活動データ
タイム
16:40
距離
29.6km
のぼり
3119m
くだり
3388m
活動詳細
すべて見る初めての越後三山縦走 欲張りの屏風道登り 強度を甘く見ていた! めちゃくちゃ疲れた! 屏風道は登り専用上級者ルートで八海山の目玉的な存在なので、今回の山行計画になくしてはならない一部となっている。しかし、屏風口から登って、三山縦走をした後に新開道から降りると、30時間もかかる超ロングコースになる。初めてのルートに日帰りできる自信がなく、三山縦走を確保する前提で幾つかのエスケープを設定した。 屏風口〜入道岳 千本檜小屋までは鎖場の多い急登。難しくないけど、結構体力を使う。ヘトヘト千本檜小屋に登ったら、これから三山縦走は大丈夫?と心配し始めた。 千本檜小屋から入道岳は迂回道を使った。迂回との言い方だけど、決して歩きやすい道ではない。鎖場や危ない箇所が沢山ある。 入道岳〜中ノ岳 とても長いバリエーションルートで、本日一番時間のかかった区間。道の状態は一言:酷い!アップダウンが多くてしかも急斜面が多い。鎖場はほとんどない。岩、笹、草何でも掴んで登ったり降りたりする。斜面は乾いていないのでよく滑る。急斜面に保護のないトラバースも多い。崖側に茂った笹があって危なくないように見えるけど、一旦落ちたら体重を支えられるはずはない。間違いなく崖に落ちる。ワタクシも一度掴んでいる笹が切れて体のバランスが崩れて崖側に落ちそうになっていた。崖の下も高い笹があって遭難した場合の発見は極めて難しいと思う。 中ノ岳〜駒ヶ岳 中ノ岳までの道ほど酷くないけど、足元の見えない藪漕ぎなので、なかなか進まない。後半体力が大きく消耗した状態で足元の安定や体のバランスなどは落ちる。崖側に滑落しないように気をつけた。 駒ヶ岳〜二合目 駒ヶ岳が百名山だから、ここから道の状況がよくなると期待していたが、大きく外れた。マイナールートのため?踏み跡が不明瞭でここは道なの?と迷う時も多々ある。藪漕ぎと足元が見えない状況は今までと変わらない。日が暮れてきたので、怖くはないけど、長い下山ルートを見たら気が遠くなって、少し絶望的な気持ちもあった。標高約2000メートルの山頂から400メートルの麓までを1600メートルを降りないといけない。しかし、ここまで来たら進むしかない!スポーツウォッチの高度計を見ながら自分を励ます。よし、また100メートルを下げた!って。何時間経ったか見ていないけど、登山道を降りて、渡渉もあった長い林道を経て、21:30頃やっと二合目の大倉口に着いた。 二合目〜 元の計画はもう一度千本檜小屋まで登って八ツ峰の迂回道経由で新開道から屏風口に降りる。登りと下りとも約1000メートルで約7時間がかかる。時間が遅いし、体力も残っていない。これ以上頑張ろうとしたら遭難するリスクがあるので、エスケープを決めて、タクシーで16キロ離れた屏風口駐車場に行くことにした。(タクシー代5500円)。 この日は、合せて3人しか会っていない。同じ方向の1人と反対方向の2人。すべてソロだった。終始一人で藪漕ぎをしながら進んでいて、大変疲れたけど、屏風道と三山縦走の最低目標は達成できたのでとても満足した!また、今秋初めての紅葉狩りに圧巻の紅葉が飾る花園みたいの山脈を縦走できて、とても贅沢で感動の一日だった!
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