雲洞谷山のイワカガミ

2023.04.22(土) 日帰り

活動データ

タイム

05:35

距離

11.8km

のぼり

663m

くだり

663m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 35
休憩時間
1 時間 5
距離
11.8 km
のぼり / くだり
663 / 663 m
16
50
15
32
47
1 11
21

活動詳細

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春の花が咲きだしたので、道の駅・朽木新本陣から雲洞谷(うとだに)山のイワカガミを見に行って来た。明護坂への山道に入ると水が流れていて湿気がきついので、ヒルに注意しながら歩くがそれらしきクネクネは見当たらなかった。この時期ならいないだろうと思うが、ヒルにやられたという記録があったのだ。幸いにも被害や目にすることもなく、快適にイワカガミや新緑にばかり注目したハイクであった。 この時期のハイクは新緑の萌黄色が瑞々しく、色とりどりの黄から緑迄の彩が鮮やかなのが嬉しい。稜線歩きになると早速イワカガミの葉が一杯広がって、小さなイワカガミが下を向いて薄いピンク色の花を着けている。群落はまだ少なく、ポツンポツンと咲いているのが多い。花の色は白っぽいものから、ピンクから赤に近いものまでいろいろだ。稜線は杉植林と自然林が左右に交互にあるようだ。鬱陶しい植林に比べて、色めき立っている自然林の新芽は春の日差しの中で輝いている。自然林は春は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と色んな景色を見せてくれるのが嬉しい。この稜線は周囲の景色が何も見えないのが唯一の不満である。雲洞谷山も新たな高島トレイル標識の場所から僅かに葉越しに見える蛇谷くらいしか見通せないのだ。 雲洞谷山でランチをしていると、若者がゾロゾロと我々と同じコースを来た。聞くと大津東高の学生達で、クラス毎に10名強のグループで1泊2日で白倉岳迄行く予定、今日は鷹峯付近で宿泊予定とか?若い人達がこのような山を歩くのは大歓迎だ。登山者の平均年齢が大幅に下がるのだから。 この雲洞谷山の稜線は緩やかで危険な所が何処にもないが、雲洞谷山の南西にある621m峰のすぐ先に急斜面の下りが唯一の注意点だ。その先には鉄塔が2か所あって、此処が展望の効く休憩にもってこいの場所で、鉄塔のすぐ北に踏み跡があるので進むと北から西にかけて周囲の山が良く見えるが山座同定は難しい。鉄塔から直ぐが大彦峠に到着する。ここに高島トレイルの新たな標識が出来たが、『大彦越』と書かれている。そして、林道が稜線を越える場所を大彦峠と変更したようだ。ここは大彦谷峠と以前は呼ばれていたはずなのだが?  此処から、大彦峠(昔の大彦谷峠)まで進めば、林道への着地は何の問題もない。しかし、今日はこの大彦越から林道に沿ったトラバース道を進んで、何処かで林道へ着地する予定なのだ。トラバース道を進むとすぐ下に林道が見えて来るが、斜面はとんでもない急傾斜だ。先へ進むと下が木々の無い大きく崩れた所でトラバース道が狭くて不安定だ。恐る恐る岩や細い木々をつかんで小沢を越えた。更に同様な崩壊地らしき斜面を下に見ると林道が良く見える。そこには巡視路のプラ階段が崩壊斜面に僅かに頭を見せている。下部の足元が見えないので下るのを止めたが、下部から登って確認をしないと無理だ。 更にトラバースをして、2週間前に下降点に木々を横倒しをした場所に着いた。そのすぐ下にハンカチを切った布を縛り付けた木があるので、迷いなく急斜面を木を手に持って下り最後の数メートルの急斜面は木々の間の僅かな下りトラバースを恐る恐る下って、林道に着地した。思いの他不安にならずに下れたことをホッとした。 あとは岩瀬のゲートまでの長い林道歩きが待っているのだ。周囲の山肌の萌黄色の色んな色で埋め尽くされて春の良さを感じながら歩いた。2週間前に車で下降点の確認に来た時は、途中に倒木ががあって車を降りて20分程歩いたのだが、今日はその倒木は整理されていて、落石は多いが車は通過は出来ないことはない程にはなっていた。 道の駅朽木新本陣では土曜の為か車も人も一杯だった。 帰路、安曇川の上古賀の饗庭駐屯地内にある巨木を見に行ってみようと、奥山ダムに向けて山道を進むと牛の牧場を越えて、杉の樹林帯の道を長らく進むと道路脇に物凄い大きな杉が見えた。 その杉は芦生杉とか伏条台杉と呼ばれている杉の仲間と思われるが、その大きさはすさまじい程である。地上2m位から横に伸びた枝が3方に延びていて、中央の主幹は枯れかけているが、そこから延びる枝は元気な葉を出している。周囲は大杉林で、鬱陶しい程真っ暗だ。奥は饗庭演習場で固く閉ざされている。10年ほど前にこの杉を見ようとしてきたことのある仲間は、途中で演習中を名目にこの杉を見ることが出来なかったとのことであった。 ”八”,”永”,”竹”,”上”

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