活動データ
タイム
07:24
距離
16.5km
のぼり
1817m
くだり
1821m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る最近ヌルめの山行が多くて体が鈍っている気がして、爆歩きしたくて榛名山へ来ました。榛名はカルデラ湖の周囲を取り囲むように標高差300mくらいの山々がそれぞれ鎮座しているので、ガッツリ歩きたければ周回してもいいし、一座だけさっくり登ってもいいし、実に勝手のいい山でございます。 今日は風が冷たかったせいでしょうか、「かかあ天下とからっ風」というワードが頭をぐるぐると回っていました。群馬の特徴を表す言葉ですね。蚕糸や製糸が盛んだった群馬では女性の稼ぎが良かったことから、女性の立場が昔から強かったとか。からっ風は赤城おろしに代表される、冬に北から吹く乾燥した冷たい風のこと。家では尻に敷かれ、外では寒風に吹かれて、群馬男性、世知辛えな。 閑話休題。 まずは最高峰の掃部ヶ岳(かもんがたけ)へ。その漢字で何故その読みなのか、不勉強な自分には分かりませんがひとつ言えるのはオヤジギャグには恰好の名前だと言うことです。みなまで言うまい。山頂よりもむしろ、途中の硯岩(すずりいわ)の展望が良いです。東向きなので朝イチでくるとよいのでは。 時計回りで進むと、いまいち地味な鬢櫛山(びんぐしやま)を経て烏帽子ヶ岳へ。ここの展望スポットは榛名湖が全体を臨めるのと、なんか秘密の場所感があってすごく良いです。山頂の少し奥なので、引き返さないよう。 榛名富士は名前のとおり綺麗な円錐形の山です。ロープウェイもあり楽々アクセスできる榛名山の中でも一番人気ピークなのですが、展望は思ったほどなので、ここだけに登るのはちょっと勿体ないかもしれないですね。山頂で群馬百名山を完登したという地元ハイカーの方とお話して、下山をご一緒させてもらいました。 湖を離れ、相馬山へ。これまでの山とは毛色が違い、岩岩しいというか、つまり西上州っぽい山です。傾斜は急ですが岩が階段状にフラットなので登りやすくはあります。途中、シニアの団体に追いつき、とぼとぼと後ろに付いていると、ひとりの女性が前の男性へ 「ほらあんた後ろから人が来てるんだから、どいてあげなさい」 とちゃきちゃき仕切って道を開けてくれました。これがかかあ天下か。背後から北風が吹きつける中、ここが群馬であることを強烈に感じさせてくれました。 榛名旭岳のあたりから天候が悪化、吹雪いてきたので粛々と歩き駐車場へ戻ります。 天目山、氷室山はどちらも階段地獄&展望に乏しいのでそそくさと通過。終盤の階段は気分的にしんどいですね、下りは楽でいいんだけども。 クソほど寒い中でしたが、久しぶりにしっかり歩けて余は満足です。
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