活動データ
タイム
04:53
距離
8.3km
のぼり
530m
くだり
529m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る登山口「浄土平」到着から素晴らしい景色が広がり、終始絶景で感激が止まらない山。 以前からずっと登りたかった山で、天候等でなかなかタイミングが合わず来れなかったが、今回文化の日の3連休絶好の好天予報で、ワクワクの期待感のまま4時間かけて会津に出かけた。結果、紅葉も相まって天気も最高のコンディションの中、最初から最後まで感動するほど素晴らしい景色で、期待以上の一切経山に大満足の1日になった。 二週続けてヤマップのキャンペーンに参加し、マイリストには無かった群馬や茨城の低山を楽しんだが、今回は自分の登りたい山リストの常に上位にあった福島県の名山で吾妻連峰の東端に聳える「一切経山」(1948m)に登る事が出来た。明治26年に大噴火を起こし、現在も噴気を上げている大穴火口がある活火山で、硫黄の匂いが漂う浄土平周辺の道路には「火山ガスのため窓を閉めてください」の看板が多く立っているくらい。駐車場になる「浄土平ビジターセンター」は乗鞍岳の畳平を思わせる雰囲気で、こんなすごい景色の駐車場に車で来れるのかと思うほど高山の雰囲気がする眺め。コースに入ると尾瀬を思わせる湿原の木道から緑豊かな高山植物の中を抜け、森林限界を超えると植生はほとんどなく荒々しい岩礫の山肌を登っていく。広い山頂からの眺めは360度ビューの絶景が広がり、時期的に色とりどりの大パノラマと火口が迫力の吾妻小富士などの見事な絶景に言葉を失う。そして、言うまでもない「魔女の瞳」と呼ばれるコバルトブルーの五色沼(※メジャーな裏磐梯五色沼とは別)の眺めに絶句する。こんな眺めが手軽に見れる福島のハイカーがうらやましい限りで、近くであれば何度でも訪れたいスポットだ。ちなみに山名の由来は「空海和尚」が“一切経”という経典を山中に埋めた事から付けられたようだが、浄土平という名も含めて途中祠や石仏などの山岳信仰を感じるような場所は目に入らなかった。それと、ついでと思っていた駐車場反対側の山「吾妻小富士」正式名称は「摺鉢山(すりばちやま)」(1707m)も、なかなかの迫力で、火口のお鉢巡りから見るすり鉢状の噴火口底や火口壁、一切経山の展望もすばらしく浄土平を真下に一望できる眺望もなかなかいい。「ついで」なんて失礼で、秀麗な小型の富士山は福島の名山で素晴らしい山だった。今日はとにかく見所が多く、湖畔に降りて家形山にも行きたかったし、酸ヶ平湿原や鎌沼の木道も散策したかった。今回の山行ほど時間がゆっくり進んで欲しいと思った事はない。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。