活動データ
タイム
05:04
距離
17.6km
のぼり
1174m
くだり
1313m
活動詳細
すべて見る昔は陣馬山へは和田峠から登るのがメインルートだった。しかし、かなり昔に林道が開通していたらしく、乗用車のすれ違いにも苦労するような道幅の所に、休日ともなると車が押し寄せてあちこち渋滞していた。そんな中、登山者はバス停から峠までの長い道のりを車におびえながら登らされていた。なので、10数回陣馬山は登っているが、そんな道は絶対歩きたくないと思った。一方で、これだけ多くの人が歩くところなのだから、自動車道から分離された歩道ができれば喜ばれるだろうし、自分に時間的な余裕があったら作ってみてもいいという想いも長らく抱き続けていた。 時が経ち、山歩きを復活させてヤマップの地図を見たら、いつの間にか陣馬山への新しいルートができていることに気が付いた。(2002年開通らしい)ならば、いつかはそのルートを登らねば…と思っていたが、やっとその機会が訪れた。歩くことはないと思っていた和田峠への道、しかし、新道取り付きまでは歩かざるを得ない。どうせなら、バス停付近まで伸ばしてくれれば良かったのにと思うが、地形とか私有地の問題などいろいろあったのでしょう?新道に入るとすぐ山道らしくなり、けだるい車道歩きから解放される。しばらくすると木の根の張り出した急登が始まるが、車道歩きに比べれば問題にならないほど気分が良い。急登の終わるあたりに指導標があり、道が右に折れ曲がって緩やかな登りとなり一息つく。和田峠への分岐点辺りには陣馬高原山の家があったのだが、ずいぶん昔に廃業したらしい。(今は草の生えた平地がそれらしくあるのみ)浅川水源の碑もこのあたり(和田峠寄り)にあったと思うが、確認するのはパスしてしまった。後は広葉樹の気持ちいい道を登って行くと、白馬の像がある山頂に飛び出した。 ※陣馬山にまつわる思い出 小学校5年の時に珠算塾で催された夏キャンプに参加したが、その時のキャンプ場が陣馬高原キャンプ場(今は閉鎖されているらしい)である。バンガローに泊って翌日陣馬山に登って相模湖に下山する予定だったが、奈良子峠と思われる稜線に出ると陣馬山方面は一面カヤトが続き、大人の背丈ほどの草むらの中を登山者が3,4名下りてくるのを見て、その時の引率者が山頂まで行くのは相当キツイと判断してそのまま相模湖へ下りることになってしまった。登山者なるものを間近で見たのもその時が初めてであった。それから6年後、“登山者”となって山歩きを始めた頃だったが、戸倉三山の市道山から高尾山まで縦走した時は、今のようにはっきりした登山道が続き、斜面がハゲかかっているような所こそあれ、道が背丈を越すカヤトに覆われている所は見当たらなかったように記憶している。多摩丘陵ハイキングコースが宅地化でダメになり、京王電鉄が陣馬山の山頂に白馬像を設置するなど、PRに力を入れ出してからコースが整備されて、ハイカーが爆発的に増えたからだろうか。今の奈良子峠のあたりは植林が鬱蒼と生えていて昔日の思い出を偲ぶ縁(よすが)もない。 ◎9月から始めた、自宅付近1周1.2キロを毎日速足で歩く鍛錬の成果か、登りでもあまりペースが落ちず、城山で昼食を摂る予定をパスして下山してしまうほど調子が良かった。こんな早いペースで歩き通せたのは初めてで、我ながらびっくりしている。
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