神さんの山・石鎚山登拝 石鎚お山開き大祭7月1日

2023.07.01(土) 日帰り

活動データ

タイム

09:20

距離

9.7km

のぼり

964m

くだり

963m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 20
休憩時間
2 時間 52
距離
9.7 km
のぼり / くだり
964 / 963 m
1 39
40
9
1 40
12
38

活動詳細

すべて見る

神さんの山「石鎚山登拝」 7月1日 (雨) プロローグ 私達が現在石鎚を神さんの山だと感じているのは西条「石鎚神社本社」(口之宮)、「石鎚神社・成就社」(中之宮)、山頂にある「石鎚神社・頂上社」(奥之宮)、更には「土小屋遥拝殿」の存在ですよね 実はこの石鎚神社は明治時代以降に出来上がった比較的新しい信仰スタイルなのです 「霊峰石鎚」は古来西条の「石鉄山金色院・前神寺」(これが石鎚山の別当寺でした)、「九品山浄土山不動院・極楽寺」、周桑郡小松町の「石鉄山福智院・横峰寺」今治の「石土山不動院・石中寺」、丹原の「西山興隆寺」等がその御神体として崇め「石鎚蔵王権現」を祀る素朴な山岳信仰の対象として明治時代まで続いてきました。 ところが明治維新の新政府が天皇制護持の方針から、天皇の系譜は日本古来の神にありと神国ニッポンをキャッチフレーズにします その為乱暴にも明治元年「神仏分離令」を公布し従来の神仏混淆(こんこう)の修験道を廃止してしまいました そして明治4年、それまで石鎚信仰の中心だった前神寺等全国のお寺が廃止され、「石土神社」(後に石鎚神社)が誕生したのです 明治政府っていきなり仏教を廃止って長年の文化伝統を無視した政策を実行しようとしたんですねぇ (そんな簡単に庶民に受け入れなかったのですが・・・) そんなこんな人間界の思惑を超えて霊峰石鎚は今も多くの登山者や登拝者に親しまれています 戦後、石鎚神社では石鎚本教という宗教団体を設立して比較的神仏混交的な教義で従来の仏教的なしきたりなどを踏襲した独特の幅広い宗教活動を行っている様です さて、話は7月1日の石鎚山開き大祭(昔はお山市と呼ばれていました)に移ります 石鎚神社の祭神は「石鎚比古神(ひこかみ)」=「石鎚大神(おおかみ)」とされています(狼とは関係ありません) 何でも位置付けは神話に出て来るイザナギ、イザナミの二番目の子供みたいです 万能の神「石鎚大神」ではありますが、色々忙しいので三人の子分に仕事を任せています 会社で言うと社長が忙しいので各部署に応じた取締役を置くのとおんなじ理屈ですね 普段その三体の御神像は石鎚本社に居られます その1)「仁」の徳(和魂にぎみたま)を持つ「玉持の御神像」優しさを前面に押し出します その2)「智」の徳(奇魂くしみたま)を担当の「鏡持の御神像」賢さがモットーです その3)「勇」の徳(荒魂あらたま)を任せられた「剱持の御神像」勇ましさがウリです で、6月30日にこの三体の御神像は一旦成就社に移されます(奉遷と言います) ロープウェイが開通するまでは各地区の青年団が黒河道や今宮道から神輿を担いていました 現在は御神像が納められた神輿はトラックに載せられて移動しロープウェイで上がります 個人的には本社の出発式やロープウェイ駅から成就社への移動時しか往年の風物は感じられません そしていよいよ7月1日に各地区の信者さんによって成就社から山頂社へと担ぎ上げられ(動座すると言います)10日間山頂社に置かれる(奉祀ほうしすると呼びます)のです この10日間が石鎚お山開き大祭の期間となる訳です トップは「仁」の御神像でイメージカラーは赤、今年は東予地区の崇敬組合が担当です 2番手は「智」の御神像でイメージカラーは青、遠く大分の崇敬組合が参加されました しんがりは「勇」の御神像で黄色、中予の大人数でこの中に赤いクレパス君が居ます 見物(みもの)は鎖禅定の勇壮な御神像の担ぎ上げ風景です 一本のロープを皆で引っ張って御神像を背負った担ぎ手を一気に引き上げるのです 皆さんも写真やニュース等で目にした事があると思いますが、やはり現場で見る臨場感が最高です 残念ながらいまだに7月1日は女人禁制となっていますのでこの勇壮で有難味が有る神事は女性は見る事が出来ません 男性の身勝手な取り決めだと思います ただし、今年の7月1日は大雨でそれでも行かない訳にも参りません この日ばかりは女性に生まれたかったと思った事でした 石鎚お山開き大祭は10日間続きますので翌日からは大勢の女性参拝者が来られていました タンスの奥に防虫剤と共に仕舞っていた白装束に手甲、脚絆、足袋などを引っ張り出しホラ貝、錫杖と修験者のいでたちで神さんの山の雰囲気を盛り上げます 中には行ける所まで行くと神さんの山に向かって歩かれるお年寄りを多く見かけ感動します 尚、10年前に石鎚成就社よりお山開き大祭に参加した詳しい記録は ここhttp://entotsuyama.hobby-web.net/ishiduchi-25oyamabiraki.html にありますので興味がある方はご参考まで 「鶴ノ子ノ頭」三角点「土小屋」 1,637.45m の悲劇 石鎚土小屋登山コースに入ると最初にトラバースする尾根に「鶴ノ子ノ頭」と呼ばれるピークが存在します 15年程前までは尾根筋を歩いて三角点まで数回行った事がありますが、現在は笹薮が酷くて難しくなりました 石鎚お山開き大祭に今年も参加する事が出来て赤いクレパス君やきゅんちゃんに会えました その上天狗様のお導きでエントツ山掲示板のユニークな投稿者で未だ山で会った事が無かっただらだらヒューマンさんにも遭遇しました 当日の天気とは反対に晴れ晴れとした気分での帰り道、鶴ノ子ノ頭への懐かしい気持ちが急に湧いて来て小沢筋から這い上がってみました この思いつきが禍いの元となり途中の藪でカメラを落としてしまいました  2時間藪の中を探しても見つかりません 疲れ果てて一旦土小屋で車中泊の後翌日早朝から又2時間程捜索活動を再開しました 警察や消防署の捜索隊や鑑識課もこんな地味な作業をしてるんだなぁとしみじみ思いました でも遺留品は見つからず・・・目が悪いので虫ネットを被ると余計に視界が悪いので虫に耳やまぶたを咬まれて腫れあがりました ふと神も仏もあるもんか~とチラリと脳裏を邪心が囁きましたが否!全ては弱い自分の不注意が原因なのです 天の助け ネコ大明神コンビが降臨 09時、第二次捜索でも見つからず諦めようとした時に携帯電話が鳴りました 石墨山へササユリ登山の筈だった山仲間、結さんとたまさんがあちらが雨の為に諦めて石鎚へ来たとの事、 カメラ紛失の事を伝えると一緒に探してあげると言う 藪の中で気の毒でしたが目の良い二人で直ぐに見つけてくれました 唖然・・・のちに感謝 その後、鶴ノ子ノ頭へ案内して笹薮の中から無事三角点を見付ける事が出来ました 二人は最近山頂標識や三角点に猫人形を置いて写真を撮る宗教にハマっている様ですがどうもこのネコ大明神は失せ物、探し物に御利益がありそうです 何度もペコペコお礼を述べて山頂へ行くお二人と別れて瓶ヶ森に寄って帰路につきました 鶴ノ子ノ頭などに寄らず大人しく瓶ヶ森へ向かっていれば・・・ カメラのストラップを外さなければ・・・ レイン上着の胸ポケットのチャックをキッチリ締めておれば・・・ 逆に 石墨山に雨が降っていなければ・・・ 前日大雨で私が2日に石鎚へ行っているだろうと考えて電話を貰った事・・・ 猫大明神達が藪を嫌がらなかったゴツイ性格だった事・・・ 悪い事、良い事がふとしたはずみから織りなす人生のちょっとした悲喜こもごもの体験でした 色々ありましたが思い出深い今年の石鎚お山開き大祭となりました エントツ山

石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 2023年石鎚お山大祭
土小屋から弥山、帰路に鶴ノ子ノ頭 ルート図
2023年石鎚お山大祭 土小屋から弥山、帰路に鶴ノ子ノ頭 ルート図
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 7月1日石鎚神社本社より成就社を経て頂上社「奥の宮」に奉遷された三体の御神像
(手前の黄金色の小さい神像)
奥のデカいレプリカ御神像はずっとここにおわします

中央が玉持(仁)の御神像 優しさをアピール

左手が剣持(勇)の御神像 逞しさを広めます

右手が鏡持(智)の御神像 賢さを現します
7月1日石鎚神社本社より成就社を経て頂上社「奥の宮」に奉遷された三体の御神像 (手前の黄金色の小さい神像) 奥のデカいレプリカ御神像はずっとここにおわします 中央が玉持(仁)の御神像 優しさをアピール 左手が剣持(勇)の御神像 逞しさを広めます 右手が鏡持(智)の御神像 賢さを現します
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 エントツ山が石鎚神社よりお金を払って頂いた石鎚先達(せんだつ)会符(えふ)です

要は石鎚登拝者の先導者としての鑑札
色々条件が有りますが、現在ではお金を払えば簡単に発行してくれます

一番格式の低い先達会符ですが5千円です
2016年に頂きましたので2026年(後三年で元が取れる算段です)

まあ石鎚は大好きですが信仰心は原始的な自然への畏怖や恩恵などに対する想いではありますが、こんな会符を頂くと更に親しみが湧いてくるのです

今回、土小屋遥拝殿より格上げされませんか?とのお話があったのですがお金が掛かるのでスルーさせて頂きました
エントツ山が石鎚神社よりお金を払って頂いた石鎚先達(せんだつ)会符(えふ)です 要は石鎚登拝者の先導者としての鑑札 色々条件が有りますが、現在ではお金を払えば簡単に発行してくれます 一番格式の低い先達会符ですが5千円です 2016年に頂きましたので2026年(後三年で元が取れる算段です) まあ石鎚は大好きですが信仰心は原始的な自然への畏怖や恩恵などに対する想いではありますが、こんな会符を頂くと更に親しみが湧いてくるのです 今回、土小屋遥拝殿より格上げされませんか?とのお話があったのですがお金が掛かるのでスルーさせて頂きました
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 大雨洪水注意報が西日本に発令! 石鎚神社に「延期になりませんか?」と問い合わせるも「予定通りに行われます」ってガックリ

瓶ヶ森林道には滝のオンパレードとなっていました
大雨洪水注意報が西日本に発令! 石鎚神社に「延期になりませんか?」と問い合わせるも「予定通りに行われます」ってガックリ 瓶ヶ森林道には滝のオンパレードとなっていました
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 7月1日朝、石鎚神社土小屋遥拝殿にて受付を行う

先達会符を持っているので入山料500円は要らない

青色の入山リポンを貰います
7月1日朝、石鎚神社土小屋遥拝殿にて受付を行う 先達会符を持っているので入山料500円は要らない 青色の入山リポンを貰います
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 以前は登山道の入り口で入山切符(リボン)のチェックを受けていましたが今年は誰も居ませんでした
以前は登山道の入り口で入山切符(リボン)のチェックを受けていましたが今年は誰も居ませんでした
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 登山道は川の様です
前半は除ける場所が無い程水浸しでした
登山道は川の様です 前半は除ける場所が無い程水浸しでした
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 普段歩き難い丸太歩道の意味が良く分かりました
でも、やはり歩き難い造りです
あと1本間に横棒があれば良いのですが・・・
普段歩き難い丸太歩道の意味が良く分かりました でも、やはり歩き難い造りです あと1本間に横棒があれば良いのですが・・・
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 手前の屋根みたいな尾根が鶴ノ子ノ頭ピークがある場所です

奥が岩黒山で右手に筒上山が雲に隠れています
手前の屋根みたいな尾根が鶴ノ子ノ頭ピークがある場所です 奥が岩黒山で右手に筒上山が雲に隠れています
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 東稜分岐休憩所
ここまで来ると弥山までもう半分以上歩いています
東稜分岐休憩所 ここまで来ると弥山までもう半分以上歩いています
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 ヤマアジサイが雨に濡れながら咲き始めています
山や沢でこの時期見かけますが美しい花です

アジサイ科アジサイ属
ヤマアジサイが雨に濡れながら咲き始めています 山や沢でこの時期見かけますが美しい花です アジサイ科アジサイ属
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 瓶ヶ森林道でも至る所に滝が出現していましたが、石鎚でも随分上の方から滝となって流れて来ています

水で岩が押し流されているのが良く分かる光景ですね
瓶ヶ森林道でも至る所に滝が出現していましたが、石鎚でも随分上の方から滝となって流れて来ています 水で岩が押し流されているのが良く分かる光景ですね
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 成就社登山道の合流点にある鳥居に着きました

先頭の御神像「仁」が着いた所でした
成就社登山道の合流点にある鳥居に着きました 先頭の御神像「仁」が着いた所でした
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 今年の先頭赤鉢巻きは東予地区が担っている様です

登山のハーネスとは少し違いますがしっかりと胴体に結ばれています
今年の先頭赤鉢巻きは東予地区が担っている様です 登山のハーネスとは少し違いますがしっかりと胴体に結ばれています
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 ホラ貝がハッパをかけていよいよ鎖場へ向けて出発です

二ノ鎖休憩所には神官が待機されています
ホラ貝がハッパをかけていよいよ鎖場へ向けて出発です 二ノ鎖休憩所には神官が待機されています
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 念入りにロープとの結び目を確認します

ロープの引手が鎖場を上がるまで御神像の担ぎ手は緊張の時間を過ごします
念入りにロープとの結び目を確認します ロープの引手が鎖場を上がるまで御神像の担ぎ手は緊張の時間を過ごします
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 ロープの引き手を信じて体を預けます

崖に向かって垂直に立つ事が肝要です
ロープの引き手を信じて体を預けます 崖に向かって垂直に立つ事が肝要です
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 私も鎖禅定と致します
雨で滑るので慎重に這い上がって行きます

二ノ鎖中程で次の御神像が上がって来るのを待ち受けます
私も鎖禅定と致します 雨で滑るので慎重に這い上がって行きます 二ノ鎖中程で次の御神像が上がって来るのを待ち受けます
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 二番手の青色鉢巻組が上がって来ます

少し人数が少ない様です
大丈夫でしょうか?
二番手の青色鉢巻組が上がって来ます 少し人数が少ない様です 大丈夫でしょうか?
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 先頭の方がロープを腰に巻き付けて登って行きます

中程で私もロープの引き上げを助けます

聞くと大分からやって来られた石鎚教の信者さん達でした
先頭の方がロープを腰に巻き付けて登って行きます 中程で私もロープの引き上げを助けます 聞くと大分からやって来られた石鎚教の信者さん達でした
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 少ない人数で雨の中頑張って登って来ます

自然と「ナンマイダー!」と掛け声で応援します
少ない人数で雨の中頑張って登って来ます 自然と「ナンマイダー!」と掛け声で応援します
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 二ノ鎖は上段でコースが右に曲がるのでコーナーで方向転換をしなければなりません
二ノ鎖は上段でコースが右に曲がるのでコーナーで方向転換をしなければなりません
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 この後、三ノ鎖で最終組を待つ事にします

天狗岳が雨で霞んでいます
7月1日は過去の記憶を辿っても梅雨明け前なので雨の日が多いです
この後、三ノ鎖で最終組を待つ事にします 天狗岳が雨で霞んでいます 7月1日は過去の記憶を辿っても梅雨明け前なので雨の日が多いです
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 三ノ鎖へ上がる準備をする大分組

ここが一番のビューポイントです
愛媛のケーブルテレビの方が撮影カメラにビニールを被せて取材に来ておられました
三ノ鎖へ上がる準備をする大分組 ここが一番のビューポイントです 愛媛のケーブルテレビの方が撮影カメラにビニールを被せて取材に来ておられました
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 エイヤ~と気合を入れて垂直の岩壁を駆け上がって行きます

大分組 遠くからご苦労様です!
エイヤ~と気合を入れて垂直の岩壁を駆け上がって行きます 大分組 遠くからご苦労様です!
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 おっ 愛媛新聞に載ってた顔が多少ニヤけて登場~~

赤いクレパス君
先日も石鎚で会ったけどね
中予地区
おっ 愛媛新聞に載ってた顔が多少ニヤけて登場~~ 赤いクレパス君 先日も石鎚で会ったけどね 中予地区
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 アカリプタさんもニシキウツギ?マークでしたが愛媛の山と四季の花「愛媛の山と植物の会」によりますと確かに石鎚でニシキウツギがこの色で掲載されていました

赤っぽい色や黄色っぽいのがあります

スイカズラ科タニウツギ属
アカリプタさんもニシキウツギ?マークでしたが愛媛の山と四季の花「愛媛の山と植物の会」によりますと確かに石鎚でニシキウツギがこの色で掲載されていました 赤っぽい色や黄色っぽいのがあります スイカズラ科タニウツギ属
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 いよいよ真打「勇」の御神像
チームカラーは黄色が登場

この雨の中やけに人数が多い
石鎚お山大祭の中心的なグループです
いよいよ真打「勇」の御神像 チームカラーは黄色が登場 この雨の中やけに人数が多い 石鎚お山大祭の中心的なグループです
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 この御神像担ぎ手は何と御歳73歳! 私と同い年でした
介添え人も不要と短パン姿で一人で待機されていました

う~ん 昭和世代は元気に頑張っています  負けた・・・
この御神像担ぎ手は何と御歳73歳! 私と同い年でした 介添え人も不要と短パン姿で一人で待機されていました う~ん 昭和世代は元気に頑張っています  負けた・・・
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 鉄階段のミヤマダイコンソウを眺めながら弥山へ急ぎます

山頂社で御神像「拝戴」の神事を受けなければなりません
鉄階段のミヤマダイコンソウを眺めながら弥山へ急ぎます 山頂社で御神像「拝戴」の神事を受けなければなりません
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 石鎚三角点峰と東予の海岸が少し見えて来ました
石鎚三角点峰と東予の海岸が少し見えて来ました
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 鉄階段の踊り場でコメツツジが咲いていましたが、レンズが雨に濡れておりボケてしまいました
鉄階段の踊り場でコメツツジが咲いていましたが、レンズが雨に濡れておりボケてしまいました
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 最終組の神事が執り行われております
赤いクレパス君は何故か黄色いクレパス君になっていました

石鎚ではマニアックなブログでちょっとした有名人です
最終組の神事が執り行われております 赤いクレパス君は何故か黄色いクレパス君になっていました 石鎚ではマニアックなブログでちょっとした有名人です
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 天狗岳が見えたので天気が回復かと思われましたが直ぐに霧に覆われ江しまいました
天狗岳が見えたので天気が回復かと思われましたが直ぐに霧に覆われ江しまいました
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 少し離れた場所から石鎚頂上社「奥の宮」を眺めます

天気の良い7月1日は弥山が白装束で埋まります
少し離れた場所から石鎚頂上社「奥の宮」を眺めます 天気の良い7月1日は弥山が白装束で埋まります
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 赤いクレパス君と同じ中予地区にはゴッホみたいな立派なアゴ髭の外国人がおりました

鎖場に登る時もちゃんと神道の儀礼を丁寧に行っておりました
赤いクレパス君と同じ中予地区にはゴッホみたいな立派なアゴ髭の外国人がおりました 鎖場に登る時もちゃんと神道の儀礼を丁寧に行っておりました
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 さて、今日は天気が悪いので頂上社の中で御神像の「拝戴」(はいたい)の神事が行われておりました

「拝戴」(はいたい)とは石鎚神社独特の儀式で本社から持ち上がった三体の御神像を信者の背中に押し付けて呪文と気合と共にその念力を入れ込む有り難い神事です
さて、今日は天気が悪いので頂上社の中で御神像の「拝戴」(はいたい)の神事が行われておりました 「拝戴」(はいたい)とは石鎚神社独特の儀式で本社から持ち上がった三体の御神像を信者の背中に押し付けて呪文と気合と共にその念力を入れ込む有り難い神事です
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 手前の小さい方が今日担ぎ上げられた三体の御神像です
(建前では撮影禁止となっている様な気がします)

私も奥の宮に入って責任者の方から「拝戴」を受けました

理屈抜きで爽やかな気分になります
手前の小さい方が今日担ぎ上げられた三体の御神像です (建前では撮影禁止となっている様な気がします) 私も奥の宮に入って責任者の方から「拝戴」を受けました 理屈抜きで爽やかな気分になります
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 天狗尾根には色の良いベニドウダンがあります

ツツジ科ドウダンツツジ属
天狗尾根には色の良いベニドウダンがあります ツツジ科ドウダンツツジ属
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 シロドウダンもコンビで登場します

同じくツツジ科ドウダンツツジ属
シロドウダンもコンビで登場します 同じくツツジ科ドウダンツツジ属
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 天狗岳が小雨とガスで煙っています
この日、天狗岳で会ったのは二人だけでした

どうした!石鎚教の信者さん!
ご神像の担ぎ上げでお疲れなのね
天狗岳が小雨とガスで煙っています この日、天狗岳で会ったのは二人だけでした どうした!石鎚教の信者さん! ご神像の担ぎ上げでお疲れなのね
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 天狗岳の岩場上に立つ石鎚第三十六「天狗嶽王子社」の姿は法衣を纏った修行僧の格好に見えて大好きです

石鎚に登ったらここまで来なきゃ話になりません
天狗岳の岩場上に立つ石鎚第三十六「天狗嶽王子社」の姿は法衣を纏った修行僧の格好に見えて大好きです 石鎚に登ったらここまで来なきゃ話になりません
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 多少混雑する弥山から離れて静かな時間を楽しみます

やはりお山開きに来る石鎚は普段とは又違った心境になります
多少混雑する弥山から離れて静かな時間を楽しみます やはりお山開きに来る石鎚は普段とは又違った心境になります
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 南尖峰と尾根を分けるガスの東稜を眺めます
南尖峰と尾根を分けるガスの東稜を眺めます
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 弥山ではまだ神事が続いている様です
弥山ではまだ神事が続いている様です
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 成就社尾根コースを眺めます

本来は成就社から歩くのが一番なのですが、年金生活者になると成就社コースは駐車場代やロープウェイ料金(少し値上がりしました)などを考えてしまいます
成就社尾根コースを眺めます 本来は成就社から歩くのが一番なのですが、年金生活者になると成就社コースは駐車場代やロープウェイ料金(少し値上がりしました)などを考えてしまいます
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 少し視界が回復し、写真を撮っておられる本日二人目の天狗岳訪問者

何と我が掲示板にユニークな立場で投稿してくれる「だらだらの人」でした
少し視界が回復し、写真を撮っておられる本日二人目の天狗岳訪問者 何と我が掲示板にユニークな立場で投稿してくれる「だらだらの人」でした
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 天狗岳に居る時だけ視界が良くなってくれました

弥山に向けて引き返します
天狗岳に居る時だけ視界が良くなってくれました 弥山に向けて引き返します
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 マイクロフォーサーズのカメラを胸に収める「だらだらヒューマン」さん

男前なのに顔出しNGとの事なのでフード越しにお姿を撮影させて頂きました

この後、成就社コース分岐までご一緒しましたがいい男でした
マイクロフォーサーズのカメラを胸に収める「だらだらヒューマン」さん 男前なのに顔出しNGとの事なのでフード越しにお姿を撮影させて頂きました この後、成就社コース分岐までご一緒しましたがいい男でした
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 ついでに私のコンデジで顔出しNGの写真を撮って頂きました

モンベルのアウトレットでの安物はこのオレンジだけしか無かったのです

この後、鶴ノ子ノ頭のヤブで悲惨な状態になる運命です
ついでに私のコンデジで顔出しNGの写真を撮って頂きました モンベルのアウトレットでの安物はこのオレンジだけしか無かったのです この後、鶴ノ子ノ頭のヤブで悲惨な状態になる運命です
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 一応この程度でもベニドウダンと言えるのでしょうね
一応この程度でもベニドウダンと言えるのでしょうね
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 いや~ 色はありませんが谷間に雲が垂れ込めていい感じです
いや~ 色はありませんが谷間に雲が垂れ込めていい感じです
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 弥山に帰ってもう一度天狗岳を拝みます
弥山に帰ってもう一度天狗岳を拝みます
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 弥山に帰るときゅんちゃんが遅ればせながら来ておりました

きゅんちゃんは天狗岳の山頂標識の製作者です

数年前にお山開きで会って土小屋まで一緒に歩いていたら、急に「ラーメン屋が閉まる~」って急いで下山した事がありました
弥山に帰るときゅんちゃんが遅ればせながら来ておりました きゅんちゃんは天狗岳の山頂標識の製作者です 数年前にお山開きで会って土小屋まで一緒に歩いていたら、急に「ラーメン屋が閉まる~」って急いで下山した事がありました
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 山頂の鎖場横に咲く四国イチゲです
山頂の鎖場横に咲く四国イチゲです
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 これは下の行場近くに咲くシコクイチゲです
危ない場所なのでお勧め致しません
これは下の行場近くに咲くシコクイチゲです 危ない場所なのでお勧め致しません
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 あら~~ 鉄階段横に咲くユキワリソウが雨に打たれて気の毒な状態になってしまいました
あら~~ 鉄階段横に咲くユキワリソウが雨に打たれて気の毒な状態になってしまいました
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 石鎚北壁と天狗岳に別れを告げます
さて次回は四国で一番早い紅葉シーズンでしょうか
石鎚北壁と天狗岳に別れを告げます さて次回は四国で一番早い紅葉シーズンでしょうか
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 鉄階段下のオオヤマレンゲですが、レンズに水滴が付いてマズい写真になってしまいました
鉄階段下のオオヤマレンゲですが、レンズに水滴が付いてマズい写真になってしまいました
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 ミヤマカラマツ

キンポウゲ科カラマツソウ属
ミヤマカラマツ キンポウゲ科カラマツソウ属
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 ミズキ(水木)

沢山の花が階段状に並んでいます
別名クルマミズキ
枝を折ると水分が滴る程から名付けられた様です
こけしの材料にも使われているそうです
黒い実は烏(カラス)の好物

ミズキ科ミズキ属
ミズキ(水木) 沢山の花が階段状に並んでいます 別名クルマミズキ 枝を折ると水分が滴る程から名付けられた様です こけしの材料にも使われているそうです 黒い実は烏(カラス)の好物 ミズキ科ミズキ属
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 フガクスズムシソウ

苔生したブナに着生するラン科クモキリソウ属
富士山で発見された縁で「富岳」ふがくの名が付けられたらしい

貴重な花らしいので時間と場所のデータは消してあります
フガクスズムシソウ 苔生したブナに着生するラン科クモキリソウ属 富士山で発見された縁で「富岳」ふがくの名が付けられたらしい 貴重な花らしいので時間と場所のデータは消してあります
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 帰りがけに振り返ると南尖峰が少しだけ姿を見せてくれました
帰りがけに振り返ると南尖峰が少しだけ姿を見せてくれました
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 石鎚山から下山途中、フトした瞬間に鶴ノ子ノ頭が懐かしくなり出来心で三角点に向かって這い上がってしまいました
石鎚山から下山途中、フトした瞬間に鶴ノ子ノ頭が懐かしくなり出来心で三角点に向かって這い上がってしまいました
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 途中のヤブでカメラをレインコートの胸ポケットに石鎚神社の乾いた手拭いに包んでチャックをしていました
しかし、藪との格闘でチャックが緩みカメラを紛失してしまいました

2時間探しましたが見つからず気力が無くなり一旦土小屋で車中泊としました
途中のヤブでカメラをレインコートの胸ポケットに石鎚神社の乾いた手拭いに包んでチャックをしていました しかし、藪との格闘でチャックが緩みカメラを紛失してしまいました 2時間探しましたが見つからず気力が無くなり一旦土小屋で車中泊としました
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 翌7月2日は良い天気ですが心はブルーでした

早朝から神社のホラ貝が鳴り響き寝ておれません

沢山の車が夜中から早朝にかけて押しかけて来ました

皆さんは晴天の石鎚へ、私はヤブの鶴ノ子ノ頭へ

探し物は何ですか~~♪ 見つけにくい物ですか~ ♪
ポケットの中も 笹藪の中も 探したけれと見つからないのに~♪
まだまだ探す気ですか~♪・・・・
井上陽水の「夢の中にへ」を口ずさみながら藪へ向かいます
翌7月2日は良い天気ですが心はブルーでした 早朝から神社のホラ貝が鳴り響き寝ておれません 沢山の車が夜中から早朝にかけて押しかけて来ました 皆さんは晴天の石鎚へ、私はヤブの鶴ノ子ノ頭へ 探し物は何ですか~~♪ 見つけにくい物ですか~ ♪ ポケットの中も 笹藪の中も 探したけれと見つからないのに~♪ まだまだ探す気ですか~♪・・・・ 井上陽水の「夢の中にへ」を口ずさみながら藪へ向かいます
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 更に2時間を費やし09時になった頃、山仲間から携帯に電話が入ります
「石墨山へササユリを見に行こうとしましたが雨で行先を石鎚山に変更しましたけど、未だ石鎚におられますか?」
「ハイ 探し物をしております」
「そしたら一緒に探して上げましょう」ってな事になって結さんとたまさんが現場に急行
そして二人で直ぐに見つけてくれました
お~マイが~ あの4時間は一体何だったのだろう
お二人に感謝です
更に2時間を費やし09時になった頃、山仲間から携帯に電話が入ります 「石墨山へササユリを見に行こうとしましたが雨で行先を石鎚山に変更しましたけど、未だ石鎚におられますか?」 「ハイ 探し物をしております」 「そしたら一緒に探して上げましょう」ってな事になって結さんとたまさんが現場に急行 そして二人で直ぐに見つけてくれました お~マイが~ あの4時間は一体何だったのだろう お二人に感謝です
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 カメラ発見のお礼に鶴ノ子ノ頭にご案内
前日、ここまで来ましたが途中で落としたカメラが気になって三角点を見付ける事が出来ませんでした
カメラ発見のお礼に鶴ノ子ノ頭にご案内 前日、ここまで来ましたが途中で落としたカメラが気になって三角点を見付ける事が出来ませんでした
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 当たりを付けていた場所でたまさんが藪の下に埋まる三角点を発見
少し三角点が見えるように掘り出しました

三等三角点「土小屋」
標高1,637.45m
当たりを付けていた場所でたまさんが藪の下に埋まる三角点を発見 少し三角点が見えるように掘り出しました 三等三角点「土小屋」 標高1,637.45m
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 7月1日が女人禁制で無かったなら昨日にこの目の良いコンビによって私のカメラが発見されていたかも知れません

よって女人禁制の廃止に賛成票を投じます
7月1日が女人禁制で無かったなら昨日にこの目の良いコンビによって私のカメラが発見されていたかも知れません よって女人禁制の廃止に賛成票を投じます
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 石鎚園地にあるササユリ
土小屋登山口を入った右手のピークに沢山咲いています
石鎚園地にあるササユリ 土小屋登山口を入った右手のピークに沢山咲いています
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 ササユリ

ユリ科ユリ属
日本特産で日本を代表するユリらしい
ササユリ ユリ科ユリ属 日本特産で日本を代表するユリらしい
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 7月2日 石鎚山の帰りに瓶ヶ森に寄りました
ハナニガナ?
タカネニガナ?
キク科ニガナ属

赤石山系で見るニガナは花の数が少ないのですが、同じ種類なのでしょうか?
7月2日 石鎚山の帰りに瓶ヶ森に寄りました ハナニガナ? タカネニガナ? キク科ニガナ属 赤石山系で見るニガナは花の数が少ないのですが、同じ種類なのでしょうか?
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 シロバナニガナ

キク科ニガナ属
シロバナニガナ キク科ニガナ属
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 ミヤマオダマキ?
植栽かも知れない 

キンポウゲ科オダマキ属
ミヤマオダマキ? 植栽かも知れない  キンポウゲ科オダマキ属
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 オオヤマレンゲ

モクレン科モクレン属
ちょっと分かり辛い場所にあるので瓶ヶ森にオオヤマレンゲが咲く事を知らない人も居る

本日も近くにいた高知のご家族もこの花の存在を知らなかった
オオヤマレンゲ モクレン科モクレン属 ちょっと分かり辛い場所にあるので瓶ヶ森にオオヤマレンゲが咲く事を知らない人も居る 本日も近くにいた高知のご家族もこの花の存在を知らなかった
石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 シテンクモキリ

ラン科クモキリソウ属

これも撮影時間と場所情報を消しております  悪しからず

いや~ 色々有りました2023年石鎚登拝でした

今年も石鎚お山開き大祭に出向く事が出来てご先祖様に感謝です
我がご先祖様も色んな失敗を重ねて何とか生き延びて来られたんですねぇ
シテンクモキリ ラン科クモキリソウ属 これも撮影時間と場所情報を消しております  悪しからず いや~ 色々有りました2023年石鎚登拝でした 今年も石鎚お山開き大祭に出向く事が出来てご先祖様に感謝です 我がご先祖様も色んな失敗を重ねて何とか生き延びて来られたんですねぇ

この活動日記で通ったコース

石鎚山(土小屋)

  • 04:33
  • 8.5 km
  • 709 m
  • コース定数 18

土小屋

この活動日記で通った山

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