活動データ
タイム
33:11
距離
36.2km
のぼり
3945m
くだり
3958m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るコロナ禍で3年ぶりに開放された南アルプス。 雨予報だった筈が直前で晴れ予報に変わったため、2泊3日の小屋泊で赤石岳と悪沢岳に登ってきました。 駐車場は畑薙夏季臨時駐車場を利用し、宿泊者専用の送迎バスで椹島ロッジへ移動。 朝と夕方の絶景を期待して1日目は赤石岳と目と鼻の先にある赤石岳避難小屋に宿泊。2日目は悪沢岳へ縦走し、千枚小屋に宿泊。3日目に椹島ロッジに下山します。 ◆1日目 バスで椹島ロッジへ移動後、赤石岳を目指す。 赤石小屋まではそれなりの登りでしたが、富士見平を過ぎた辺りから急登が延々と続き、重いザックに悲鳴をあげつつ休み休みに何とか赤石岳山頂へ続く稜線に取り付き、日没前に赤石岳避難小屋に辿り着きました。 赤石岳避難小屋は山頂から徒歩1分。 夕陽や朝陽を眺めるのには最高で小屋番のご夫婦も大変フレンドリーでとても良い小屋です。 苦労して登ってきた甲斐あり、小屋では赤石岳到着記念のバッジに加えて標高差2000mを一日で詰めた記念バッジも頂く事が出来ました。 ご飯は出ませんが、売店で諸々売っているので飢えはしません。 この日は平日という事もあり宿泊者は3人でしたが、そのうちのお一人が赤石岳で百名山を達成した、ナイスミドルな英国紳士。 日付と百名山達成と手書きした赤石岳の手拭いが奥様から英国紳士にプレゼントされ、皆で拍手でお祝いしました。 夕陽を眺めに散歩に出た後はザ・山の男と言った風情のイケメンご主人とこたつでサッカー中継をみて実家のようにのんびり過ごした後、就寝しました。 ◆2日目 起床後、日の出を見に山頂へ。徒歩1分なので日の出時間の直前までのんびりしていられます。 赤石岳山頂からの日の出は最初はガスってましたが、少しの間ガスが晴れてモルゲンな富士山を見る事が出来ました。 朝陽を堪能後、小屋に戻り小屋主の奥様にハーモニカの生演奏を聴かせて頂いたりとじっくりと支度し、悪沢岳を目指します。 初日に比べれば標高差は少ないので楽かと思っていましたが、悪沢岳手前のコルや千枚岳のハシゴ場など中々険しい縦走路でした。 なお悪沢岳への登りの途中で何とニホンザルの集団と遭遇。何でアルプスに猿がおんねん… ヤツらはライチョウを食うので思いっきり怒鳴りつけ、ストックを打ち鳴らし、石を投げ…あらゆる方法で威嚇して追い返しました。銃があったらブッパしたかったです。マジで。 赤石岳の出発が遅かった事もあり、悪沢岳に着いた頃は塩見岳方面しか展望がなく、少し休憩して千枚小屋を目指します。千枚岳に着いた頃から雨がパラつき始め、雨雲レーダーには雨雲は見えませんでしたが、嫌な予感がしたので急いで千枚小屋へ。 ついて下山に備えて未使用の下着に着替えて、となりに宿泊される方とお話ししたりして、まったりしてたら外はいつの間にか大雨に。 急いで小屋に着いておいて難を逃れました。 その日は夕食を頂き就寝しましたが、夜中にゲリラ豪雨が襲いかかり、何度か目が覚めました。 ◆3日目 朝から雨が降り続き、朝食を済ませた後も強い雨が降る予報だったので上がるのを待ちました。 しかし、帰りのバスの時間があるので、小雨になった時点で久々にヤッケを装着して下山開始。 1時間ほど歩くと雨が上がったため、通常装備に戻して更に下山、途中の水場で美味しい水を組みつつ、バス到着の1時間前に椹島ロッジに到着。千枚小屋で頂いたお弁当とおいしい水で祝杯をあげて長い山行の感慨に浸りつつ、本山行を締めくくりました。
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