活動データ
タイム
03:53
距離
7.6km
のぼり
235m
くだり
235m
活動詳細
すべて見る八王子市の多摩森林科学園での探鳥。最近目撃されているミヤマホオジロやヤマシギを期待して行ったが見つけられず。代わりにルリビタキ、ジョウビタキ、コジュケイなどを見つけた。 高尾駅で朝ご飯を食べ、八時半ころ歩き始める。多摩森林科学園の開園までまだ一時間あるので、南浅川沿いに歩く。キセキレイがやけに多い。ジョウビタキやカワセミもいる。シジュウカラは繁殖期なのか、木のてっぺんなど目立つところで声高にさえずっている。早咲きのサクラではメジロが蜜をなめるのに大忙し。案内川と南浅川の合流地点で引き返し、開園時刻ぴったりに多摩森林科学園に到着。 多摩森林科学園は大正十年設立の宮内省帝室管理の試験林が前身。100年以上の歴史を誇り、広大な林を利用して今でも都市近郊林の管理や利用のための技術の研究施設として現役で運営されている。30年ほど前からは敷地の一部が一般公開されていて、野生のムササビやルリボシヤンマなどの珍しい昆虫、人々の暮らしに利用されてきた樹木などを観察することができる。特に各地のサクラの遺伝子を保存することを目的とするサクラ栽培品種のコレクションは圧巻で、日本最大のサクラの保存林に数えきれない品種が栽培されている。 とにかくすごい施設なのでもっといろいろ紹介したいがこの辺にしておく。私も何度か行ったことがあるが、これだけ盛沢山な施設にも関わらず探鳥目的でしか行ったことがない。今回ももちろん探鳥が目的。 一般公開されている部分は一部分とはいえ広大。しかも山の中なので、遊歩道は迷路のよう。北に向かう道に入ったはずが、その先でヘアピンカーブになって逆方向に連れていかれる、なんてことはざら。数回通ってある程度地図は頭に入っているが、入り口で毎回マップをもらう。 まずは柳沢林道を奥に向かう。サクラの保存林を抜けていくので小さなサクラの木が多い。それぞれ品種名のプレートが付いていて、いくつかには詳しい説明の看板も添えてある。そのほか樹木ごとにどんな特徴があって人々の暮らしにどんな風に利用されているのかといったことが利用製品の実物を添えて丁寧に説明してあったり、その付近で見られる昆虫の説明パネルがあったり。もちろん野鳥の説明パネルもあちこちにあり、生態や特徴、さえずり、観察される時期の他、識別ポイントも写真付きで詳しく説明してある。 去年ミヤマホオジロを見た場所でしばらく粘ってみたが、今日はいない。ただルリビタキ、ジョウビタキ、アオジ、コジュケイ、ガビチョウ、エナガ、シジュウカラ、ヤマガラなどがいて、結構賑やか。 その付近にいた野鳥を一通り観察した後、遠見通りを通って山の上あずまやへ。途中の里桜園では満開の河津桜にメジロが群れていた。 山の上あずまやからそのまま南下して見返り通りへ。キジバト以外に特に見つけられない。釣舟草通りを下っていけば小川があって野鳥も期待できるが、そろそろミヤマホオジロが出てくるかもしれないので近道して昭和林道から再び柳沢林道へ。さっきの場所でまた長時間粘ってみたけど、アオジしかいなくて残念。雨が降り出したので、急いで高尾駅に戻った。
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