東生駒のMさんが切り拓いた直後の旧道(暗峠・宝山寺道)を歩いてきました。かつてはヤブ漕ぎ必死だった区間も快適に歩けます。旧道といっても、近年まで使われていた形跡もあり、かなりしっかりとした道が残されています。 当方がこの道に初めて挑戦したのは、2013年のことで最初は十三仏板碑(通称:うつぶせ地蔵)までのピストンでした。その後2回程チャレンジしましたが、いずれも残念木(倒木)地点で迂回をしてルートを離脱しています。初めてまともに通り抜けできたのは2015年3月のこと、様子を動画にして公開しています。しかし、この時も残念木の周辺から上部へ迂回しています。迂回したところで、道跡を発見しこれが古道かと思ったのですが、実は本当の古道は、もう一段下がったところにありました。 かつては存在した鉄塔も、2015年の時点では撤去されており、予想通り周辺の様子は一変しています。鉄塔撤去後は広場のようになっていたのです。本来のルートを発見できたのは、2016年1月に道願寺奥にある水源設備のある谷筋を登ったことでした。この谷筋には、古い地図に道が描かれており、かつては旧道と連絡していたと推測。登りつめると残念木の向こう側にあった本来の道を発見しました。 このことがキッカケで、残念木周辺の整備に着手。笹などの草刈りは10mもないだろうと楽観視したため、1度目は途中で敗退。その後、猛太さんと知り合い開通させたのは2016年2月11日のことでした。あれから、まもなく3年の月日が流れます。今では、全区間を整備される方々のお陰で、かつてと比べてとても快適に歩けるようになりました。(とは言え、廃道に違いありません) その残念木を本日自分の手で処理することができて幸せです。これも何かの巡りあわせでしょう。今後、この区間が不通になることはないと思います。関連の活動記録を下掲しました。動画欄には時系列で3本リンクしておきます。これから挑戦なさる方の参考になればと願いつつ。 2013年12月05日(木) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-379207.html 2013年12月23日(月) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-385761.html 2016年01月04日(月) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-791326.html 2016/01/28(木) https://yamap.co.jp/activity/241236 2016/02/11(木) https://yamap.co.jp/activity/250748
石切駅前、団体客で占拠されてました。押しのけて出た。出発の準備できまへーん。
石切駅前、団体客で占拠されてました。押しのけて出た。出発の準備できまへーん。
カエデの路(谷筋道)は通行止め。入り口付近、草刈りされてスッキリしてます。では、突入!
カエデの路(谷筋道)は通行止め。入り口付近、草刈りされてスッキリしてます。では、突入!
うほっ、イイ感じに切ってある。
うほっ、イイ感じに切ってある。
ハイキング道の案内板です。
ハイキング道の案内板です。
最初の休憩ポイント。紅葉にはまだ早いけど、良い感じの山道です。ココまでは。。。
最初の休憩ポイント。紅葉にはまだ早いけど、良い感じの山道です。ココまでは。。。
キタキタ! 倒木。この手の倒木は厄介。葉っぱが邪魔をします。枯れるまで待つしかありません。
キタキタ! 倒木。この手の倒木は厄介。葉っぱが邪魔をします。枯れるまで待つしかありません。
沢へ降りて迂回しようと企む。いきなりヤバイやんけ。
沢へ降りて迂回しようと企む。いきなりヤバイやんけ。
お次の倒木も、ちと厄介なヤツ。今度は、岸が高いので山側から迂回します。
お次の倒木も、ちと厄介なヤツ。今度は、岸が高いので山側から迂回します。
倒木の下をくぐって向こう側へ。
倒木の下をくぐって向こう側へ。
通り越して振り返り。うーん。この区間は沢歩きの方が吉。
通り越して振り返り。うーん。この区間は沢歩きの方が吉。
ホウホウ。休憩所の一本足屋根は無事だったみたい。倒れても不思議じゃないけどなぁ。
ホウホウ。休憩所の一本足屋根は無事だったみたい。倒れても不思議じゃないけどなぁ。
ちと、ヤバイ予感がモリモリ。
ちと、ヤバイ予感がモリモリ。
やっぱりねぇ。細い枝の倒木だけど、かなり頑強で手強い。谷を高巻きしているので、ここはSK-11の出番となりました。
やっぱりねぇ。細い枝の倒木だけど、かなり頑強で手強い。谷を高巻きしているので、ここはSK-11の出番となりました。
元のルートはぐっちゃぐちゃ。
元のルートはぐっちゃぐちゃ。
この先も倒木が多くなる。
この先も倒木が多くなる。
道は完全に崩壊してます。
道は完全に崩壊してます。
鉄塔巡視路との分岐に到着。そっちも気になるけど、今回は尾根道へ出よう。
鉄塔巡視路との分岐に到着。そっちも気になるけど、今回は尾根道へ出よう。
尾根道への取り付き手前で大きく崩落しています。
尾根道への取り付き手前で大きく崩落しています。
この看板を見落とさないように。
この看板を見落とさないように。
急斜面のルート部分はよく手入れされてました。
急斜面のルート部分はよく手入れされてました。
辻子谷ハイキング道で生駒山へ。ランナーさんを見送ります。
辻子谷ハイキング道で生駒山へ。ランナーさんを見送ります。
おおー。前回来た時よりも厳重な戸締りですなぁ。「入るな光線」がハンパない。
おおー。前回来た時よりも厳重な戸締りですなぁ。「入るな光線」がハンパない。
しゃーないので、スカイラインから迂回します。
しゃーないので、スカイラインから迂回します。
だだっ広い駐車場を斜めに横断しました。
だだっ広い駐車場を斜めに横断しました。
はぁ?こんなところに近鉄バス。トコトコてんとう虫運休による、臨時措置だそうです。無料送迎。
はぁ?こんなところに近鉄バス。トコトコてんとう虫運休による、臨時措置だそうです。無料送迎。
鬼取山八大龍王さんです。五丁の行き先はココだと思います。
鬼取山八大龍王さんです。五丁の行き先はココだと思います。
鬼取山とハッキリ書いてあるし。
鬼取山とハッキリ書いてあるし。
十五丁だったらここで間違いないけど、ここは同じ「はちだいさん」でも、「八」に「代」と書く。ヤシロさんじゃありませんよ。
十五丁だったらここで間違いないけど、ここは同じ「はちだいさん」でも、「八」に「代」と書く。ヤシロさんじゃありませんよ。
木漏れ日が明るいです。ココは隠れた黄葉の名所。今月末ぐらいでしょうか。
木漏れ日が明るいです。ココは隠れた黄葉の名所。今月末ぐらいでしょうか。
倒木が凄かったと推測。
倒木が凄かったと推測。
石垣沿いの細道を歩くのが、暗峠宝山寺道です。初めての時は道と思えなかった。
石垣沿いの細道を歩くのが、暗峠宝山寺道です。初めての時は道と思えなかった。
今はMさん設置の竹レールに沿って歩くのがグッド!
今はMさん設置の竹レールに沿って歩くのがグッド!
徐々に道らしくなって、目印の巨石を過ぎると、石畳の痕跡を確認できます。
徐々に道らしくなって、目印の巨石を過ぎると、石畳の痕跡を確認できます。
この辺りも土留めの石積みを確認できる。古道の雰囲気を今に伝えています。
この辺りも土留めの石積みを確認できる。古道の雰囲気を今に伝えています。
道幅が急に広くなってきました。
道幅が急に広くなってきました。
大変有名となった「うつぶせ地蔵(十三仏板碑)」です。写真右に「永正七年」の紀年銘を読み取れます。
大変有名となった「うつぶせ地蔵(十三仏板碑)」です。写真右に「永正七年」の紀年銘を読み取れます。
あれっ? この丸みは自然のモノじゃない。しかし、木の根がガッチリ絡まっています。掘り出せばお宝かも。以前にもこの周辺で五輪塔の一部を発見しました。
あれっ? この丸みは自然のモノじゃない。しかし、木の根がガッチリ絡まっています。掘り出せばお宝かも。以前にもこの周辺で五輪塔の一部を発見しました。
来たぞー。残念木が横たわる場所。かつては通過困難だった区間。何度も苦杯をなめた。
来たぞー。残念木が横たわる場所。かつては通過困難だった区間。何度も苦杯をなめた。
ノコ目が残ってる。2016年2月11日以降も何度かチャレンジしては諦めた。
ノコ目が残ってる。2016年2月11日以降も何度かチャレンジしては諦めた。
さて、今日もSK-11でちょっとずつノコ目を深くしよう。
さて、今日もSK-11でちょっとずつノコ目を深くしよう。
き、切れた! ノコ目は以前よりも深くなってた様子、Mさんの助太刀かな? 最後は蹴りを一発入れて切断に成功。徐々に腐っていたみたいです。
き、切れた! ノコ目は以前よりも深くなってた様子、Mさんの助太刀かな? 最後は蹴りを一発入れて切断に成功。徐々に腐っていたみたいです。
残念木の区間を過ぎると、明瞭な道が残っています。
残念木の区間を過ぎると、明瞭な道が残っています。
これはMさん専用の休憩石です。
これはMさん専用の休憩石です。
くっきり、はっきり古道の跡。
くっきり、はっきり古道の跡。
うあっ、Mさんの特上休憩石が、倒木の折れ枝や笹に占拠されてるジャマイカ。
うあっ、Mさんの特上休憩石が、倒木の折れ枝や笹に占拠されてるジャマイカ。
退治しました。ここでゆっくりなさってください。
退治しました。ここでゆっくりなさってください。
あっという間にグッジョブの木。ヤブ漕ぎは1ミリもありませんでした。
あっという間にグッジョブの木。ヤブ漕ぎは1ミリもありませんでした。
日当たり良好な髪切峠。髪切と書いて、「こ(う)ぎり」と読む。前鬼後鬼伝承に因んだ名称です。
日当たり良好な髪切峠。髪切と書いて、「こ(う)ぎり」と読む。前鬼後鬼伝承に因んだ名称です。
かつては旗振り通信の行われた天照山に到着。登り口付近は、背よりも高いヤブ漕ぎでした。
かつては旗振り通信の行われた天照山に到着。登り口付近は、背よりも高いヤブ漕ぎでした。
分かりやすい尾根道です。しかし、倒木がジャマをする。何度も迂回しました。
分かりやすい尾根道です。しかし、倒木がジャマをする。何度も迂回しました。
日待講の遺品です。お墓じゃありません。庚申信仰とよく似たものと思われます。
日待講の遺品です。お墓じゃありません。庚申信仰とよく似たものと思われます。
山形の上部に月と太陽。
山形の上部に月と太陽。
石碑の下部に正保二年(江戸期)の銘が刻されています。
石碑の下部に正保二年(江戸期)の銘が刻されています。
石碑が登り口になっているけれど、今しばらくはおススメできる状態じゃないです。
石碑が登り口になっているけれど、今しばらくはおススメできる状態じゃないです。
ぼくらの広場に到着。天気良過ぎ~。眩しいです。
ぼくらの広場に到着。天気良過ぎ~。眩しいです。
客坊谷コースで一気に下山。崩落があったようです。
客坊谷コースで一気に下山。崩落があったようです。
いつもの瓢箪山神社でごあいさつ。ココが鳴川千光寺参詣道の起点であることを示す道標。
いつもの瓢箪山神社でごあいさつ。ココが鳴川千光寺参詣道の起点であることを示す道標。
石切駅前、団体客で占拠されてました。押しのけて出た。出発の準備できまへーん。
カエデの路(谷筋道)は通行止め。入り口付近、草刈りされてスッキリしてます。では、突入!
うほっ、イイ感じに切ってある。
ハイキング道の案内板です。
最初の休憩ポイント。紅葉にはまだ早いけど、良い感じの山道です。ココまでは。。。
キタキタ! 倒木。この手の倒木は厄介。葉っぱが邪魔をします。枯れるまで待つしかありません。
沢へ降りて迂回しようと企む。いきなりヤバイやんけ。
お次の倒木も、ちと厄介なヤツ。今度は、岸が高いので山側から迂回します。
倒木の下をくぐって向こう側へ。
通り越して振り返り。うーん。この区間は沢歩きの方が吉。
ホウホウ。休憩所の一本足屋根は無事だったみたい。倒れても不思議じゃないけどなぁ。
ちと、ヤバイ予感がモリモリ。
やっぱりねぇ。細い枝の倒木だけど、かなり頑強で手強い。谷を高巻きしているので、ここはSK-11の出番となりました。
元のルートはぐっちゃぐちゃ。
この先も倒木が多くなる。
道は完全に崩壊してます。
鉄塔巡視路との分岐に到着。そっちも気になるけど、今回は尾根道へ出よう。
尾根道への取り付き手前で大きく崩落しています。
この看板を見落とさないように。
急斜面のルート部分はよく手入れされてました。
辻子谷ハイキング道で生駒山へ。ランナーさんを見送ります。
おおー。前回来た時よりも厳重な戸締りですなぁ。「入るな光線」がハンパない。
しゃーないので、スカイラインから迂回します。
だだっ広い駐車場を斜めに横断しました。
はぁ?こんなところに近鉄バス。トコトコてんとう虫運休による、臨時措置だそうです。無料送迎。
鬼取山八大龍王さんです。五丁の行き先はココだと思います。
鬼取山とハッキリ書いてあるし。
十五丁だったらここで間違いないけど、ここは同じ「はちだいさん」でも、「八」に「代」と書く。ヤシロさんじゃありませんよ。
木漏れ日が明るいです。ココは隠れた黄葉の名所。今月末ぐらいでしょうか。
倒木が凄かったと推測。
石垣沿いの細道を歩くのが、暗峠宝山寺道です。初めての時は道と思えなかった。
今はMさん設置の竹レールに沿って歩くのがグッド!
徐々に道らしくなって、目印の巨石を過ぎると、石畳の痕跡を確認できます。
この辺りも土留めの石積みを確認できる。古道の雰囲気を今に伝えています。
道幅が急に広くなってきました。
大変有名となった「うつぶせ地蔵(十三仏板碑)」です。写真右に「永正七年」の紀年銘を読み取れます。
あれっ? この丸みは自然のモノじゃない。しかし、木の根がガッチリ絡まっています。掘り出せばお宝かも。以前にもこの周辺で五輪塔の一部を発見しました。
来たぞー。残念木が横たわる場所。かつては通過困難だった区間。何度も苦杯をなめた。
ノコ目が残ってる。2016年2月11日以降も何度かチャレンジしては諦めた。
さて、今日もSK-11でちょっとずつノコ目を深くしよう。
き、切れた! ノコ目は以前よりも深くなってた様子、Mさんの助太刀かな? 最後は蹴りを一発入れて切断に成功。徐々に腐っていたみたいです。
残念木の区間を過ぎると、明瞭な道が残っています。
これはMさん専用の休憩石です。
くっきり、はっきり古道の跡。
うあっ、Mさんの特上休憩石が、倒木の折れ枝や笹に占拠されてるジャマイカ。
退治しました。ここでゆっくりなさってください。
あっという間にグッジョブの木。ヤブ漕ぎは1ミリもありませんでした。
日当たり良好な髪切峠。髪切と書いて、「こ(う)ぎり」と読む。前鬼後鬼伝承に因んだ名称です。
かつては旗振り通信の行われた天照山に到着。登り口付近は、背よりも高いヤブ漕ぎでした。
分かりやすい尾根道です。しかし、倒木がジャマをする。何度も迂回しました。
日待講の遺品です。お墓じゃありません。庚申信仰とよく似たものと思われます。
山形の上部に月と太陽。
石碑の下部に正保二年(江戸期)の銘が刻されています。
石碑が登り口になっているけれど、今しばらくはおススメできる状態じゃないです。
ぼくらの広場に到着。天気良過ぎ~。眩しいです。
客坊谷コースで一気に下山。崩落があったようです。
いつもの瓢箪山神社でごあいさつ。ココが鳴川千光寺参詣道の起点であることを示す道標。