日本百名山95座目は「光岳」(てかりだけ) 73歳x2人登山

2023.09.27(水) 2 DAYS

活動データ

タイム

20:14

距離

27.1km

のぼり

2733m

くだり

2734m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
11 時間 22
休憩時間
1 時間 46
距離
14.1 km
のぼり / くだり
2324 / 518 m
3
26
44
3 58
25
1 11
1 26
19
8
7
17
DAY 2
合計時間
8 時間 51
休憩時間
1 時間 6
距離
12.9 km
のぼり / くだり
408 / 2204 m
53
1 11
16
4 6
53
31

活動詳細

すべて見る

チャレンジ73x2 日本百名山95座目「光岳」(てかりだけ)  プロローグ 私が「日本百名山」を意識する様になったきっかけは日本アルプス(北アルプス、中央アルプス、南アルプス)へ出かける内に遠征登山に目覚めてその数が増えてきた事によります そこそこ数が増えてくると「折角だから」と意識的に詰めていく様になります これは我々のフィールド「四国百名山」も同じ経緯を辿って完歩しますね 日本アルプスでは唯一、南アルプスの光岳が他の山から少し離れているので残ってしまいました 光(てかり)岳の響きは良いのですが登山口までのアプローチが長いのと、他の日本アルプスの雄大な山々と比べて魅力に少し欠けます この点から他の日本百名山仲間に聞いてもどうしても後回しになっていう傾向にあります 北九州に住む兄弟が9月に休暇が取れるので遠征したいとの事で、この面倒な光岳へ行く事にしました と言うのも南アルプスの他の日本百名山は双子の兄弟で既に歩いていました 光岳(てかりだけ)登山口 光岳への登山口は西側=長野県側の飯田市から天竜川の支流「遠山川」沿いにある「易老渡(いろうど)登山口」と東側=静岡県側の「大井川」沿い、畑薙第一ダムから「畑薙大吊橋登山口」の2ヶ所になります 東側からの入山は茶臼岳経由で距離が長いので聖岳とセットにする場合以外は1泊2日では年寄りには無理です そこで今回は西側、長野県側から行く事にしました 2023年9月26日(火) カーナビの目的地は取り敢えず「下栗の里」 新居浜でお彼岸帰省中のE2号と合流し早朝出発、高速中央道、飯田ICを下りて三遠南信自動車道・矢筈トンネルを抜けます そこから152号線を南下して途中からカーナビをセットしていた「下栗の里」を目指します(下栗の里を通過しない道路もありますが、土砂崩れで通行止めでした) 「下栗の里」は南アルプスの尾根に拓かれた標高800m~1100mの高原村で「日本のチロル」と銘打ってソバ畑や石仏、古い民具等を巡るツアーなどもある様です 広場には食事処や小さな案内所があって周辺地図を貰いました 展望所から山を眺めている年配の男性がいたので山の名を聞くと「あそこが易老岳、その奥に見えるのが光岳」と教えてくれました そしてその方は「先程光岳から下山して来たばかり」と言うのです 「芝沢から何時間位光小屋までかかりましたか?」と聞くと「05時に出発して14時過ぎ小屋に着いた」と教えてくれました 60歳位に見えたのでそう若い方では無くその方の山小屋到着時間を知って安心しました 下栗の里から「南アルプス登山口」の標識に従って林道赤石線に入り北叉渡(きたまたど)発電所まで来れば最終目的地の「芝沢ゲート」はすぐ近くです 14時30分頃「芝沢ゲート」に着くと車が10台程停まっていました 午後に3台程来られた車は渓流釣りの目的でした(遠山川はヤマメやイワナのメッカらしいです) 登山管理事務所に人が居たので易老渡(いろうど)登山口までの状況を聞くと、途中の崩壊箇所は迂回登山道を整備したので歩行に問題無い事と、易老渡登山口まで1時間30分程で着くとの情報を頂きました 車中泊の準備をして夕食を済ませE2号と早めに寝ます 2023年9月27日(水) 行程1)芝沢ゲート(標高712m)~易老渡(標高883m) 5km 約1時間 05時前に起床して05時32分芝沢ゲートを出発します 道路沿いには野菊とオヤマボクチが目に付きました 10分もしない内に林道崩壊地に着き山手に付けられた道に入り、これも15分程で林道に復帰します 06時34分「易老渡」(いろうど)に着くと右手に赤い鉄の橋が架かり「易老岳(いろうだけ)登山口」の標識があります 林道が通行止めになる前の駐車場は少し上流側に有るようです 行程2)易老渡(標高883m)~面平(標高1,480m)~易老岳(標高2,354m) 4.8km 約5時間50分 赤い鉄橋を渡ると正面に続く植林帯の急斜面をジグザグに上っていきます 先程歩いてきた林道は以前森林鉄道だった跡との事ですので植林やパルプ用材木を切り出して運搬していたのでしょうか  07時15分尾根筋に上がるとツガやシラビソ等の針葉樹林が主体の登山道になります 所々に「易老渡―面平」の道しるべが木に掛けられています 08時11分 急登が一旦落ち着いて平らな場所に出るとバス停の様な標識が立っており「面平(めんだいら)」に着いた様です 地形図を見ると北側にこの山域では珍しく平らな地形に「面平」と記されています 2020年秋、ここに「南信州山岳文化伝統の会」が固定テント10数張設置して、光岳への長い登山時間に対応出来る体制を取っている様です しかし、登山者としては中途半端な行程途中にある事、事前の許可や使用料1泊5千円がネックの様な気がします(特にこのテント設備場所への道標や道は見当たりませんでした) 暫く進むと標識が立っており「易老岳3時間15分、易老渡1時間25分」と記されていますが距離が有りません 覚悟はしていましたが標準タイムで3時間15分ですから私の場合この急傾斜歩行がまだ4時間以上も続くのかと思うと気が重くなります 急登が始まると前方にグループの方に追いつきました 最近は他の登山者に抜かれる事ばかりなのでこのグループや数人の単独登山者に追いついた事で少し元気が出て来ました 登山中にお会いした皆さんとは光小屋で再会を果たす事になり色々話が弾みました 09時11分 易老渡と易老岳の中間点 標高1,800mを通過します 易老渡まで2.4km、易老岳まで2.4km、と言う事は易老渡~易老岳間が4.8kmと言う事が分かりました 深い樹林帯の中で季節的にもキノコやコケ以外にイワカガミの葉位しか見えません シラビソなどの美林とは言え単調と思える急登を黙々と歩いて行きます 三等三角点「易老岳」(いろうだけ)2,254.51m 09時50分木に標高2,000mの標識が掛けられた場所を通過しました 何てことも無い通りすがりの尾根ですが既に四国には無い標高です トイレブースを過ぎ急登を詰めて肩部に上がると10時38分 三等三角点「易老岳」に着きました ちなみにこの急登を詰めた易老岳ピークには三角点はありません 三角点を過ぎて20分程進むとこの尾根で初めて岩場の難所が現われました 北アルプスだとフツーの岩場ですが何せここは距離と高低差だけがウリの尾根ですから良い刺激になりました この付近は地表のすぐ下に岩があり、樹林帯の根っ子が登山道にねじれて這っています  「易老岳」(いろうだけ)2,354m 天気は曇天ですが前方の尾根筋が白く透けて来てピークが近い事を示しています 今迄の尾根は美しい針葉樹林帯でしたが、倒木で荒れたピークに出ると11時25分「易老岳」の標識が立ち茶臼岳まで160分と記されています ここから北東へ縦走尾根が茶臼岳、上河内(かみこうち)岳、聖岳へと続きます 易老岳でやっと主尾根に上がり着きました 駐車場の芝沢ゲートから5時間50分、易老渡登山口から4時間50分程掛かりました 行程3)易老岳(標高2,354m)~三吉平(標高2,200m)~光小屋(標高2,520m) 3時間 易老岳からシダ混じりの尾根を少し下ると右手にトラバースして更に下って行きます 先で地形が平らになると登山道は尾根に復帰して暫く進みます すると先程まで抜きつ抜かれつしていた単独登山者2人と会い少し百名山の話をします お二人共其々今回の光岳が99座目との事でした その後、一旦深い森の中を尾根の左手をトラバースして先に出ると12時42分「三吉平(さんきちだいら)」の標識を通過します 廻りに針葉樹が立っているので標識が無ければそこが「三吉平」と言われる場所だとは気が付きません すると鞍部に沼の様な窪地が現われました どうもこの辺りは二重山稜になっていてその窪地に雨水が溜まる様です 「静高平(しずこうだいら)」の水場 沼地を過ぎた辺りから左手のイザルヶ岳尾根筋の右手を巻いて涸れ沢の様な岩道になります このゴーロ帯の上り傾斜を辛抱強く進むと13時50分小川の様な水の流れがあり「静高平」(しづこうだいら)の標識が立っています ここが登山道沿いにある唯一の水場で、先を歩いていた若者が大きなザックを置いて補水していました 光小屋の近くにも水場があるのですが、急斜面を下りなければならないので私もE2号もここでプラティパスを出して水を汲みます 「センジが原」 14時05分地形がなだらかになると「イザルヶ岳」分岐に着きました 先程からガスが湧いてきて視界が悪くなったのでイザルヶ岳には明日寄る事にして小屋へ向かいます この分岐から暫く「センジが原」と呼ばれる亀甲状土の草地に木道が敷かれています 亀甲状土(きっこうじょうど)とは地表に大小の礫(石)が亀の甲羅の様な形で規則的に並んでいる地形らしいです(大きい礫と小さな礫が集まる境界部分が明瞭で多角形をしている=大昔の氷河期に形勢された様ですが、今は草が生えているので余りその形には気づきませんでした) 夏にはお花畑になっている雰囲気ですが花は何も見えません 暫く進むと光岳が南限と言われるハイマツ帯が続きます  白骨林やこれでもかと言う程曲がったダケカンバの美しい景色を眺めながら歩いているとテン場が右手に見え14時24分「光小屋」に着きました 「光(てかり)小屋(静岡県営)」 2023年度 定員18名以内 (ウェブ予約) 数年前まで光小屋の評判は余り良くありませんでした 当初長い登山道の為ビバークも考えてテント泊予定でしたが、E2号がネット予約して部屋代も持ってくれると言うので小屋泊まりとしました 現在は小宮山花さんと言う美人さんが2021年から管理人となり、コロナ対策なのでそれまで40人だった定員を18名以内にして仕切りを施しています この方は以前、鳳凰小屋、剱山荘、金峰山小屋などでスタッフの経験があり、光小屋の運営に当たり色々改築を行い広い快適なベッドは花さんが自費で設置されたと聞いています 但し値段は素泊まりで2階8千円、1階9千円と高い上に9月から暖房費500円が余分にかかります (週末、祝日は宿泊費千円増し) 管理人の女性も男性も応対が明るく親切丁寧で宿泊費の高さを忘れる程に感じの良い山小屋でした でも宿泊者定員が18名となれば週末の予約は大変難しいと思われます 光(てかり)岳と光(てかり)石 宿泊手続きを済ませて14時50分取り敢えず光岳と光石に出かけます 小屋から光岳の山頂へは自生地南限のハイマツや池、ダケカンバを配した雰囲気の良い場所を通ります 霧で展望の無い展望所などに寄りながらゆっくり30分程で日本百名山95座目「光岳」に登頂しました 他の南アルプスの山頂に比べて狭くて展望も無く冴えないピークです 登山者を待って兄弟で記念撮影をし、光石へと向かいます 途中の展望所からは霧で何にも見えませんが右下にかろうじて光石が見えました ダケカンバの黄葉を眺めながら下って行くと易老岳手前でお会いしたグループが光石から上がって来ます 15時45分石灰岩の「光石」に着くと千葉から来られたご夫婦が居たので岩の上で記念写真を撮りあいました この御主人も同じ日本百名山95座目で光岳に来られた様です 里から見上げるとこの石灰岩が白く光(てか)って見える所から山名が付けられた様です 光石は四国で言えば石立山の「捨身ガ嶽」(しゃしんがだけ)と同じ石灰岩の岩峰ですが、スケール的には石立山の捨身ガ嶽が勝(まさ)っています 光石の上で霧が飛ぶのを待ちますが一向に天候が回復しないのでゆっくりと小屋へ引き返します 山頂はガッカリの場所ですが、光石へ行く登山道は池やダケカンバで美しい風景でした 16時40分光小屋に帰り寝床を用意した後、食堂で夕食とします 食堂にはテーブルが2つ並べられており、小屋が用意したカレーを食べる木のテーブルと、ガスストーブを使える様に鉄板を敷いたテーブルがあります この時期食事の提供は無いとHPに書かれていたのですがチェックインの時に「カレーを用意出来ますがどうされますか?」と聞かれたました でも値段が2千円との事で断りました 殆どの人はカレーを食べている中で横浜から来られているご夫婦と我々だけが自炊でした 食堂で会う登山者はほぼ登山中に会った人達でしたので和気藹々(あいあい)です 話題はやはり日本百名山の事で盛り上がりました 登山口までの交通が不便な光岳は私も含めて最後の方に残す様です でも99座目、98座目、95座目の人も年齢は50~60歳台で70歳を越すのは我々兄弟だけでした 小屋の管理人さんからご挨拶があり、その後男性スタッフより翌朝の天気予報は曇りで霧が出る予想との報告と晴れたらイザルヶ岳で日の出と富士山を見て下さいと言われました 消灯の20時前には広いベッドでゆっくりと寝る事が出来ました 2023年9月28日(木) 下山行程1) 光小屋~イザルヶ岳~易老岳  約 2時間45分 朝、部屋の窓から朝日が見えますとチェックイン時に説明があったのですが、霧で何も見えません 取り敢えず帰り支度をして05時45分小屋を出、淡い期待を抱いて展望の良いイザルヶ岳へと向かいます イザルヶ岳分岐まで来ると昨夕食事中向かい合った横浜のご夫婦が「何も見えませんでした」と休憩しています 旦那さんは日本百名山、二百名山、三百名山を踏破されて現在は日本百名山98座目の奥さんに付き添って光岳へ来られていました この後、南アルプスでの残り2座へ縦走し間ノ岳で百名山を達成するとの事でした 06時10分イザルヶ岳に着きましたが360度の濃霧でした まあ、霧だけは予報が難しいので仕方ありません 縦走登山道に戻ってゴーロ帯を下ります もう踵が痛くて普通に歩けず終始E2号が先導します 08時28分往路で踏まなかった易老岳のピークにある山頂標識を探して訪問します 自宅の信州から芝沢登山口まで3時間もかかったと言っていた単独女性がやって来たので山頂標識の場所を教えました やはり彼女も山頂標識がある事を知らなかった様でした 男性リーダーに先導された女性グループは昨日既にこの場所へ来ていたとの事でした 下山行程2)易老岳~易老渡登山口  約4時間30分 ガスに霞んだ樹林帯を下っているとガイドさんに連れられた15人程の団体登山者が上がってきます 光小屋の定員が18名とすれば今晩の泊り客はこのグループでほぼ占められている様です この尾根唯一の難所と言える岩場を通過して08時56分三角点を通過します 09時36分標高2,000mの標識には易老岳から1.8km下って、易老渡まで3kmとあります この辺りから膝に力が入らず下りだと言うのにスピードが上がりません 特に足が攣った訳でもないのですが膝の筋肉が張って踏ん張りが効きません やはり踵のトラブルで運動不足が続いたのが原因と思われます 途中で千葉から来られたご夫婦にも抜かれて恐らく最後尾で下山している様です 11時15分 やっと「面平(めんだいら)」まで着いて休憩します  今まで兄弟で歩いた時は常に私の方が強かったのですが今日に限っては逆転してしまいました  尾根から外れて急斜面のジグザグ道に入り転ばない様にヨロヨロと歩き13時05分易老渡登山口の橋を渡りホッとしました 易老渡~易老岳間、標高差 1,474mを 上り4時間50分、下り4時間30分 如何に下りで苦労したか分かる時間差でした 下山行程3)易老渡~芝沢ゲート   約1時間30分 易老渡に13時過ぎに着き、明るい内に高速道路まで出る事が出来るメドが付いたので遠山川の流れを見ながらゆっくり林道を歩きます 川床には赤石岳から流れ出た大きな赤石が転がっています 一時期この赤石を庭石として採取された為数が減り、現在は規制された様です 14時40分芝沢ゲートに着き、近くの沢で顔を洗って着替えをして中央道・飯田ICへ向かいます 遠征は自宅に無事帰って完結します スマホで検索すると中央道恵那峡SA下りにコインシャワーが新設されたとの事で10分300円でさっぱりします 淡路島・室津PAは24時間コンビニが有るのでここまで走って仮眠し翌07時一旦高松の自宅にE2号を連れて寄った後、新居浜へ移動し無事遠征を終了しました 73歳の双子兄弟が曲がりなりにも揃って南アルプスを歩く事が出来て両親やご先祖様に感謝です エントツ山

池口岳・加加森山・光岳 日本アルプスの百名山です

北アルプス 15座
中央アルプス 2座
南アルプス 10座

合計27座の内、一番南側にある「光岳」(てかりだけ)が残っていました
日本アルプスの百名山です 北アルプス 15座 中央アルプス 2座 南アルプス 10座 合計27座の内、一番南側にある「光岳」(てかりだけ)が残っていました
池口岳・加加森山・光岳 易老渡登山道からの光岳へのログ図です

芝沢ゲートから光小屋まで8時間50分程かかりました

まあ若い人なら6時間程でしょうが、年配の方ならこんな時間が相場でしょう
易老渡登山道からの光岳へのログ図です 芝沢ゲートから光小屋まで8時間50分程かかりました まあ若い人なら6時間程でしょうが、年配の方ならこんな時間が相場でしょう
池口岳・加加森山・光岳 長野県飯田市遠山郷の「下栗の里」周辺地図です

高速中央道・飯田ICを下りてややこしい道のりです

私のカーナビでは芝沢ゲートや易老渡は出ませんでしたので、この「下栗の里」を目指しました

雨が多く道路が通行止めになる場所もあり、下栗の里からは現地の道路標識を見ながら登山口の芝沢ゲートに向かいました

高速中央道を下りてから芝沢ゲートまで2時間半程かかりました
長野県飯田市遠山郷の「下栗の里」周辺地図です 高速中央道・飯田ICを下りてややこしい道のりです 私のカーナビでは芝沢ゲートや易老渡は出ませんでしたので、この「下栗の里」を目指しました 雨が多く道路が通行止めになる場所もあり、下栗の里からは現地の道路標識を見ながら登山口の芝沢ゲートに向かいました 高速中央道を下りてから芝沢ゲートまで2時間半程かかりました
池口岳・加加森山・光岳 長野県上田市上村下栗にある
「下栗の里」観光案内所

広い駐車場がありました
下栗は「にほんの里100選」に選ばれているそうです
長野県上田市上村下栗にある 「下栗の里」観光案内所 広い駐車場がありました 下栗は「にほんの里100選」に選ばれているそうです
池口岳・加加森山・光岳 山の名前は前日光岳から下山した年配の登山者が教えてくれたものです
一応参考に留めておいて下さい
山の名前は前日光岳から下山した年配の登山者が教えてくれたものです 一応参考に留めておいて下さい
池口岳・加加森山・光岳 登山道への通過チェックポイント 「北叉渡(きたまたど)発電所」
発電所施設がある場所までは何処の山道も整備されています

北叉沢がここで遠山川に合流しています
登山道への通過チェックポイント 「北叉渡(きたまたど)発電所」 発電所施設がある場所までは何処の山道も整備されています 北叉沢がここで遠山川に合流しています
池口岳・加加森山・光岳 登山前日の午後に芝沢ゲート駐車場に着き、辺りを散策します

下山して来る登山者には光岳や聖岳からの人が居ました

他に3組の釣り愛好家が居り、自転車で林道へ入って行きました
登山前日の午後に芝沢ゲート駐車場に着き、辺りを散策します 下山して来る登山者には光岳や聖岳からの人が居ました 他に3組の釣り愛好家が居り、自転車で林道へ入って行きました
池口岳・加加森山・光岳 駐車場付近の沢近くにはオヤマホクチが沢山咲いていました
駐車場付近の沢近くにはオヤマホクチが沢山咲いていました
池口岳・加加森山・光岳 芝沢ゲートです
自転車は右手から入れるスペースが有ります

登山者は林道が崩壊しているので易老渡まで約5kmの歩きとなります
芝沢ゲートです 自転車は右手から入れるスペースが有ります 登山者は林道が崩壊しているので易老渡まで約5kmの歩きとなります
池口岳・加加森山・光岳 いつもの車中泊セットです

お湯を沸かしてカップ麺とかコーヒーとか作ります
鍋で煮炊きをする事は先ずありません
いつもの車中泊セットです お湯を沸かしてカップ麺とかコーヒーとか作ります 鍋で煮炊きをする事は先ずありません
池口岳・加加森山・光岳 2023年9月27日(木)
05時32分芝沢ゲートをヘッドランプを点けて入ります

歩きながらシャッターを押す習慣で、暗くてボケてしまいました
2023年9月27日(木) 05時32分芝沢ゲートをヘッドランプを点けて入ります 歩きながらシャッターを押す習慣で、暗くてボケてしまいました
池口岳・加加森山・光岳 遠山川沿いの林道を歩きます

かつて「遠山森林鉄道」が奥の便ヶ島、西沢渡まで運行されてた場所がこの村道・赤石線です
遠山川沿いの林道を歩きます かつて「遠山森林鉄道」が奥の便ヶ島、西沢渡まで運行されてた場所がこの村道・赤石線です
池口岳・加加森山・光岳 大雨による崩壊の為、一時歩行者も通行止めになっていましたが今年七月からう回路が整備されたお蔭で歩く事が出来る様になりました
大雨による崩壊の為、一時歩行者も通行止めになっていましたが今年七月からう回路が整備されたお蔭で歩く事が出来る様になりました
池口岳・加加森山・光岳 斜面崩壊場所を上から眺めます

道路は全く土砂で埋まっています
斜面崩壊場所を上から眺めます 道路は全く土砂で埋まっています
池口岳・加加森山・光岳 10分足らずで道路に復帰します
特に危険な場所はありませんでした
10分足らずで道路に復帰します 特に危険な場所はありませんでした
池口岳・加加森山・光岳 遠山川を右岸に渡れば登山口は近いです
遠山川を右岸に渡れば登山口は近いです
池口岳・加加森山・光岳 06時34分 易老渡(いろうど)の標識が橋の袂に立っています

芝沢ゲートまで5km
便ヶ島まで2kmとあります
06時34分 易老渡(いろうど)の標識が橋の袂に立っています 芝沢ゲートまで5km 便ヶ島まで2kmとあります
池口岳・加加森山・光岳 易老岳方面
登山道入口
易老岳まで4.8km」
の標識が掛かっています
易老岳方面 登山道入口 易老岳まで4.8km」 の標識が掛かっています
池口岳・加加森山・光岳 本州の山らしく「熊に注意」と書かれています

熊スプレーは去年、北海道遠征時に買いましたがとっさに使える自信がありません
本州の山らしく「熊に注意」と書かれています 熊スプレーは去年、北海道遠征時に買いましたがとっさに使える自信がありません
池口岳・加加森山・光岳 尾根筋に出るまで植林の急斜面をジグザグに上って行きます
尾根筋に出るまで植林の急斜面をジグザグに上って行きます
池口岳・加加森山・光岳 07時15分尾根筋に上がりました
左手は植林帯、右手は自然林です
07時15分尾根筋に上がりました 左手は植林帯、右手は自然林です
池口岳・加加森山・光岳 植林帯が消え、ツガなどの針葉樹の根っこが登山道にウネります
植林帯が消え、ツガなどの針葉樹の根っこが登山道にウネります
池口岳・加加森山・光岳 08時11分「面平」(めんだいら)の平地に着きました

左手にずっと平地があり、そこにテント常設の場所があるそうです

利用には事前に申し込みや支払い、鍵番号を貰う必要があります

NHK小さな旅で光岳へ登山した山本哲也さんもこのテント施設を利用したそうです
08時11分「面平」(めんだいら)の平地に着きました 左手にずっと平地があり、そこにテント常設の場所があるそうです 利用には事前に申し込みや支払い、鍵番号を貰う必要があります NHK小さな旅で光岳へ登山した山本哲也さんもこのテント施設を利用したそうです
池口岳・加加森山・光岳 この面平から易老岳まで3時間15分と記されています

結局ここを3時間10分で上りましたから標準時間で上れた事になりました  ウレピ~~

まだまだいけるんじゃねぇ?
この面平から易老岳まで3時間15分と記されています 結局ここを3時間10分で上りましたから標準時間で上れた事になりました  ウレピ~~ まだまだいけるんじゃねぇ?
池口岳・加加森山・光岳 男性リーダーに先導された女性グル^プに追いつきました

リーダーは山ショップかガイドの様で知識や統率力がありました
男性リーダーに先導された女性グル^プに追いつきました リーダーは山ショップかガイドの様で知識や統率力がありました
池口岳・加加森山・光岳 09時11分 1800m地点が丁度易老渡~易老岳の中間点になります
09時11分 1800m地点が丁度易老渡~易老岳の中間点になります
池口岳・加加森山・光岳 何せこの時期と樹林帯の中で花が無い!
キノコでも撮っておきます
何せこの時期と樹林帯の中で花が無い! キノコでも撮っておきます
池口岳・加加森山・光岳 スギゴケ雌株の胞子体と胞子嚢

セイタカスギゴケでしょうか

コケ類には根が無いので水分や養分を根から吸収できません

水分は雨や川の水飛沫から葉の全体で吸収し、栄養分は空気中に漂う物質や雨から微量に吸収するそうです

仮根は岩や木にへばりつく機能しか無いそうです

コケ類は種子を作らず栄養分の無い胞子を地面に飛ばして雄株や雌株を増やしていきます

色んな植物があるもんです
スギゴケ雌株の胞子体と胞子嚢 セイタカスギゴケでしょうか コケ類には根が無いので水分や養分を根から吸収できません 水分は雨や川の水飛沫から葉の全体で吸収し、栄養分は空気中に漂う物質や雨から微量に吸収するそうです 仮根は岩や木にへばりつく機能しか無いそうです コケ類は種子を作らず栄養分の無い胞子を地面に飛ばして雄株や雌株を増やしていきます 色んな植物があるもんです
池口岳・加加森山・光岳 花が咲く植物の痕跡と言えばイワカガミやゴゼンタチバナの葉っぱ位です
花が咲く植物の痕跡と言えばイワカガミやゴゼンタチバナの葉っぱ位です
池口岳・加加森山・光岳 09時50分 標高2000m
の標識に出会います

易老岳まであと1.8kmです
09時50分 標高2000m の標識に出会います 易老岳まであと1.8kmです
池口岳・加加森山・光岳 美しいシラビソ林が立ち並んでいます

涼しいので水の消費量がセーブ出来て良かったです
美しいシラビソ林が立ち並んでいます 涼しいので水の消費量がセーブ出来て良かったです
池口岳・加加森山・光岳 後で出て来る岩場以外では唯一の梯子でした
後で出て来る岩場以外では唯一の梯子でした
池口岳・加加森山・光岳 トイレブースがこの山にも設置されています

私の経験から利用率は低いと思います
トイレブースがこの山にも設置されています 私の経験から利用率は低いと思います
池口岳・加加森山・光岳 10時38分 3等三角点
「易老岳」2,254.51mを通過します

易老岳ピークまではまだ小1時間かかる場所です
10時38分 3等三角点 「易老岳」2,254.51mを通過します 易老岳ピークまではまだ小1時間かかる場所です
池口岳・加加森山・光岳 この尾根で唯一の荒れた岩場が現われました

滑落する様な崖はありませんので丁度良い刺激になります
この尾根で唯一の荒れた岩場が現われました 滑落する様な崖はありませんので丁度良い刺激になります
池口岳・加加森山・光岳 登山者との行き合いは出来ませんが距離も短いので問題はありません
登山者との行き合いは出来ませんが距離も短いので問題はありません
池口岳・加加森山・光岳 地表が薄いので根っ子が登山道に露出しています
地表が薄いので根っ子が登山道に露出しています
池口岳・加加森山・光岳 11時25分 易老岳(いろうだけ)の標識に着きました

北側、茶臼岳~上河内岳~聖岳への縦走路分岐となっています

ここから南側の光岳へと向かいます
11時25分 易老岳(いろうだけ)の標識に着きました 北側、茶臼岳~上河内岳~聖岳への縦走路分岐となっています ここから南側の光岳へと向かいます
池口岳・加加森山・光岳 易老岳付近は倒木が多く、南へ向かって下がる登山道へ気を付けて進みます

この辺りはシダが多く見られました
易老岳付近は倒木が多く、南へ向かって下がる登山道へ気を付けて進みます この辺りはシダが多く見られました
池口岳・加加森山・光岳 尾根筋を少し下ると右手にトラバースして登山道が付けられています

三吉平(さんきちだいら)までなだらかな下りとなります

易老岳までず~~っと上りだったので主稜線に出ると気が楽になります
尾根筋を少し下ると右手にトラバースして登山道が付けられています 三吉平(さんきちだいら)までなだらかな下りとなります 易老岳までず~~っと上りだったので主稜線に出ると気が楽になります
池口岳・加加森山・光岳 スギゴケやシダなどに囲まれてゴゼンタチバナの赤い実が有りました
スギゴケやシダなどに囲まれてゴゼンタチバナの赤い実が有りました
池口岳・加加森山・光岳 平らな稜線部になると前方に「三吉ガレ」と呼ばれる大崩壊地が右手に見えます
平らな稜線部になると前方に「三吉ガレ」と呼ばれる大崩壊地が右手に見えます
池口岳・加加森山・光岳 エントツ山2号と
日本百名山99座目の単独登山者たち
中央の人は長野から来られた方で100座目は南アルプスの悪沢岳
右の方は何処から来られたか忘れましたが100座目は北海道の幌尻岳で過去2回挑戦も雨で断念したとの事でした
エントツ山2号と 日本百名山99座目の単独登山者たち 中央の人は長野から来られた方で100座目は南アルプスの悪沢岳 右の方は何処から来られたか忘れましたが100座目は北海道の幌尻岳で過去2回挑戦も雨で断念したとの事でした
池口岳・加加森山・光岳 12時42分「三吉平」(さんきちだいら)を通過

特にコルの様な地形には見えませんでした

この辺りからイザルヶ岳の尾根筋末端部が左手に現われます
12時42分「三吉平」(さんきちだいら)を通過 特にコルの様な地形には見えませんでした この辺りからイザルヶ岳の尾根筋末端部が左手に現われます
池口岳・加加森山・光岳 近くに湿地帯の沼がありました

二重山稜で水の出口が無いので雨水などが溜まっているのでしょう
特に動物の足跡はありません

易老渡登山道は山ビルが居るって事でしたが、特に見かけませんでした
近くに湿地帯の沼がありました 二重山稜で水の出口が無いので雨水などが溜まっているのでしょう 特に動物の足跡はありません 易老渡登山道は山ビルが居るって事でしたが、特に見かけませんでした
池口岳・加加森山・光岳 この登山道で2つ目のトイレブースが設置されていました

確かにこのルートは展望が無く日本百名山を目指す登山者以外はあまり登らない様です
この登山道で2つ目のトイレブースが設置されていました 確かにこのルートは展望が無く日本百名山を目指す登山者以外はあまり登らない様です
池口岳・加加森山・光岳 イザルヶ岳の西斜面に沿ってゴーロ帯の上りが続きます
イザルヶ岳の西斜面に沿ってゴーロ帯の上りが続きます
池口岳・加加森山・光岳 エントツ山2号も普段余り山歩きをしていない割には余裕がある様に見えます

やはり高年齢になるとダブルストックは必携ですね
エントツ山2号も普段余り山歩きをしていない割には余裕がある様に見えます やはり高年齢になるとダブルストックは必携ですね
池口岳・加加森山・光岳 他に何もないので再びゴゼンタチバナの登場です

葉っぱの色も少し色付いてきている様です
他に何もないので再びゴゼンタチバナの登場です 葉っぱの色も少し色付いてきている様です
池口岳・加加森山・光岳 ゴーロ帯をほぼ上りきったようです

ダケカンバと岩の草地は心が落ち着く風景です
ゴーロ帯をほぼ上りきったようです ダケカンバと岩の草地は心が落ち着く風景です
池口岳・加加森山・光岳 「静高平」(しずこうだいら)

13時50分 水場がある静高平に着きました

ここは旧制静岡高等学校山岳部が初めてこの地で野営した事から「静高平」と名付けられたそうです

登山道の左側に水が出るパイプが2つあり、上側の水量が多いのでテン泊の若者が給水しておりました

光小屋の水場は急傾斜を下らなければならないのでここで水を確保していく方が良さそうです

但し、夏場にはこの水場は涸れる時があるそうです
「静高平」(しずこうだいら) 13時50分 水場がある静高平に着きました ここは旧制静岡高等学校山岳部が初めてこの地で野営した事から「静高平」と名付けられたそうです 登山道の左側に水が出るパイプが2つあり、上側の水量が多いのでテン泊の若者が給水しておりました 光小屋の水場は急傾斜を下らなければならないのでここで水を確保していく方が良さそうです 但し、夏場にはこの水場は涸れる時があるそうです
池口岳・加加森山・光岳 14時05分 「イザルヶ岳分岐
に着きました

もう濃い霧に覆われていましたのでイザルヶ岳へは明日にして光小屋へと向かいます
14時05分 「イザルヶ岳分岐 に着きました もう濃い霧に覆われていましたのでイザルヶ岳へは明日にして光小屋へと向かいます
池口岳・加加森山・光岳 霧の「ゼンジガ原」の木道
広くはありませんが霧で周りが隠れているので尾瀬の様です

この辺りは二重山稜の地形で窪地になっており地中の水分が凍結と融解を繰り返す事で亀甲状土(きっこうじょうど)になっているらしいです
霧の「ゼンジガ原」の木道 広くはありませんが霧で周りが隠れているので尾瀬の様です この辺りは二重山稜の地形で窪地になっており地中の水分が凍結と融解を繰り返す事で亀甲状土(きっこうじょうど)になっているらしいです
池口岳・加加森山・光岳 ハイマツの自生地南限となっている光岳です

ガスが無ければこの辺りから光小屋と光岳が見える筈なのですが・・・
ハイマツの自生地南限となっている光岳です ガスが無ければこの辺りから光小屋と光岳が見える筈なのですが・・・
池口岳・加加森山・光岳 光小屋の直下に野営地がありました
小屋のすぐ上にも野営地があり、上が一杯になればここにテントが張られる事になります

ここに5~6張出来そうです
光小屋の直下に野営地がありました 小屋のすぐ上にも野営地があり、上が一杯になればここにテントが張られる事になります ここに5~6張出来そうです
池口岳・加加森山・光岳 小屋の東側斜面を15分程下りた所に水場があります

やはり静高平で水は確保する方が良さそうです
小屋の東側斜面を15分程下りた所に水場があります やはり静高平で水は確保する方が良さそうです
池口岳・加加森山・光岳 14時24分「光(てかり)小屋」に着きました

渋沢ゲートから約9時間掛かりました

初代の山小屋は1966年に立てられ1998年に2階建てに建て替えられたらしいです

現在の山小屋主人は2022年から小深山花さんと言われる他の山小屋でスタッフ経験がある女性です

コロナ対策の為、宿泊定員を16名以下にして広いベッドが設備されたユニークな山小屋です
14時24分「光(てかり)小屋」に着きました 渋沢ゲートから約9時間掛かりました 初代の山小屋は1966年に立てられ1998年に2階建てに建て替えられたらしいです 現在の山小屋主人は2022年から小深山花さんと言われる他の山小屋でスタッフ経験がある女性です コロナ対策の為、宿泊定員を16名以下にして広いベッドが設備されたユニークな山小屋です
池口岳・加加森山・光岳 光小屋にチェックインして主な道具を部屋に置き、15時前に光岳へ登ります

途中、一瞬霧が晴れかけたのですがすれっきりです
光小屋にチェックインして主な道具を部屋に置き、15時前に光岳へ登ります 途中、一瞬霧が晴れかけたのですがすれっきりです
池口岳・加加森山・光岳 クネクネ幹が曲がったダケカンバと草地を抜けます
クネクネ幹が曲がったダケカンバと草地を抜けます
池口岳・加加森山・光岳 池がありましたが樹林帯の中なので池塘とは言えません
池がありましたが樹林帯の中なので池塘とは言えません
池口岳・加加森山・光岳 針葉樹が主体の山ですから紅葉は望めません
ダケカンバが少し黄葉しています
針葉樹が主体の山ですから紅葉は望めません ダケカンバが少し黄葉しています
池口岳・加加森山・光岳 日本百名山 南アルプスの最南端にある「光岳」(てかりだけ)です

昔は旧三郡境界の為「三隅岳」と呼ばれていたそうです

明治時代に静岡側から眺めると夕陽に照らされて石灰岩の岩が白く光るところから陸地測量部の担当者が三角点名を光岳(てかりだけ)と名付けたとの事です

三隅山だったら日本百名山に選ばれていなかったかも知れません
日本百名山 南アルプスの最南端にある「光岳」(てかりだけ)です 昔は旧三郡境界の為「三隅岳」と呼ばれていたそうです 明治時代に静岡側から眺めると夕陽に照らされて石灰岩の岩が白く光るところから陸地測量部の担当者が三角点名を光岳(てかりだけ)と名付けたとの事です 三隅山だったら日本百名山に選ばれていなかったかも知れません
池口岳・加加森山・光岳 今年の5月に九州の大崩山以来の73歳双子登山でした

私は日本百名山95座目の登頂となりました

三等三角点「光岳」(てかりだけ 2,591.52m

光岳の南側には標高2,500m以上の山は有りません
今年の5月に九州の大崩山以来の73歳双子登山でした 私は日本百名山95座目の登頂となりました 三等三角点「光岳」(てかりだけ 2,591.52m 光岳の南側には標高2,500m以上の山は有りません
池口岳・加加森山・光岳 光岳を少し過ぎた展望所から覗くと光石(てかりいし)がガスの切れ間に見えました

石灰岩の規模的には四国の石立山、捨身ヶ嶽(しゃしんがだけ)の方が大きいと思います

この石灰岩も太平洋の海底からプレートに乗ってやってきたのでしょう
光岳を少し過ぎた展望所から覗くと光石(てかりいし)がガスの切れ間に見えました 石灰岩の規模的には四国の石立山、捨身ヶ嶽(しゃしんがだけ)の方が大きいと思います この石灰岩も太平洋の海底からプレートに乗ってやってきたのでしょう
池口岳・加加森山・光岳 光石へ行く途中にも池があり、まるで大金持ちの庭みたいです
光石へ行く途中にも池があり、まるで大金持ちの庭みたいです
池口岳・加加森山・光岳 日本アルプスのダケカンバの黄葉は北アルプスの岳沢が美しいのですが、まあここもそれなりに魅力的です
日本アルプスのダケカンバの黄葉は北アルプスの岳沢が美しいのですが、まあここもそれなりに魅力的です
池口岳・加加森山・光岳 15時45分 光石に登ります
下側にもう一つ石灰岩の岩峰がある様です
遠州側からどちらの岩がテカっているのでしょうか
15時45分 光石に登ります 下側にもう一つ石灰岩の岩峰がある様です 遠州側からどちらの岩がテカっているのでしょうか
池口岳・加加森山・光岳 光石から粘って光岳方面を写します

下って来た登山道が見えます
光石から粘って光岳方面を写します 下って来た登山道が見えます
池口岳・加加森山・光岳 少し岩の先に出ますが、これ以上右側に出る事が出来ません

石灰岩は結構脆くなっています
少し岩の先に出ますが、これ以上右側に出る事が出来ません 石灰岩は結構脆くなっています
池口岳・加加森山・光岳 千葉から来られたご夫婦と写真を撮り合います

そんなに仲が良いっていう程でもありませんが一応肩を組んでみます
千葉から来られたご夫婦と写真を撮り合います そんなに仲が良いっていう程でもありませんが一応肩を組んでみます
池口岳・加加森山・光岳 光石の下から千葉の奥さんが旦那さんに写真のアングルを色々指示されて撮って頂きました

四国百名山ではまさに一期一会ではありますが同じ目的の同志って感じで親しくなります
光石の下から千葉の奥さんが旦那さんに写真のアングルを色々指示されて撮って頂きました 四国百名山ではまさに一期一会ではありますが同じ目的の同志って感じで親しくなります
池口岳・加加森山・光岳 今回三度目のゴゼンタチバナです 実が3個付いていました
今回三度目のゴゼンタチバナです 実が3個付いていました
池口岳・加加森山・光岳 これはガンコウランでしょうか
夏の遠征でもあちこちの山でガンコウランを見ましたが花や実を見たことがありません
これはガンコウランでしょうか 夏の遠征でもあちこちの山でガンコウランを見ましたが花や実を見たことがありません
池口岳・加加森山・光岳 地衣類のミヤマハナゴゲでしょうか

中部地以北の2000m以上の山岳で見られるとの事です
地衣類のミヤマハナゴゲでしょうか 中部地以北の2000m以上の山岳で見られるとの事です
池口岳・加加森山・光岳 見れば見る程このハナゴケは変わった形をしています
見れば見る程このハナゴケは変わった形をしています
池口岳・加加森山・光岳 光小屋に帰って寝る準備をしてから食堂へ行きます

二人用個室で周りは暑いカーテンで仕切られています

ザックやストックは外側に置きベッドルームは基本寝具類のみ置きます
光小屋に帰って寝る準備をしてから食堂へ行きます 二人用個室で周りは暑いカーテンで仕切られています ザックやストックは外側に置きベッドルームは基本寝具類のみ置きます
池口岳・加加森山・光岳 光小屋の食堂

手前はガスストーブで自炊出来る様なテーブルです

奥は主に小屋が用意したカレーを食べるテーブルです

我々は食糧を減らす為にカレーを注文しませんでした
2千円は一瞬高いと思いましたが、北アルプスなどの山小屋でも夕食はその位の値段がします

9月24日にNHK小さな旅でこの山小屋が紹介されていたのですが知らなかったです
もし、その番組を見ていれば女主人の奮闘振りを知りカレーを注文したでしょう

水場で会ったテント泊の若者もここでカレーを食べていました
光小屋の食堂 手前はガスストーブで自炊出来る様なテーブルです 奥は主に小屋が用意したカレーを食べるテーブルです 我々は食糧を減らす為にカレーを注文しませんでした 2千円は一瞬高いと思いましたが、北アルプスなどの山小屋でも夕食はその位の値段がします 9月24日にNHK小さな旅でこの山小屋が紹介されていたのですが知らなかったです もし、その番組を見ていれば女主人の奮闘振りを知りカレーを注文したでしょう 水場で会ったテント泊の若者もここでカレーを食べていました
池口岳・加加森山・光岳 9月28日 朝05時45分
光小屋を出発します

小屋の直ぐ上側ではテントの撤収をされていました
ちなみにテン場代は一張2千円です

非常に寒かったので小屋泊まりで正解でした
9月28日 朝05時45分 光小屋を出発します 小屋の直ぐ上側ではテントの撤収をされていました ちなみにテン場代は一張2千円です 非常に寒かったので小屋泊まりで正解でした
池口岳・加加森山・光岳 用事で外に居た小宮山花さんが「原さ~~ん お気をつけて~」と挨拶してくれました

本当に情熱のある優しくて綺麗な人でした
用事で外に居た小宮山花さんが「原さ~~ん お気をつけて~」と挨拶してくれました 本当に情熱のある優しくて綺麗な人でした
池口岳・加加森山・光岳 昨日は気が付かなかったのですが、ゼンジヶ原にも「ハナゴケ」が沢山ありました
昨日は気が付かなかったのですが、ゼンジヶ原にも「ハナゴケ」が沢山ありました
池口岳・加加森山・光岳 イザルヶ岳分岐に着くと横浜のご夫婦が休憩されていました

これから奥さんをアシストして南アルプスの間ノ岳まで一気に縦して100名山を完歩されると言われてました

ちなみにご夫婦は大学のワンゲルで知り合ってご結婚されたとの事で、奥様は2年先輩だった様です
イザルヶ岳分岐に着くと横浜のご夫婦が休憩されていました これから奥さんをアシストして南アルプスの間ノ岳まで一気に縦して100名山を完歩されると言われてました ちなみにご夫婦は大学のワンゲルで知り合ってご結婚されたとの事で、奥様は2年先輩だった様です
池口岳・加加森山・光岳 分岐からイザルヶ岳へ向かいます
ここにも曲がりくねったダケカンバが数本ありました
分岐からイザルヶ岳へ向かいます ここにも曲がりくねったダケカンバが数本ありました
池口岳・加加森山・光岳 06時10分 イザルヶ岳に着きました

日の出や富士山はおろか隣の山さえ濃霧で見えません

もっと広い砂礫地ならば道を失っていたかも分かりません
06時10分 イザルヶ岳に着きました 日の出や富士山はおろか隣の山さえ濃霧で見えません もっと広い砂礫地ならば道を失っていたかも分かりません
池口岳・加加森山・光岳 イザルヶ岳分岐に帰って、ゴーロ帯を下って行きます

このゴーロ帯は静高平の水場から続いている涸れ沢です
イザルヶ岳分岐に帰って、ゴーロ帯を下って行きます このゴーロ帯は静高平の水場から続いている涸れ沢です
池口岳・加加森山・光岳 三吉ガレで崖っぷちに出てみましたが真っ白で何も見えませんでした
一人だと心細い程の濃霧です
三吉ガレで崖っぷちに出てみましたが真っ白で何も見えませんでした 一人だと心細い程の濃霧です
池口岳・加加森山・光岳 08時28分 易老岳の標識に着きました

ここからは下り一辺倒になりますので気が楽になりましたが、下りの落とし穴がありました
08時28分 易老岳の標識に着きました ここからは下り一辺倒になりますので気が楽になりましたが、下りの落とし穴がありました
池口岳・加加森山・光岳 昨日は寄らなかった易老岳のピーク標識を探します

倒木を回り込むと「易老岳」の山頂標識がありました

標石は三角点では無く境界杭でした

易老渡からこの易老岳まで標高が50m上がる毎に番号を1から30まで記した表札が樹に掛けられています
昨日は寄らなかった易老岳のピーク標識を探します 倒木を回り込むと「易老岳」の山頂標識がありました 標石は三角点では無く境界杭でした 易老渡からこの易老岳まで標高が50m上がる毎に番号を1から30まで記した表札が樹に掛けられています
池口岳・加加森山・光岳 さて、易老岳からは激下りが始まります
さて、易老岳からは激下りが始まります
池口岳・加加森山・光岳 難所の手前で大勢のツアー登山者が若いガイドに連れられて登って来ます

このガイドさんから「お二人良く似てますね」と言われました

子供の頃は似ていると言われる事は嫌でしたが、まあこの歳になれば素直に「ハイ 双子ですから」って言える様になりました

大学入学以来、我々双子は住む場所も仕事も別々でした

大体に女兄弟と違って男の兄弟は付き合いが淡白な様です
上の兄貴ともそうですが、普段は何の連絡もせず、新居浜で会った時は色々話をするってっ感じです
難所の手前で大勢のツアー登山者が若いガイドに連れられて登って来ます このガイドさんから「お二人良く似てますね」と言われました 子供の頃は似ていると言われる事は嫌でしたが、まあこの歳になれば素直に「ハイ 双子ですから」って言える様になりました 大学入学以来、我々双子は住む場所も仕事も別々でした 大体に女兄弟と違って男の兄弟は付き合いが淡白な様です 上の兄貴ともそうですが、普段は何の連絡もせず、新居浜で会った時は色々話をするってっ感じです
池口岳・加加森山・光岳 唯一の難所を下ります
この辺りは岩の細尾根となっています
唯一の難所を下ります この辺りは岩の細尾根となっています
池口岳・加加森山・光岳 08時56分 三角点「易老岳」を通過します
08時56分 三角点「易老岳」を通過します
池口岳・加加森山・光岳 単調な歩きなのでキノコでも撮るしかありません

南アルプスの南部は特に雨量が多くキノコやスギゴケが多い様です
単調な歩きなのでキノコでも撮るしかありません 南アルプスの南部は特に雨量が多くキノコやスギゴケが多い様です
池口岳・加加森山・光岳 10時58分 標高1600mを通過しました

易老渡まで後2kmです
急な下りで太腿の筋肉が張ってストックが頼りです

こんな平坦な場所に出ると助かります
10時58分 標高1600mを通過しました 易老渡まで後2kmです 急な下りで太腿の筋肉が張ってストックが頼りです こんな平坦な場所に出ると助かります
池口岳・加加森山・光岳 11時15分「面平」まで下って来ました

標識には易老渡まで1時間25分と記されています

実際、ここから易老渡まで1時間50分も掛かってしまいました

やはり踵の故障で運動不足になったのが災いしました
歩けなければ自転車に乗ろうと思った事でした
11時15分「面平」まで下って来ました 標識には易老渡まで1時間25分と記されています 実際、ここから易老渡まで1時間50分も掛かってしまいました やはり踵の故障で運動不足になったのが災いしました 歩けなければ自転車に乗ろうと思った事でした
池口岳・加加森山・光岳 尾根が細くなるとやがて急斜面のジグザグ道になる気配です
尾根が細くなるとやがて急斜面のジグザグ道になる気配です
池口岳・加加森山・光岳 最後のジグザグ急斜面ではヨロヨロと歩きました

フツーの高齢者になってしまいました
最後のジグザグ急斜面ではヨロヨロと歩きました フツーの高齢者になってしまいました
池口岳・加加森山・光岳 13時06分 遠山川を渡り易老渡に着きました

遠山川は昔、この地方を治めていた遠山氏の名前から地名等が付けられた様です
13時06分 遠山川を渡り易老渡に着きました 遠山川は昔、この地方を治めていた遠山氏の名前から地名等が付けられた様です
池口岳・加加森山・光岳 遠山川は南アルプスの赤石山系から流れ出ているので河原を良くみると赤い大岩が転がっています
遠山川は南アルプスの赤石山系から流れ出ているので河原を良くみると赤い大岩が転がっています
池口岳・加加森山・光岳 まあ、何とか下山出来ました

足底腱膜炎を何とかしなければ遠征もままならないと痛感した今回の光岳登山でした
まあ、何とか下山出来ました 足底腱膜炎を何とかしなければ遠征もままならないと痛感した今回の光岳登山でした
池口岳・加加森山・光岳 オヤマボクチの咲く鉱山鉄道跡の村道を芝沢へと向かいます
オヤマボクチの咲く鉱山鉄道跡の村道を芝沢へと向かいます
池口岳・加加森山・光岳 確かに遠山川を良く見ると赤い岩が沢山川面に転がっています

でも庭石は石鎚山系の青石の方が良いと思うのですが・・・
確かに遠山川を良く見ると赤い岩が沢山川面に転がっています でも庭石は石鎚山系の青石の方が良いと思うのですが・・・
池口岳・加加森山・光岳 昨日は気が付かなかったのですが、山小屋への歩荷用荷物を運ぶバイクが置かれています

村道崩壊の為ここに置かれている様です
昨日は気が付かなかったのですが、山小屋への歩荷用荷物を運ぶバイクが置かれています 村道崩壊の為ここに置かれている様です
池口岳・加加森山・光岳 14時11分やっと崩壊地に入ります
崩壊地まで結構長い事歩きました
14時11分やっと崩壊地に入ります 崩壊地まで結構長い事歩きました
池口岳・加加森山・光岳 崩壊地上部では沢筋に木橋が掛けられています
崩壊地上部では沢筋に木橋が掛けられています
池口岳・加加森山・光岳 14時40分やっとこさ芝沢ゲートにとうちゃこ~~

光岳で知り合いになった登山者は既に車で帰っている様です

往路では数組抜きましたが、復路では全ての登山者に抜かれてしまいましあ

無事是(これ)傷だらけの名馬也
14時40分やっとこさ芝沢ゲートにとうちゃこ~~ 光岳で知り合いになった登山者は既に車で帰っている様です 往路では数組抜きましたが、復路では全ての登山者に抜かれてしまいましあ 無事是(これ)傷だらけの名馬也
池口岳・加加森山・光岳 芝沢ゲートの車に帰り、近くの沢で体を清めて着替えを済ませます
その後カーナビを「自宅に帰る」にセットして高速中央道飯田ICへ向かいます

日本百名山の中でも難敵の一つとされる光岳(てかりだけ)を兄弟と歩くと言う思わぬ機会に恵まれて無事95座目をクリアする事が出来ました

エントツ山
芝沢ゲートの車に帰り、近くの沢で体を清めて着替えを済ませます その後カーナビを「自宅に帰る」にセットして高速中央道飯田ICへ向かいます 日本百名山の中でも難敵の一つとされる光岳(てかりだけ)を兄弟と歩くと言う思わぬ機会に恵まれて無事95座目をクリアする事が出来ました エントツ山

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。