ミツバツツジがあちこちで満開を迎えているが、JR保津峡駅から 愛宕山へ通じる通称「ツツジ尾根」も両側に群生している。 きょうは保津峡駅~愛宕山~竜ヶ岳~八丁山~清滝の周回コースを 歩いてきました。 期待したミツバツツジですが、満開を過ぎてやや散り染めの感が否め ませんでしたが、随所に見どころもありました。 途中、戦前まで動いていた愛宕山ケーブルカーの愛宕駅舎跡地にも寄って その名残を見てきましたが、ボロボロの建物とはいえ必見の価値ありです。 愛宕神社に参拝して竜ヶ岳に向かいますが、あいにく風が強くて冬へ逆戻り の気象でしたが、暑がり屋の私にはむしろラッキーでした。 竜ヶ岳に群生するアズマシャクナゲも見応えがありますが、注意深く観察 するも、花芽が少なく今年も余り期待出来ないのではとちょっとガッカリ。 芦見谷へ下ってからついでなので「クリンソウ」群生地にも立寄ってみました が、3年ほど前から鹿害でごっそり減っていて今年はどうかとよく見ると....。 案の定、最盛期の二十分の一くらいの規模に愕然。花芽がついた途端にこれら の花たちも鹿の犠牲になるのかと悄然として足早に去りました。 平日のせいか愛宕神社周辺で10人あまり会っただけで、あとは風の音と鳥の さえずりだけが聞こえるとっても静かで充実した16㎞でした。
JR保津峡駅から愛宕山を見る
登山口からミツバツツジが顔を見せた
左右から次々に現れる
保津峡駅から57分、「荒神峠」に
7合目の「水尾分かれ」
その先50mを右折すると、まもなく旧愛宕駅舎が
内部は基礎部分のみ。
愛宕神社で気温5度C
竜ヶ岳のルートに入るとクロモジの木が多くなる
小さめの花、コブシもあちこちに
やがて馬酔木ロードに変わってくる
竜ヶ岳に到着。空は蒼く、山頂独り占め
三角点はなく、ケルンがそれを補っている。真向かいの「地蔵山」は一等三角点。
シャクナゲの激下り道を下りると「竜の小屋」。ボロ小屋になってきている。
クリンソウ群生地に立ち寄ったが、全盛期の一割にも満たない現状にガックリ。
定番の「首無し地蔵」 よく見ると、あたりにスミレの花があちこちに咲いていた。