熊野から奥草山尾根を経て綿向山へ

2013.06.09(日) 日帰り

 2013年6月に熊野から奥草山尾根を経て綿向山へ登ったときの記録です。  奥草山は、綿向山からほぼ真南に出る長い尾根の突端にある峰と見ることもできます。長いこと奥草山から縦走して綿向山に至る長い尾根をルートとして綿向に登ってみたいと思っていました。しかし、周回コースを作るにあたって、どこに車を止めて、どのルートで戻ってきても結構長丁場となり、どうしたものかと思案しておりました。そんな中で思いついたのが、日野町熊野を起点に一回国道477号線まで下って、奥草山に登り、長大な尾根を縦走して綿向山の頂を踏んで、その後以前歩いた文三ハゲのルートで下山して、林道経由で熊野に戻るというルートです。熊野は水無山の南に位置する集落で、熊野神社やヒダリマキガヤが有名です。 山行記録:日時-2013年6月9日、天候-薄曇り。10:21 Pに駐車、歩き始める。10:24 熊野神社⑳前、10:42 国道477号線②、10:48 林道入口③、10:58 奥草山・登山口④、11:04 ⑤、12:00 奥草山・山頂⑦着。12:05 同所・発、12:21 811m峰⑧・山頂、12:53 塩の道峠⑩、13:38 大菊ガレ最上部⑫、13:40 同所発、13:52 992m独標⑬、14:00 ブナの木平の笹原⑭、14:16 綿向山・山頂⑮着。ここで遅い昼食と休憩。14:34 山頂発、14:44 文三ハゲ上部⑯へ、14:52 文三ハゲ下降ポイント⑰、15:05 林道に出る、15:53 熊野神社⑳、15:56 駐車地P到着。 以前(2010.6.6)、熊野からの往復で水無山経由、下りは文三ハゲルートで綿向山に登ってみたのも初夏の薄雲が出た日で、ほぼ3年後のこの日も、よく似た天気の日でした。いちおう「梅雨入りしたもよう」でも、実際にはほとんど降っていない頃です。この日は長丁場なので、早い目に家を出たかったのですが、結局ぐずぐずしてしまって、歩き始めたのは10:20を過ぎたころ。熊野の集落の駐車場に駐車して、古い車道で(といっても車は通行止め)国道477号まで下り、林道を登りなおして、奥草山に取り付いたのはほぼ11時でした。そこから一時間で奥草山の山頂⑦。ここは三回目ですが、季節によってずいぶんと印象が変わるのを感じました。ここからの北への尾根は初めて歩くルート。最初は広い切り開きでしたが、811m峰⑧を過ぎたあたりから踏み跡は薄くなり、くもの巣も多くなってきました。でも、尾根線ははっきりしているので、迷う心配はありませんでした。その後、尾根上にも道があるものの、左右に巻き道の誘いが二回あり、登りに少しうんざりしていたわたくしは、あっさりと誘惑に負けて巻き道をとりました。二回目の左山腹の巻き道は思った以上に長く、途中で心配になってきましたが、踏み跡はまあまあ確実だったので、無事に塩の道峠⑩に出ることができました。ここからはしばらく踏み跡のはっきりしたルートで驚きましたが、どうやらその上の植林帯の作業員の方たちの踏み跡だったようです。⑪を過ぎると踏み跡はほとんどなくなり、それでも尾根が明瞭なので登っていくと、右前方が大菊ガレの大崩壊地となりました。最上部⑫からは、なかなかすばらしい眺望。でも、ここまでの登りが今回一番きついところでした。その後992m独標まではもうわずかで、そこから山頂⑮までは遊歩道気分でした。下りには三年前と同じく文三ハゲを下るルートを使ってみました。林道に出てから50分ほどで熊野神社⑳のところに出てきました。

今回のルートマップです。この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(土山、日野東部)をベースに作成いたしました。

今回のルートマップです。この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(土山、日野東部)をベースに作成いたしました。

今回のルートマップです。この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(土山、日野東部)をベースに作成いたしました。

熊野神社にも駐車場はありますが、あくまで参詣用。集落の方に聞いてみたら、神社から少し「熊野バス停」寄りに集落の「駐車場」があるとのこと。そちらは、この日ぼくの車だけで、特に邪魔にならずに置かせてもらえたと思います。少し歩くと熊野神社の前。巨大な杉が出迎えてくれます。

熊野神社にも駐車場はありますが、あくまで参詣用。集落の方に聞いてみたら、神社から少し「熊野バス停」寄りに集落の「駐車場」があるとのこと。そちらは、この日ぼくの車だけで、特に邪魔にならずに置かせてもらえたと思います。少し歩くと熊野神社の前。巨大な杉が出迎えてくれます。

熊野神社にも駐車場はありますが、あくまで参詣用。集落の方に聞いてみたら、神社から少し「熊野バス停」寄りに集落の「駐車場」があるとのこと。そちらは、この日ぼくの車だけで、特に邪魔にならずに置かせてもらえたと思います。少し歩くと熊野神社の前。巨大な杉が出迎えてくれます。

鳥居

鳥居

本殿です。お参りして無事を祈願。

本殿です。お参りして無事を祈願。

本殿です。お参りして無事を祈願。

熊野集落から東へ下る道です。入口に、車輌通行止めと書いてありました。人間は行けるのかな?このあと川を渡り、その後小さな峠を越えました。

熊野集落から東へ下る道です。入口に、車輌通行止めと書いてありました。人間は行けるのかな?このあと川を渡り、その後小さな峠を越えました。

熊野集落から東へ下る道です。入口に、車輌通行止めと書いてありました。人間は行けるのかな?このあと川を渡り、その後小さな峠を越えました。

峠を越えたら、あとは下って、国道477号に向かいます。MAPの①です。

峠を越えたら、あとは下って、国道477号に向かいます。MAPの①です。

峠を越えたら、あとは下って、国道477号に向かいます。MAPの①です。

その後、砂防ダムの工事区間があり、確かに車は通れません。でも、人間は通れました。ここ、②で国道477号に出ました。(2018年、砂防ダムは完成して、普通に通れます。)

その後、砂防ダムの工事区間があり、確かに車は通れません。でも、人間は通れました。ここ、②で国道477号に出ました。(2018年、砂防ダムは完成して、普通に通れます。)

その後、砂防ダムの工事区間があり、確かに車は通れません。でも、人間は通れました。ここ、②で国道477号に出ました。(2018年、砂防ダムは完成して、普通に通れます。)

②からの眺望です。左が水無山。いい形をしています。その右に綿向山。あの小さな突起がほぼ山頂です。その右に、後で歩くブナの木平の大きな笹原がかすかに見えています。ここから見ると、この二山の主従関係が逆のようです。つまり、綿向が水無の従者のようなイメージです。もちろん、その反対なのですが・・・

②からの眺望です。左が水無山。いい形をしています。その右に綿向山。あの小さな突起がほぼ山頂です。その右に、後で歩くブナの木平の大きな笹原がかすかに見えています。ここから見ると、この二山の主従関係が逆のようです。つまり、綿向が水無の従者のようなイメージです。もちろん、その反対なのですが・・・

②からの眺望です。左が水無山。いい形をしています。その右に綿向山。あの小さな突起がほぼ山頂です。その右に、後で歩くブナの木平の大きな笹原がかすかに見えています。ここから見ると、この二山の主従関係が逆のようです。つまり、綿向が水無の従者のようなイメージです。もちろん、その反対なのですが・・・

ヤマガマズミです。国道沿いに咲いていました。この季節、よく目立つ花の一つです。

ヤマガマズミです。国道沿いに咲いていました。この季節、よく目立つ花の一つです。

ヤマガマズミです。国道沿いに咲いていました。この季節、よく目立つ花の一つです。

少しだけ国道を歩くと、やがて左前方に林道の入口③が見えてきます。チェーンの車止めがあります。でも、きれいに舗装された林道でした。

少しだけ国道を歩くと、やがて左前方に林道の入口③が見えてきます。チェーンの車止めがあります。でも、きれいに舗装された林道でした。

少しだけ国道を歩くと、やがて左前方に林道の入口③が見えてきます。チェーンの車止めがあります。でも、きれいに舗装された林道でした。

林道には梅雨時の花が咲いていました。コアジサイです。

林道には梅雨時の花が咲いていました。コアジサイです。

林道には梅雨時の花が咲いていました。コアジサイです。

エゴノキは樹全体が真っ白になるほどたくさん咲いていて、周囲にいい香りを漂わせていました。そんな木が何本もあり、ちょっとしたものでした。

エゴノキは樹全体が真っ白になるほどたくさん咲いていて、周囲にいい香りを漂わせていました。そんな木が何本もあり、ちょっとしたものでした。

エゴノキは樹全体が真っ白になるほどたくさん咲いていて、周囲にいい香りを漂わせていました。そんな木が何本もあり、ちょっとしたものでした。

山への入口④は、この写真の奥・右側の電柱あたり。

山への入口④は、この写真の奥・右側の電柱あたり。

山への入口④は、この写真の奥・右側の電柱あたり。

この写真がまさに山に入ったポイント④です。草が多く、踏み跡は特にありません。

この写真がまさに山に入ったポイント④です。草が多く、踏み跡は特にありません。

この写真がまさに山に入ったポイント④です。草が多く、踏み跡は特にありません。

草の中を進むと、古い道形があり、その左手に植林帯が。ここらあたりから植林に入り、前方の高み(尾根芯)を目指しました。

草の中を進むと、古い道形があり、その左手に植林帯が。ここらあたりから植林に入り、前方の高み(尾根芯)を目指しました。

草の中を進むと、古い道形があり、その左手に植林帯が。ここらあたりから植林に入り、前方の高み(尾根芯)を目指しました。

尾根芯から、少し右に外れていく踏み跡⑤。ここ、見覚えがあります。そう、かもしか荘から奥草山に登ったとき(2011年4月10日のレポ)にここを通りました。もう少し先で合流ともくろんでいたので、ちょっとびっくりでした。

尾根芯から、少し右に外れていく踏み跡⑤。ここ、見覚えがあります。そう、かもしか荘から奥草山に登ったとき(2011年4月10日のレポ)にここを通りました。もう少し先で合流ともくろんでいたので、ちょっとびっくりでした。

尾根芯から、少し右に外れていく踏み跡⑤。ここ、見覚えがあります。そう、かもしか荘から奥草山に登ったとき(2011年4月10日のレポ)にここを通りました。もう少し先で合流ともくろんでいたので、ちょっとびっくりでした。

奥草山への登り⑥、あとは尾根芯をひたすら登ります。

奥草山への登り⑥、あとは尾根芯をひたすら登ります。

奥草山への登り⑥、あとは尾根芯をひたすら登ります。

もう少しで奥草山・山頂です。

もう少しで奥草山・山頂です。

もう少しで奥草山・山頂です。

やがて、広場のような山頂部⑦に飛び出しました。すぐ先の日の照っているところのちょっと先が山頂です。

やがて、広場のような山頂部⑦に飛び出しました。すぐ先の日の照っているところのちょっと先が山頂です。

やがて、広場のような山頂部⑦に飛び出しました。すぐ先の日の照っているところのちょっと先が山頂です。

そしてこちらが目指す綿向山。左手に水無山を従えて。主従関係が、正しく戻りましたね^^それにしても、綿向はまだまだ遠いです。たどり着けるのでしょうか?ちょっと不安になります。

そしてこちらが目指す綿向山。左手に水無山を従えて。主従関係が、正しく戻りましたね^^それにしても、綿向はまだまだ遠いです。たどり着けるのでしょうか?ちょっと不安になります。

そしてこちらが目指す綿向山。左手に水無山を従えて。主従関係が、正しく戻りましたね^^それにしても、綿向はまだまだ遠いです。たどり着けるのでしょうか?ちょっと不安になります。

いちおう、奥草山の山頂⑦を踏んで、すぐに綿向への尾根へと向かいます。

いちおう、奥草山の山頂⑦を踏んで、すぐに綿向への尾根へと向かいます。

いちおう、奥草山の山頂⑦を踏んで、すぐに綿向への尾根へと向かいます。

方位を確認しながら尾根の入口を探します。なかなかきれいな切り開きのある尾根道から始まります。

方位を確認しながら尾根の入口を探します。なかなかきれいな切り開きのある尾根道から始まります。

方位を確認しながら尾根の入口を探します。なかなかきれいな切り開きのある尾根道から始まります。

奥草山と811m峰の鞍部です。目の前に811m峰が。下から見上げるとなかなかの鋭鋒として目立つ峰です。

奥草山と811m峰の鞍部です。目の前に811m峰が。下から見上げるとなかなかの鋭鋒として目立つ峰です。

奥草山と811m峰の鞍部です。目の前に811m峰が。下から見上げるとなかなかの鋭鋒として目立つ峰です。

予想通り、なかなかの急登でした。

予想通り、なかなかの急登でした。

予想通り、なかなかの急登でした。

811m峰の山頂⑧の樹木の隙間から、ちょうど鎌の穂先が見えていました。

811m峰の山頂⑧の樹木の隙間から、ちょうど鎌の穂先が見えていました。

811m峰の山頂⑧の樹木の隙間から、ちょうど鎌の穂先が見えていました。

811m峰を下ると、目の前にやせ尾根が見えてきます。ただ、鹿よけのフェンスが西向きの尾根に誘うので、こちらに行かないように注意です。正しくはフェンスをくぐってこのやせ尾根を北進です。

811m峰を下ると、目の前にやせ尾根が見えてきます。ただ、鹿よけのフェンスが西向きの尾根に誘うので、こちらに行かないように注意です。正しくはフェンスをくぐってこのやせ尾根を北進です。

811m峰を下ると、目の前にやせ尾根が見えてきます。ただ、鹿よけのフェンスが西向きの尾根に誘うので、こちらに行かないように注意です。正しくはフェンスをくぐってこのやせ尾根を北進です。

やせ尾根の先に見晴らしのよいポイントがありました。まずは、今から向かう綿向山。左に文三ハゲ、右に大菊ガレと、二つの大崩壊が同時に見える珍しいポイントです。

やせ尾根の先に見晴らしのよいポイントがありました。まずは、今から向かう綿向山。左に文三ハゲ、右に大菊ガレと、二つの大崩壊が同時に見える珍しいポイントです。

やせ尾根の先に見晴らしのよいポイントがありました。まずは、今から向かう綿向山。左に文三ハゲ、右に大菊ガレと、二つの大崩壊が同時に見える珍しいポイントです。

次は雨乞岳。手前に大きく清水頭。

次は雨乞岳。手前に大きく清水頭。

次は雨乞岳。手前に大きく清水頭。

さいごは御在所岳。ロープウェイ峰はここから見えず、左寄りが最高峰の望湖台1212m。

さいごは御在所岳。ロープウェイ峰はここから見えず、左寄りが最高峰の望湖台1212m。

さいごは御在所岳。ロープウェイ峰はここから見えず、左寄りが最高峰の望湖台1212m。

その先で、尾根上にも踏み跡はありましたが、まず右側へ、続いて左側への巻き道の踏み跡が意外にしっかりしていたので、そちらに進んでみました。ほぼ等高線どおりに山腹を巻き、塩の道峠に導いてくれました。

その先で、尾根上にも踏み跡はありましたが、まず右側へ、続いて左側への巻き道の踏み跡が意外にしっかりしていたので、そちらに進んでみました。ほぼ等高線どおりに山腹を巻き、塩の道峠に導いてくれました。

その先で、尾根上にも踏み跡はありましたが、まず右側へ、続いて左側への巻き道の踏み跡が意外にしっかりしていたので、そちらに進んでみました。ほぼ等高線どおりに山腹を巻き、塩の道峠に導いてくれました。

巻き道の途中、西の開けた場所があり、熊野滝谷を挟んで水無山が見事なとんがり山に見えていました。

巻き道の途中、西の開けた場所があり、熊野滝谷を挟んで水無山が見事なとんがり山に見えていました。

巻き道の途中、西の開けた場所があり、熊野滝谷を挟んで水無山が見事なとんがり山に見えていました。

ここが、奥草山と綿向山間の最低鞍部で、塩の道峠⑩と呼ばれているそうです。標高は695m。つまり、奥草山から125m下ってきて、綿向山へはまだ415m登らなくてはならないことがわかります。このルートは距離だけでなく、高低差もなかなかハード。この写真は、振り返って南を見たところで、右から入ってくるのが今歩いてきた巻き道です。

ここが、奥草山と綿向山間の最低鞍部で、塩の道峠⑩と呼ばれているそうです。標高は695m。つまり、奥草山から125m下ってきて、綿向山へはまだ415m登らなくてはならないことがわかります。このルートは距離だけでなく、高低差もなかなかハード。この写真は、振り返って南を見たところで、右から入ってくるのが今歩いてきた巻き道です。

ここが、奥草山と綿向山間の最低鞍部で、塩の道峠⑩と呼ばれているそうです。標高は695m。つまり、奥草山から125m下ってきて、綿向山へはまだ415m登らなくてはならないことがわかります。このルートは距離だけでなく、高低差もなかなかハード。この写真は、振り返って南を見たところで、右から入ってくるのが今歩いてきた巻き道です。

こちらは、今から向かう北方向。峠(一つ先の赤ポール)の先から、踏み跡が非常に明瞭になっているのがわかります。

こちらは、今から向かう北方向。峠(一つ先の赤ポール)の先から、踏み跡が非常に明瞭になっているのがわかります。

こちらは、今から向かう北方向。峠(一つ先の赤ポール)の先から、踏み跡が非常に明瞭になっているのがわかります。

フタリシズカ

フタリシズカ

フタリシズカ

サワギク

サワギク

サワギク

まるで表参道のような踏み跡の明瞭さはしばらく続きました。不思議です。

まるで表参道のような踏み跡の明瞭さはしばらく続きました。不思議です。

まるで表参道のような踏み跡の明瞭さはしばらく続きました。不思議です。

⑪です。熊野滝谷を挟んで、向かいに荒々しい文三ハゲが近づいてきました。この角度から見るのは初めてです。何時間か後にはあそこを下っているはずです。

⑪です。熊野滝谷を挟んで、向かいに荒々しい文三ハゲが近づいてきました。この角度から見るのは初めてです。何時間か後にはあそこを下っているはずです。

⑪です。熊野滝谷を挟んで、向かいに荒々しい文三ハゲが近づいてきました。この角度から見るのは初めてです。何時間か後にはあそこを下っているはずです。

このあたりで、ヒノキ植林地の伐採等の大掛かりな作業が行われていました。どうやらここまでの濃い踏み跡は、ここの作業員さんたちの踏み跡だったようです。このあとは急に薄くなりました。この日は日曜で誰も居ませんでしたが・・・

このあたりで、ヒノキ植林地の伐採等の大掛かりな作業が行われていました。どうやらここまでの濃い踏み跡は、ここの作業員さんたちの踏み跡だったようです。このあとは急に薄くなりました。この日は日曜で誰も居ませんでしたが・・・

このあたりで、ヒノキ植林地の伐採等の大掛かりな作業が行われていました。どうやらここまでの濃い踏み跡は、ここの作業員さんたちの踏み跡だったようです。このあとは急に薄くなりました。この日は日曜で誰も居ませんでしたが・・・

作業中の植林地帯を越えると、いよいよ美しい二次林が現れました。完全に植林帯から離れるのは、今回のコースで初です。

作業中の植林地帯を越えると、いよいよ美しい二次林が現れました。完全に植林帯から離れるのは、今回のコースで初です。

作業中の植林地帯を越えると、いよいよ美しい二次林が現れました。完全に植林帯から離れるのは、今回のコースで初です。

やがて、右側が崩壊してきます。大菊のガレです。傾斜は後で歩く文三ハゲより急峻で、とても歩けそうなガレ場ではありませんでした。しばらくはガレのふちに沿って登ります。ちょっと内側(左側)を登っていると、あっという間にガレぶちから離れてしまいます。それほどガレぶちは急登です。⑫でようやく、ガレの一番上のところにつきました。当然、眺望は最高です。しばらくはここからの眺望を。

やがて、右側が崩壊してきます。大菊のガレです。傾斜は後で歩く文三ハゲより急峻で、とても歩けそうなガレ場ではありませんでした。しばらくはガレのふちに沿って登ります。ちょっと内側(左側)を登っていると、あっという間にガレぶちから離れてしまいます。それほどガレぶちは急登です。⑫でようやく、ガレの一番上のところにつきました。当然、眺望は最高です。しばらくはここからの眺望を。

やがて、右側が崩壊してきます。大菊のガレです。傾斜は後で歩く文三ハゲより急峻で、とても歩けそうなガレ場ではありませんでした。しばらくはガレのふちに沿って登ります。ちょっと内側(左側)を登っていると、あっという間にガレぶちから離れてしまいます。それほどガレぶちは急登です。⑫でようやく、ガレの一番上のところにつきました。当然、眺望は最高です。しばらくはここからの眺望を。

まずは、奥草山(中央奥)と、今歩いてきた稜線です。奥草山の一つ手前が三角形の811m峰。奥草山の左手は政子803mです。

まずは、奥草山(中央奥)と、今歩いてきた稜線です。奥草山の一つ手前が三角形の811m峰。奥草山の左手は政子803mです。

まずは、奥草山(中央奥)と、今歩いてきた稜線です。奥草山の一つ手前が三角形の811m峰。奥草山の左手は政子803mです。

鎌ヶ岳~鎌尾根~水沢岳

鎌ヶ岳~鎌尾根~水沢岳

鎌ヶ岳~鎌尾根~水沢岳

左が高円山945m。中央が宮指路岳946m。

左が高円山945m。中央が宮指路岳946m。

左が高円山945m。中央が宮指路岳946m。

後方の双耳峰が仙ヶ岳961m。右手前にサクラグチ。

後方の双耳峰が仙ヶ岳961m。右手前にサクラグチ。

後方の双耳峰が仙ヶ岳961m。右手前にサクラグチ。

ガレが終わって急斜面をもう一登りすると、傾斜がようやくゆるくなってきます。いよいよ992mの独標が近づいてきました。

ガレが終わって急斜面をもう一登りすると、傾斜がようやくゆるくなってきます。いよいよ992mの独標が近づいてきました。

ガレが終わって急斜面をもう一登りすると、傾斜がようやくゆるくなってきます。いよいよ992mの独標が近づいてきました。

テープにP992と書かれた独標点⑬。白倉という文字も見えます。ここから東(右)へ尾根伝いに下るルートもあります。

テープにP992と書かれた独標点⑬。白倉という文字も見えます。ここから東(右)へ尾根伝いに下るルートもあります。

テープにP992と書かれた独標点⑬。白倉という文字も見えます。ここから東(右)へ尾根伝いに下るルートもあります。

ここ⑭から綿向の山頂への尾根は、非常にゆるい傾斜となります。ブナの木平と呼ばれているあたりです。

ここ⑭から綿向の山頂への尾根は、非常にゆるい傾斜となります。ブナの木平と呼ばれているあたりです。

ここ⑭から綿向の山頂への尾根は、非常にゆるい傾斜となります。ブナの木平と呼ばれているあたりです。

ブナの木平の笹原です。笹は背丈が昔に比べてすごく小さくなりました。

ブナの木平の笹原です。笹は背丈が昔に比べてすごく小さくなりました。

ブナの木平の笹原です。笹は背丈が昔に比べてすごく小さくなりました。

すごく気持ちのいい場所です。

すごく気持ちのいい場所です。

すごく気持ちのいい場所です。

御在所はもう雨乞の後ろに隠れ、だんだんと、見慣れた綿向の山頂からの眺望と似てきました。山頂はもうすぐのようです。

御在所はもう雨乞の後ろに隠れ、だんだんと、見慣れた綿向の山頂からの眺望と似てきました。山頂はもうすぐのようです。

御在所はもう雨乞の後ろに隠れ、だんだんと、見慣れた綿向の山頂からの眺望と似てきました。山頂はもうすぐのようです。

最後の登りです。もう、あの先が山頂でしょう。

最後の登りです。もう、あの先が山頂でしょう。

最後の登りです。もう、あの先が山頂でしょう。

そして、見慣れた山頂⑮へ。でも、今日は奥草から縦走してきたというだけで、気分的にはだいぶ違います。

そして、見慣れた山頂⑮へ。でも、今日は奥草から縦走してきたというだけで、気分的にはだいぶ違います。

そして、見慣れた山頂⑮へ。でも、今日は奥草から縦走してきたというだけで、気分的にはだいぶ違います。

しばらくは表参道で下りますが・・・。

しばらくは表参道で下りますが・・・。

しばらくは表参道で下りますが・・・。

この巨大なブナの木のところで表参道を離れ、前方に進むと、すぐに文三ハゲの上端部⑯に出ます。

この巨大なブナの木のところで表参道を離れ、前方に進むと、すぐに文三ハゲの上端部⑯に出ます。

この巨大なブナの木のところで表参道を離れ、前方に進むと、すぐに文三ハゲの上端部⑯に出ます。

文三ハゲの最上部からの水無山です。こっちの上端も、やはり最高の景色です。

文三ハゲの最上部からの水無山です。こっちの上端も、やはり最高の景色です。

文三ハゲの最上部からの水無山です。こっちの上端も、やはり最高の景色です。

この標識のところ⑰から下ります。なぜだか、標識に鹿の骨が飾ってありました。

この標識のところ⑰から下ります。なぜだか、標識に鹿の骨が飾ってありました。

この標識のところ⑰から下ります。なぜだか、標識に鹿の骨が飾ってありました。

文三ハゲの下り始め⑰です。ハゲの下りも二回目です。

文三ハゲの下り始め⑰です。ハゲの下りも二回目です。

文三ハゲの下り始め⑰です。ハゲの下りも二回目です。

ハゲの下りから上部を見上げる

ハゲの下りから上部を見上げる

ハゲの下りから上部を見上げる

林道に出ました。あとは、ひたすら林道を下ります。

林道に出ました。あとは、ひたすら林道を下ります。

林道に出ました。あとは、ひたすら林道を下ります。

このあたりから見上げると、綿向の山頂まで、一気の斜面が見えます。標高差は370mほど。

このあたりから見上げると、綿向の山頂まで、一気の斜面が見えます。標高差は370mほど。

このあたりから見上げると、綿向の山頂まで、一気の斜面が見えます。標高差は370mほど。

林道から見上げる811m峰と奥草山の姿です。

林道から見上げる811m峰と奥草山の姿です。

林道から見上げる811m峰と奥草山の姿です。

マルミノヤマゴボウです。林道の途中、たくさん咲いていました。

マルミノヤマゴボウです。林道の途中、たくさん咲いていました。

マルミノヤマゴボウです。林道の途中、たくさん咲いていました。

下から順に咲いていきます。そのうちにびっくりするような赤紫の穂となり、黒い実になります。

下から順に咲いていきます。そのうちにびっくりするような赤紫の穂となり、黒い実になります。

下から順に咲いていきます。そのうちにびっくりするような赤紫の穂となり、黒い実になります。

林道を下ります⑲。もうすぐ熊野の集落。

林道を下ります⑲。もうすぐ熊野の集落。

林道を下ります⑲。もうすぐ熊野の集落。

そして、再び熊野神社の前⑳まで来ました。お礼参りをしにいきましょう。杉の木立に覆われた由緒正しき神社です。

そして、再び熊野神社の前⑳まで来ました。お礼参りをしにいきましょう。杉の木立に覆われた由緒正しき神社です。

そして、再び熊野神社の前⑳まで来ました。お礼参りをしにいきましょう。杉の木立に覆われた由緒正しき神社です。

今回のルートマップです。この地図は国土地理院発行の2万5千分の1地形図(土山、日野東部)をベースに作成いたしました。

熊野神社にも駐車場はありますが、あくまで参詣用。集落の方に聞いてみたら、神社から少し「熊野バス停」寄りに集落の「駐車場」があるとのこと。そちらは、この日ぼくの車だけで、特に邪魔にならずに置かせてもらえたと思います。少し歩くと熊野神社の前。巨大な杉が出迎えてくれます。

鳥居

本殿です。お参りして無事を祈願。

熊野集落から東へ下る道です。入口に、車輌通行止めと書いてありました。人間は行けるのかな?このあと川を渡り、その後小さな峠を越えました。

峠を越えたら、あとは下って、国道477号に向かいます。MAPの①です。

その後、砂防ダムの工事区間があり、確かに車は通れません。でも、人間は通れました。ここ、②で国道477号に出ました。(2018年、砂防ダムは完成して、普通に通れます。)

②からの眺望です。左が水無山。いい形をしています。その右に綿向山。あの小さな突起がほぼ山頂です。その右に、後で歩くブナの木平の大きな笹原がかすかに見えています。ここから見ると、この二山の主従関係が逆のようです。つまり、綿向が水無の従者のようなイメージです。もちろん、その反対なのですが・・・

ヤマガマズミです。国道沿いに咲いていました。この季節、よく目立つ花の一つです。

少しだけ国道を歩くと、やがて左前方に林道の入口③が見えてきます。チェーンの車止めがあります。でも、きれいに舗装された林道でした。

林道には梅雨時の花が咲いていました。コアジサイです。

エゴノキは樹全体が真っ白になるほどたくさん咲いていて、周囲にいい香りを漂わせていました。そんな木が何本もあり、ちょっとしたものでした。

山への入口④は、この写真の奥・右側の電柱あたり。

この写真がまさに山に入ったポイント④です。草が多く、踏み跡は特にありません。

草の中を進むと、古い道形があり、その左手に植林帯が。ここらあたりから植林に入り、前方の高み(尾根芯)を目指しました。

尾根芯から、少し右に外れていく踏み跡⑤。ここ、見覚えがあります。そう、かもしか荘から奥草山に登ったとき(2011年4月10日のレポ)にここを通りました。もう少し先で合流ともくろんでいたので、ちょっとびっくりでした。

奥草山への登り⑥、あとは尾根芯をひたすら登ります。

もう少しで奥草山・山頂です。

やがて、広場のような山頂部⑦に飛び出しました。すぐ先の日の照っているところのちょっと先が山頂です。

そしてこちらが目指す綿向山。左手に水無山を従えて。主従関係が、正しく戻りましたね^^それにしても、綿向はまだまだ遠いです。たどり着けるのでしょうか?ちょっと不安になります。

いちおう、奥草山の山頂⑦を踏んで、すぐに綿向への尾根へと向かいます。

方位を確認しながら尾根の入口を探します。なかなかきれいな切り開きのある尾根道から始まります。

奥草山と811m峰の鞍部です。目の前に811m峰が。下から見上げるとなかなかの鋭鋒として目立つ峰です。

予想通り、なかなかの急登でした。

811m峰の山頂⑧の樹木の隙間から、ちょうど鎌の穂先が見えていました。

811m峰を下ると、目の前にやせ尾根が見えてきます。ただ、鹿よけのフェンスが西向きの尾根に誘うので、こちらに行かないように注意です。正しくはフェンスをくぐってこのやせ尾根を北進です。

やせ尾根の先に見晴らしのよいポイントがありました。まずは、今から向かう綿向山。左に文三ハゲ、右に大菊ガレと、二つの大崩壊が同時に見える珍しいポイントです。

次は雨乞岳。手前に大きく清水頭。

さいごは御在所岳。ロープウェイ峰はここから見えず、左寄りが最高峰の望湖台1212m。

その先で、尾根上にも踏み跡はありましたが、まず右側へ、続いて左側への巻き道の踏み跡が意外にしっかりしていたので、そちらに進んでみました。ほぼ等高線どおりに山腹を巻き、塩の道峠に導いてくれました。

巻き道の途中、西の開けた場所があり、熊野滝谷を挟んで水無山が見事なとんがり山に見えていました。

ここが、奥草山と綿向山間の最低鞍部で、塩の道峠⑩と呼ばれているそうです。標高は695m。つまり、奥草山から125m下ってきて、綿向山へはまだ415m登らなくてはならないことがわかります。このルートは距離だけでなく、高低差もなかなかハード。この写真は、振り返って南を見たところで、右から入ってくるのが今歩いてきた巻き道です。

こちらは、今から向かう北方向。峠(一つ先の赤ポール)の先から、踏み跡が非常に明瞭になっているのがわかります。

フタリシズカ

サワギク

まるで表参道のような踏み跡の明瞭さはしばらく続きました。不思議です。

⑪です。熊野滝谷を挟んで、向かいに荒々しい文三ハゲが近づいてきました。この角度から見るのは初めてです。何時間か後にはあそこを下っているはずです。

このあたりで、ヒノキ植林地の伐採等の大掛かりな作業が行われていました。どうやらここまでの濃い踏み跡は、ここの作業員さんたちの踏み跡だったようです。このあとは急に薄くなりました。この日は日曜で誰も居ませんでしたが・・・

作業中の植林地帯を越えると、いよいよ美しい二次林が現れました。完全に植林帯から離れるのは、今回のコースで初です。

やがて、右側が崩壊してきます。大菊のガレです。傾斜は後で歩く文三ハゲより急峻で、とても歩けそうなガレ場ではありませんでした。しばらくはガレのふちに沿って登ります。ちょっと内側(左側)を登っていると、あっという間にガレぶちから離れてしまいます。それほどガレぶちは急登です。⑫でようやく、ガレの一番上のところにつきました。当然、眺望は最高です。しばらくはここからの眺望を。

まずは、奥草山(中央奥)と、今歩いてきた稜線です。奥草山の一つ手前が三角形の811m峰。奥草山の左手は政子803mです。

鎌ヶ岳~鎌尾根~水沢岳

左が高円山945m。中央が宮指路岳946m。

後方の双耳峰が仙ヶ岳961m。右手前にサクラグチ。

ガレが終わって急斜面をもう一登りすると、傾斜がようやくゆるくなってきます。いよいよ992mの独標が近づいてきました。

テープにP992と書かれた独標点⑬。白倉という文字も見えます。ここから東(右)へ尾根伝いに下るルートもあります。

ここ⑭から綿向の山頂への尾根は、非常にゆるい傾斜となります。ブナの木平と呼ばれているあたりです。

ブナの木平の笹原です。笹は背丈が昔に比べてすごく小さくなりました。

すごく気持ちのいい場所です。

御在所はもう雨乞の後ろに隠れ、だんだんと、見慣れた綿向の山頂からの眺望と似てきました。山頂はもうすぐのようです。

最後の登りです。もう、あの先が山頂でしょう。

そして、見慣れた山頂⑮へ。でも、今日は奥草から縦走してきたというだけで、気分的にはだいぶ違います。

しばらくは表参道で下りますが・・・。

この巨大なブナの木のところで表参道を離れ、前方に進むと、すぐに文三ハゲの上端部⑯に出ます。

文三ハゲの最上部からの水無山です。こっちの上端も、やはり最高の景色です。

この標識のところ⑰から下ります。なぜだか、標識に鹿の骨が飾ってありました。

文三ハゲの下り始め⑰です。ハゲの下りも二回目です。

ハゲの下りから上部を見上げる

林道に出ました。あとは、ひたすら林道を下ります。

このあたりから見上げると、綿向の山頂まで、一気の斜面が見えます。標高差は370mほど。

林道から見上げる811m峰と奥草山の姿です。

マルミノヤマゴボウです。林道の途中、たくさん咲いていました。

下から順に咲いていきます。そのうちにびっくりするような赤紫の穂となり、黒い実になります。

林道を下ります⑲。もうすぐ熊野の集落。

そして、再び熊野神社の前⑳まで来ました。お礼参りをしにいきましょう。杉の木立に覆われた由緒正しき神社です。