テントで爺ヶ岳の東尾根

2023.03.05(日) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 16
休憩時間
46
距離
3.9 km
のぼり / くだり
1067 / 76 m
DAY 2
合計時間
8 時間 21
休憩時間
2 時間 2
距離
10.1 km
のぼり / くだり
940 / 1935 m
16
6
5
4 30

活動詳細

すべて見る

今冬の目標だった爺ヶ岳・東尾根(冬季バリ)をテント泊で往復するルートにようやく挑戦し、 無事に完登することができました。 ちょっと不安なコースでもあるため、条件は慎重に選びました。 まずは、天候に心配がない気圧配置であり晴天であること、ある程度トレースに頼るために日曜入山にすること、体調は万全であること。 さすがにナイフリッジには少々緊張しましたが、岩とのミックスである西穂高の稜線に比べたらずいぶんマシでした。でも、下山時に雪が緩んでくると危険度は増しますので、こればっかりは晴天が裏目に出るところです。 幕営地はP3ピーク過ぎてすぐの場所にしました。 理由は、 ・雪のブロックがばっちり組んであったこと(おかげでスコップほぼ使わず) ・爺ヶ岳と鹿島槍の展望が抜群であること ・P3まで歩いてすぐのため、登ってきた東尾根や大町市街がよく見下ろせること があげられます。まぁなんといってもそこまで登ってくるのにお疲れだったってことがありますが・・最高の立地で終始、惚れ惚れしていました。 日曜には東尾根にテントは自分を入れて4組だったかな。 みんな尾根の好みの場所にバラバラに設営しているので、プライベート感は満載。これも最高の条件でした。 水は綺麗な雪からいくらでも作れるし、風がほとんどなく!まったく寒い思いはしませんでしたが、怖いくらい静かで山の神秘さを感じる夜でした。 翌日は調子に乗って爺ヶ岳の3つのピークを踏みましたが、しんどい巻道や足ズボ(もはや腰ズボ?!)に苦労しました。 でもやっぱり鹿島槍や剱岳をもっと眼前に見たい!という思いには勝てません👀 山を知るまでは寒い冬に外でこんな歩き回るモチベーションが自分のなかにあるとは思いませんでした。 温めていたプランを達成したときの嬉しさは今回もひとしお、レベルアップ感もあり。 やっぱり山をやってて良かったなとシンプルに思える、やりがいを感じる楽しい山行になりました。

鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 登山口の鹿島集落よりスタート。
登山口の鹿島集落よりスタート。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 急登の尾根に取り付く。ここが核心部?
急登の尾根に取り付く。ここが核心部?
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 尾根に出るとしっかりと踏み固められている雪道なので快適
尾根に出るとしっかりと踏み固められている雪道なので快適
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 北アルプスの稜線が見えてくると俄然元気もでてくる。
北アルプスの稜線が見えてくると俄然元気もでてくる。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 あれは鹿島槍!
あれは鹿島槍!
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 東尾根の最初のピークからは大展望が開ける。爺ヶ岳から鹿島槍へのスカイラインがたまらない。
東尾根の最初のピークからは大展望が開ける。爺ヶ岳から鹿島槍へのスカイラインがたまらない。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 鹿島槍を眺めながら尾根をいく
鹿島槍を眺めながら尾根をいく
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 P3からの東尾根
P3からの東尾根
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 P3降った先でいいポイントを見つけたのでもうここでいいや、と幕営。爺ヶ岳と鹿島槍がよく言える満点ポイントでした。
P3降った先でいいポイントを見つけたのでもうここでいいや、と幕営。爺ヶ岳と鹿島槍がよく言える満点ポイントでした。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 テント設営完了したときの満足感はテント好きにしか分からない。
テント設営完了したときの満足感はテント好きにしか分からない。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 幕営完了後は担いできたビールで一服。こうなっちゃったら気分はもうね・・。
幕営完了後は担いできたビールで一服。こうなっちゃったら気分はもうね・・。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 テントでのんびりしたり散歩したりだけで午後の時間をゆったり過ごせました。驚くことに、風がまったくない天候でシビアさはまったくありませんでした。
テントでのんびりしたり散歩したりだけで午後の時間をゆったり過ごせました。驚くことに、風がまったくない天候でシビアさはまったくありませんでした。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 双耳峰・鹿島槍ヶ岳。私の好きな百名山トップスリーは雨飾山、黒部五郎岳、鹿島槍ヶ岳です。
双耳峰・鹿島槍ヶ岳。私の好きな百名山トップスリーは雨飾山、黒部五郎岳、鹿島槍ヶ岳です。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 P3までは歩いてすぐ。登ってきた尾根を見下ろすと充実感が湧いてきます。
P3までは歩いてすぐ。登ってきた尾根を見下ろすと充実感が湧いてきます。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 P3からの爺ヶ岳。おとなりさまのテントを拝借させていただきました。
P3からの爺ヶ岳。おとなりさまのテントを拝借させていただきました。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 太陽が稜線に沈んでいく。夜が来始めるこの時間のワクワク感がたまらない。
太陽が稜線に沈んでいく。夜が来始めるこの時間のワクワク感がたまらない。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 大町市、安曇野市の夜景
大町市、安曇野市の夜景
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 さてそろそろ出発。
さてそろそろ出発。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 実にワクワクする風景。
実にワクワクする風景。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 朝の爺ヶ岳。モルゲンまではいかず、薄ピンクに染まっていてこれもまた美しい
朝の爺ヶ岳。モルゲンまではいかず、薄ピンクに染まっていてこれもまた美しい
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 鹿島槍ヶ岳💓
鹿島槍ヶ岳💓
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 P2までは急登。空身ですので楽々・・とまではいきませんが、アイゼン・ピッケルを効かして気持ちよく登っていける
P2までは急登。空身ですので楽々・・とまではいきませんが、アイゼン・ピッケルを効かして気持ちよく登っていける
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 朝から無風。山の夜明けの景色はいつだって心踊るものです。
朝から無風。山の夜明けの景色はいつだって心踊るものです。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 雲海まで出現とは出来過ぎでは!?高気圧万歳です\(^^)/
雲海まで出現とは出来過ぎでは!?高気圧万歳です\(^^)/
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 P2から先のP1まではナイフリッジがあります。朝の早い時間に通過したいポイントです。
P2から先のP1まではナイフリッジがあります。朝の早い時間に通過したいポイントです。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 こんな楽しいルートはなかなかないですね。
こんな楽しいルートはなかなかないですね。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 P1にて同じくテント泊の、ベテラン登山者様に撮っていただけました。最高のロケーションです。
P1にて同じくテント泊の、ベテラン登山者様に撮っていただけました。最高のロケーションです。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 蓮華岳、針木岳(こちらも個人的にかなり好きな山)を背景に。
蓮華岳、針木岳(こちらも個人的にかなり好きな山)を背景に。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 あるいてきたナイフリッジ。雲海と相まって、こちらに迫ってくるような迫力がありませんか。
あるいてきたナイフリッジ。雲海と相まって、こちらに迫ってくるような迫力がありませんか。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 槍ヶ岳
槍ヶ岳
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 蓮華、針ノ木、スバリの連なり
蓮華、針ノ木、スバリの連なり
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 P1から爺ヶ岳までは危険箇所はありませんが、意外に結構長いです。
P1から爺ヶ岳までは危険箇所はありませんが、意外に結構長いです。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 これは、雷鳥の足跡!?姿は見つけられず。
これは、雷鳥の足跡!?姿は見つけられず。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 中峰までの最後の登り。風がなく暑いくらい。
中峰までの最後の登り。風がなく暑いくらい。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 中峰が間近に迫る。のっぺり雪のついた岩壁の迫力がすごい。
中峰が間近に迫る。のっぺり雪のついた岩壁の迫力がすごい。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 中峰到着。ここに来たのは5年ぶりくらい?最初の北アルプス百名山は鹿島槍でした。まさか2回目は冬に来るとはね。
中峰到着。ここに来たのは5年ぶりくらい?最初の北アルプス百名山は鹿島槍でした。まさか2回目は冬に来るとはね。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 稜線に上がって初めて見える、立山〜剱岳の連なり。誰しも、おぉ!となること請け合いでしょう。
稜線に上がって初めて見える、立山〜剱岳の連なり。誰しも、おぉ!となること請け合いでしょう。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 爺ヶ岳は3つのピークがあります。南峰へは結構行きやすいです。
爺ヶ岳は3つのピークがあります。南峰へは結構行きやすいです。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 剱岳八つ峰
剱岳八つ峰
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 わたしの鹿島槍ヶ岳(?)
わたしの鹿島槍ヶ岳(?)
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 まずは北峰いきました
まずは北峰いきました
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 中峰を下って稜線を巻いていくルートにしました
中峰を下って稜線を巻いていくルートにしました
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 稜線は雪庇が怖し。
稜線は雪庇が怖し。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 シュカブラ
シュカブラ
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 北峰からは鹿島槍が眼前。優美な山容がお気に入りです。冷池にもまた行ってみたい。
北峰からは鹿島槍が眼前。優美な山容がお気に入りです。冷池にもまた行ってみたい。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 北峰から見ると中峰までの雪壁がよく見えました。気になり過ぎて雪庇へ近づきすぎるのに注意。
北峰から見ると中峰までの雪壁がよく見えました。気になり過ぎて雪庇へ近づきすぎるのに注意。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 今回意外だった風景、棒小屋沢。黒部渓谷の十字峡へと出合う峡谷。奥の剱岳、吸い寄せられるように集まる尾根の姿が印象的でした。
今回意外だった風景、棒小屋沢。黒部渓谷の十字峡へと出合う峡谷。奥の剱岳、吸い寄せられるように集まる尾根の姿が印象的でした。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 北峰の先には戸隠・妙高連峰が堂々と鎮座。愛しの雨飾山はどれかな〜?
北峰の先には戸隠・妙高連峰が堂々と鎮座。愛しの雨飾山はどれかな〜?
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 北峰から見る中峰と南峰。まだ時間があるので南峰も行ってみるかぁとなる。
北峰から見る中峰と南峰。まだ時間があるので南峰も行ってみるかぁとなる。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 こういう深く刻まれたシュカブラを見たかった
こういう深く刻まれたシュカブラを見たかった
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 すわ雷鳥か?と思ったら、ホシガラスでした。こんな時期にも活動してとは。やはり生き物と出くわすのはほっとします。(クマはNG)
すわ雷鳥か?と思ったら、ホシガラスでした。こんな時期にも活動してとは。やはり生き物と出くわすのはほっとします。(クマはNG)
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 最後のピークとして南峰へ到達。ここで初めてちゃんとした案内板に遭遇。鹿島槍との収まりも良かったです。
最後のピークとして南峰へ到達。ここで初めてちゃんとした案内板に遭遇。鹿島槍との収まりも良かったです。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 剱岳の八つ峰を見るたびに裏劔へ行きたいとなあと思いつつ、数年たってしまった。
剱岳の八つ峰を見るたびに裏劔へ行きたいとなあと思いつつ、数年たってしまった。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 歩いてきた爺ヶ岳3ピーク間の稜線。尾根の上り下りだけより、充実度が格段に上がりました。
歩いてきた爺ヶ岳3ピーク間の稜線。尾根の上り下りだけより、充実度が格段に上がりました。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 中峰より眺める南峰。日帰りの方がすでに上がってきたことに驚き!2時スタートだとか?
中峰より眺める南峰。日帰りの方がすでに上がってきたことに驚き!2時スタートだとか?
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 さて東尾根を下りますか〜と見下ろすと改めてとんでもない道だなーと複雑なため息がでます。
さて東尾根を下りますか〜と見下ろすと改めてとんでもない道だなーと複雑なため息がでます。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 核心部ナイフリッジは当然下りのほうが怖い。アイゼンをひっかけることだけに注意して、トレースを丁寧に辿れば問題はない。
核心部ナイフリッジは当然下りのほうが怖い。アイゼンをひっかけることだけに注意して、トレースを丁寧に辿れば問題はない。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 まるで船の先頭のような眺めです。核心部では誰にもすれ違わなくて良かった。土、日なんかは大変では?
まるで船の先頭のような眺めです。核心部では誰にもすれ違わなくて良かった。土、日なんかは大変では?
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 ナイフリッジ通過後は徐々に尾根幅が広がるので安心。
ナイフリッジ通過後は徐々に尾根幅が広がるので安心。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 P2付近
P2付近
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 日帰りで登ってくる人ともぼちぼち遭遇。朝2時ごろスタートするみたいですよ!
日帰りで登ってくる人ともぼちぼち遭遇。朝2時ごろスタートするみたいですよ!
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 雪山テントで引き上げるときの名残惜しさは、無雪期と比べて格段に大きい。
雪山テントで引き上げるときの名残惜しさは、無雪期と比べて格段に大きい。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 御世話になりました、ありがとうございました。
御世話になりました、ありがとうございました。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 登山道とりつきの激下りポイントはアイゼンを外すタイミングが難しい。落ち葉も相まってここもある意味、核心部ですね。
登山道とりつきの激下りポイントはアイゼンを外すタイミングが難しい。落ち葉も相まってここもある意味、核心部ですね。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 計画通り完了した、充実感の高い雪山テント泊でした。文句のつけようがなかった100点満点の山行。雪山の自由さはやっぱり魅力的です。
計画通り完了した、充実感の高い雪山テント泊でした。文句のつけようがなかった100点満点の山行。雪山の自由さはやっぱり魅力的です。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。