糸魚川ジオパーク 根知白池~戸倉山-2023-06-03

2023.06.03(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 41
休憩時間
1 時間 54
距離
5.1 km
のぼり / くだり
462 / 463 m
2
1 38
2

活動詳細

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 「糸魚川ジオパーク 根知白池~戸倉山の成り立ちと動植物」という観察会に参加しました。  戸倉山周辺の地質は、約2000万年前の流紋岩質溶岩や凝灰岩、6000万年前の流紋岩質凝灰岩からなるため、戸倉山はフォッサマグナの西端と考えられているとのこと。戸倉山より東側にある雨飾山は100万年前頃、駒ヶ岳は300万年前頃の新しい地質、西側にある城山周辺は5000万年前~3億年前の古い地質であることも、この考えを裏付けています。  白池はフォッサマグナ西端の大断層上にあります。戸倉山の地滑りによってできた凹地が池になったものとのことで、雪解け水が豊富な頃に戸倉山をつくっている流紋岩質の成分が流れ込むことで、池の水が白く濁るため、その名が付いたと言われています。  そして、「ブラタモリ」でも取り上げられていましたが、この断層が造り出した地形を利用して、塩の道が通っているとのことです。  このような説明を聞いたり、資料で確認したりした後、このことに思いを馳せながら、30名ほどの参加者とともに山歩を楽しみました。  また、地元の方から皆さんのところのイカリソウの花色は?と尋ねられました。このあたりは赤の山と白の山、赤白が混じる山があるとのことでした。自分の住むフォッサマグナの東端と言われている地域では、同じようにトキワイカリソウの白とイカリソウの赤、キバナイカリソウの淡黄が混在しており、フォッサマグナと古い地質の境目では、同じようなことがあるのだなと言うことを感じました。

雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 しろ池のキャンプ場から出発です。
しろ池のキャンプ場から出発です。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 ケナシヤブデマリの装飾花の白色が濃い緑の中で映えています。梅雨時の色合いです。
ケナシヤブデマリの装飾花の白色が濃い緑の中で映えています。梅雨時の色合いです。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 サワシバ
花や実の姿が目を引く樹です。
サワシバ 花や実の姿が目を引く樹です。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 こちらは、ウリハダカエデ
こちらは、ウリハダカエデ
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 遠くから見てもひときわ目立つ、見事な白。
遠くから見てもひときわ目立つ、見事な白。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 近付いてみると、ミズキが満開でした。
見事です。
近付いてみると、ミズキが満開でした。 見事です。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 ヤマボウシは咲き始め
ヤマボウシは咲き始め
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 ヤマブドウは蕾です。
ブドウの予備軍がたくさん付いています。
ヤマブドウは蕾です。 ブドウの予備軍がたくさん付いています。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 白池到着。
この色合い、幻想的です。
白池到着。 この色合い、幻想的です。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 大断層上で、静かに水をたたえています。
大断層上で、静かに水をたたえています。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 少し登ると諏訪社の祠があります。ここは、塩の道です。
少し登ると諏訪社の祠があります。ここは、塩の道です。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 サンカヨウは花後。
実になり始めています。
サンカヨウは花後。 実になり始めています。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 サワフタギ
鮮やかな青い実も楽しみです。
サワフタギ 鮮やかな青い実も楽しみです。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 サンカヨウロード
花の時期は見事だったのでしょうね。実が薄紫に色づいたころも見事でしょうね。
サンカヨウロード 花の時期は見事だったのでしょうね。実が薄紫に色づいたころも見事でしょうね。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 ギンリョウソウ登場
ギンリョウソウ登場
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 ブナ林が登場すると、
ブナ林が登場すると、
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 角間池です。
角間池です。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 角間池の案内板。
長野県小谷村が設置したものです。
ここが県境であることを感じます。
角間池の案内板。 長野県小谷村が設置したものです。 ここが県境であることを感じます。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 ここから塩の道を離れ、急登が始まります。
ここから塩の道を離れ、急登が始まります。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 再びギンリョウソウ
再びギンリョウソウ
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 モリアオガエルの卵塊
モリアオガエルの卵塊
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 ウラジロヨウラク
ウラジロヨウラク
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 ヤマツツジが咲き始めていました。
ヤマツツジが咲き始めていました。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 こちらは、花盛りまであと少し。
こちらは、花盛りまであと少し。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 山頂到着です。
前日まで前が続いており、この日も歩き始めまでは強い雨が降っていたので、ほとんどの参加者は長靴でした。自分もコメリの越後ブーツでした。
山頂からは、北アルプス北部の眺望が見事とのことでしたが、ガスや雲で何も見えないので、山頂の樹木を観察します。
山頂到着です。 前日まで前が続いており、この日も歩き始めまでは強い雨が降っていたので、ほとんどの参加者は長靴でした。自分もコメリの越後ブーツでした。 山頂からは、北アルプス北部の眺望が見事とのことでしたが、ガスや雲で何も見えないので、山頂の樹木を観察します。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 ナナカマド
ナナカマド
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 アカミノイヌツゲ
アカミノイヌツゲ
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 コミネカエデ
コミネカエデ
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 ミネカエデと比べると、小さな花です。
ミネカエデと比べると、小さな花です。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 ウラジロヨウラク
ウラジロヨウラク
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 下山開始です。
下山開始です。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 リョウブは蕾でした。
リョウブは蕾でした。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 大きなブナ
大きなブナ
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 ウワミズザクラは花後
ウワミズザクラは花後
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 こちらを見つめるギンリョウソウ
こちらを見つめるギンリョウソウ
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 サワグルミ
サワグルミ
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 長い果穂がぶら下がっています。
長い果穂がぶら下がっています。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 トチノキは花盛り
トチノキは花盛り
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 諏訪社に戻ってきました。
諏訪社に戻ってきました。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 白池は、朝よりも幻想的です。
白池は、朝よりも幻想的です。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 「あっ、駒ヶ岳」の声が上がります。
「あっ、駒ヶ岳」の声が上がります。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 しろ池とともに、もう1枚。
しろ池とともに、もう1枚。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 ウスバシロチョウがあちらこちらに。
食草はエンゴサクやムラサキケマン。産卵時期には、食草は枯れてしまっていることが多く、その食草があったところに卵を産み付けるとのこと。そして、次の春まで卵のまま過ごし、食草が芽を出すと、孵化して成長を始めるとのこと。一生のほとんどを卵で過ごすチョウです。
ウスバシロチョウがあちらこちらに。 食草はエンゴサクやムラサキケマン。産卵時期には、食草は枯れてしまっていることが多く、その食草があったところに卵を産み付けるとのこと。そして、次の春まで卵のまま過ごし、食草が芽を出すと、孵化して成長を始めるとのこと。一生のほとんどを卵で過ごすチョウです。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 青空が広がると、池の色も変化します。
青空が広がると、池の色も変化します。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 池の周りには、ウマノアシガタがたくさん。
池の周りには、ウマノアシガタがたくさん。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 目の前にヤマボウシ
目の前にヤマボウシ
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 帰路、大断層(糸魚川ー静岡構造線)を見学しました。
ブラタモリにも登場した構造線上に建つ、渡辺酒造(男山)です。古い地層の地下水と新しい地層の地下水という性質の異なる2種類の水を活用して、酒造りをしているそうです。
道路の赤いラインが糸静線です。
帰路、大断層(糸魚川ー静岡構造線)を見学しました。 ブラタモリにも登場した構造線上に建つ、渡辺酒造(男山)です。古い地層の地下水と新しい地層の地下水という性質の異なる2種類の水を活用して、酒造りをしているそうです。 道路の赤いラインが糸静線です。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 大断層が見学できるフォッサマグナパークに立ち寄ります。
大断層が見学できるフォッサマグナパークに立ち寄ります。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 糸静線を境にした、東西の違いをテーマにした、パネルがたくさんありました。
糸静線を境にした、東西の違いをテーマにした、パネルがたくさんありました。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 ホタルブクロ類やイカリソウ類の花色もこの構造線を境に変わると言われています。
ホタルブクロ類やイカリソウ類の花色もこの構造線を境に変わると言われています。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 大断層です。階段を降りて、見上げます。
大断層です。階段を降りて、見上げます。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 日本列島を真っ二つ
日本列島を真っ二つ
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 構造線の東と西で岩相や色合いが異なります。
構造線の東と西で岩相や色合いが異なります。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 西は〇億年前、東は〇万年前と、その年代がかなり違います。
西は〇億年前、東は〇万年前と、その年代がかなり違います。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 振り返ると、先ほどの酒造会社。
振り返ると、先ほどの酒造会社。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 東西で性質が違う地下水の解説がなされています。
東西で性質が違う地下水の解説がなされています。
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 見学を終えて、急いで長岡に向かいます。夕方から、高校の同期会があるためです。そして、明日からは1泊2日で尾瀬に行きます。
見学を終えて、急いで長岡に向かいます。夕方から、高校の同期会があるためです。そして、明日からは1泊2日で尾瀬に行きます。

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