赤岳・忠別岳縦走2日目

2023.07.23(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 29
休憩時間
1 時間 44
距離
11.0 km
のぼり / くだり
375 / 731 m
2 35
58
1 45

活動詳細

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 2日目は高根ヶ原をのんびり歩き忠別避難小屋までのお散歩コース。 朝はヒグマの気配はなく大丈夫そうだ。良く晴れて爽やか高根ヶ原を進むと次から次へとお花畑の七変化。高原沼のながめと目指す忠別岳を見ながら気持ち良く歩くことが出来た。  途中気になっていた平ヶ岳を見るとハイマツの隙間を縫っていけるのではないかと思いブッシュに分け入ってみた。始めは上手く進めたが山頂近くになると一面ハイマツに覆われてきた。GPSを頼りにハイマツ突破を試みたが激しい抵抗に合いたどり着けなかった。ピークに向けてGPSを確認すると向きがクルクル変わり結果そばを通り過ぎることになった。1km程の距離を1時間かけて突破、70過ぎの爺さんにはキツイ1時間だった。 ハイマツからナナカマドの密林をかき分けてルートに戻り暫く休憩をとった。脚も腕もかなり消耗し次は積雪期に挑戦しようと思ったが先は怪しい。  気を取り直して忠別沼を目指し緩やかな登りを行くと岩峰が見えてきて眼下に忠別沼が出現、元気復活沼のほとりでゆっくり休憩をとった。エネルギー補給をして忠別岳への登りに入った。ハイマツ漕ぎの報いが脚に出て来て厳しい。一歩ずつ歩みを進めていくとガスが出てきて涼しくなった。眺めは無くなるが身体にはありがたい、間もなく山頂到着。ガスと風で早々に退避、直下のチングルマのお花畑で休憩をとった。一面のチングルマ大群落はここまでの苦労を忘れさせてくれる光景だ。明日の朝もまた見れると思い避難小屋に向かうとはるか下に三角屋根が見えてきた。しかしここからが長い、歩いてもなかなか小屋が近づかない。1時間ほど歩いてようやく分岐に到着。 ここからはすぐだ、小屋前の雪渓を渡り小屋下に到着。雪渓は大きくたっぷり残っているが水汲み場を見ると小屋のすぐ下で汲めるようだ。いつもより20mほど上だ。やはり雪解けが早いようだ。早速水を汲みに下りた。ついでに手足、顔頭を洗いさっぱりした。生き返った!しかし雪渓から流れ出た水は持ちろん0度、10秒も足を浸けているとしびれてしまう。浄水器で水を確保し小屋に戻った。2年ぶりの小屋は少し修繕されていたがソロ限界だろう、羊蹄、ヒサゴ沼、白雲、上ホロ避難小屋と改修が進んできて次はここか?或いは美瑛富士か?楽しみだ! 待ったりしていると一人入ってきた。韓国から年に何度も来国し山の写真を撮っているという、日本語が堪能な方で60歳という。夕食の準備をしていると賑やかなグループが入ってきた。オーストラリアからきた6人組、男女3人ずつ全員60代。3日前に望岳台からスタートし上ホロ避難小屋、美瑛富士避難小屋、トムラ南沼野営地、そして今日。明日白雲岳避難小屋に泊り旭岳に抜けるという、凄い人たちだ。ともかく朗らかにぎやかだ。私は朝5時に出発予定だと言うと彼らは7時出発予定だという。静かにしてもらって早寝させてもらった。

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