今回は40mのダブルロープ
スノーバーで支点を取り、ジュンさんのビレイでオレがリードで取り付いた 今回は40mのダブルロープ
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 いざ離陸
いきなり氷のハングから始まるけど、ここはアックスが効くのでアイスクライミングの要領で登攀

ご覧の通り1ピン目は落ちても止まらなさそうな心細いブッシュ

まあこれが大山北壁の特徴やけど(笑)

もっさんがいたら甘えてまうけど、リードなので恐怖と戦いながら登る

弾切れまで登ったところで2人を引き上げる
いざ離陸 いきなり氷のハングから始まるけど、ここはアックスが効くのでアイスクライミングの要領で登攀 ご覧の通り1ピン目は落ちても止まらなさそうな心細いブッシュ まあこれが大山北壁の特徴やけど(笑) もっさんがいたら甘えてまうけど、リードなので恐怖と戦いながら登る 弾切れまで登ったところで2人を引き上げる
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 アックスは効く場所でもこんな感じ
アックスは効く場所でもこんな感じ
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 効かない場所はこの通り、雪が緩くヤバすぎる
つま先を蹴り込んで慎重に登攀
効かない場所はこの通り、雪が緩くヤバすぎる つま先を蹴り込んで慎重に登攀
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 リードはジュンさんと交代で
リードはジュンさんと交代で
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 ビレイ中
マメちゃんにロープを捌いてもらう
ビレイ中 マメちゃんにロープを捌いてもらう
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 そして、リードに弾を集める
そして、リードに弾を集める
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 岩のハングの上の垂壁に果敢にアタックするジュンさん
岩のハングの上の垂壁に果敢にアタックするジュンさん
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 シビれる登攀でトップアウトしてくれた‼️
さすがや‼️

そして、ここでガスが抜け絶景に包まれた
シビれる登攀でトップアウトしてくれた‼️ さすがや‼️ そして、ここでガスが抜け絶景に包まれた
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 壁から横を見ると三鈷峰が綺麗で感動する

先に進むこともできたが、ここを今日のピークとして下山することにした

飯風呂優先やがな
うはははは‼️‼️‼️‼️
壁から横を見ると三鈷峰が綺麗で感動する 先に進むこともできたが、ここを今日のピークとして下山することにした 飯風呂優先やがな うはははは‼️‼️‼️‼️
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 ジュンさん先頭に懸垂下降

ただ支点となる木が細かったので万が一折れた時のためにロープにプルジックコードでバックアップを取り別の支点にセットした

体重かかると揺れるレベルの細さで横向きに生えていたので強度をじっくり観察する

それを不思議そうに見てたマメちゃん
何してるか分かってなさそう(笑)

次はマメちゃんの番やで(笑)
ジュンさん先頭に懸垂下降 ただ支点となる木が細かったので万が一折れた時のためにロープにプルジックコードでバックアップを取り別の支点にセットした 体重かかると揺れるレベルの細さで横向きに生えていたので強度をじっくり観察する それを不思議そうに見てたマメちゃん 何してるか分かってなさそう(笑) 次はマメちゃんの番やで(笑)
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 落ちたら谷まで真っ逆さまの斜面を懸垂していく
落ちたら谷まで真っ逆さまの斜面を懸垂していく
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 最後はオレ
下から撮ってもらったけど
ほんますごい斜面

2人には黙ってたけど雪を堀りまくってみつけたこの木の支点の強度はギリギリで向きも悪い

右に寄りすぎると最悪木がしなってすっぽ抜けるレベル

先行2人の時は他にバックアップもとって自分でも支えてたけど、最後に降りる時はバックアップを外すので崩壊するならオレの時やなと覚悟を決めて左に左に体重をかけながら懸垂した

いつもなら腰を落としてロープに体重を乗せて降りるけどこの時ばかりはつま先先行のへっぴり腰の体勢で万が一ロープが抜けても壁に張り付くつもりでなんとかみんなのところまで降りた
最後はオレ 下から撮ってもらったけど ほんますごい斜面 2人には黙ってたけど雪を堀りまくってみつけたこの木の支点の強度はギリギリで向きも悪い 右に寄りすぎると最悪木がしなってすっぽ抜けるレベル 先行2人の時は他にバックアップもとって自分でも支えてたけど、最後に降りる時はバックアップを外すので崩壊するならオレの時やなと覚悟を決めて左に左に体重をかけながら懸垂した いつもなら腰を落としてロープに体重を乗せて降りるけどこの時ばかりはつま先先行のへっぴり腰の体勢で万が一ロープが抜けても壁に張り付くつもりでなんとかみんなのところまで降りた
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 2回目の懸垂を最初に降りて東稜の下に生還
2回目の懸垂を最初に降りて東稜の下に生還
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 マメちゃんも無事に降りてきた
マメちゃんも無事に降りてきた
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 そして、ハグ
はじめてのアルパインで怖かったやろうけどよう頑張ったなーの笑顔(笑)
そして、ハグ はじめてのアルパインで怖かったやろうけどよう頑張ったなーの笑顔(笑)
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 ジュンさんも帰還
ジュンさんも帰還
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 ジュンさんは余裕やね
ジュンさんは余裕やね
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 3人とも帰還してガッツポーズ
3人とも帰還してガッツポーズ
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 ジュンさんを迎えにいく
ジュンさんを迎えにいく
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 グータッチ‼️
グータッチ‼️
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 3人とも撤退完了
3人とも撤退完了
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 登った壁をバックに3人で記念撮影
登った壁をバックに3人で記念撮影
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 そして、ロープダウン
そして、ロープダウン
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 東稜を背にパチリ
撤退したけど
ほんまにおもろかった
東稜を背にパチリ 撤退したけど ほんまにおもろかった
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 下山しながら何度も振り返って大山北壁の美しさを目に焼き付ける

こんな綺麗な北壁めったに見られへんからね
下山しながら何度も振り返って大山北壁の美しさを目に焼き付ける こんな綺麗な北壁めったに見られへんからね
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 一昨年もっさんに引き上げてもらった別山を見上げる

あの時は怖かったなぁ

いつかはあそこを自分のリードで登りたいと心に決めた
一昨年もっさんに引き上げてもらった別山を見上げる あの時は怖かったなぁ いつかはあそこを自分のリードで登りたいと心に決めた
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 マメちゃんもはじめてのアルパイン
怖かったやろうけど喜んでくれて嬉しいなぁ
マメちゃんもはじめてのアルパイン 怖かったやろうけど喜んでくれて嬉しいなぁ
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 最後にこの素晴らしいルートたちを背に記念撮影
最後にこの素晴らしいルートたちを背に記念撮影
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 駐車場からみる大山もとても綺麗だった
駐車場からみる大山もとても綺麗だった
大山・甲ヶ山・野田ヶ山 そして、風呂と飯が一緒にいただける豪円湯院にて鍋

なんと、マメちゃんにご馳走になった上、鍋奉行までやってくれる面倒見のええ男や

オモロかったし気ぃ使わんでもええんやで
またみんなで遊ぼ‼️

うはははは‼️‼️‼️‼️
そして、風呂と飯が一緒にいただける豪円湯院にて鍋 なんと、マメちゃんにご馳走になった上、鍋奉行までやってくれる面倒見のええ男や オモロかったし気ぃ使わんでもええんやで またみんなで遊ぼ‼️ うはははは‼️‼️‼️‼️

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