生駒山麓で歴史サイクリング🚴

2022.05.27(金) 日帰り

昨夜はしっかりと雨が降って、今日は山道ですってんころりんしそうなので、平地でサイクリング。 生駒山から“くさかコース”で下ってきた辺りの日下(くさか)には気になる史跡があるので、探索してみることに。 平地とは言っても、自転車のギアを入れ替えて、えっ坂ほい坂と一所懸命に漕がないといけない坂もあります。 予想してたより興味深い場所がありました。 生駒山から“くさかコース”で下山して、時間に余裕があれば、この辺りを回ってみるのもいいと思いますよ。 でもグループで行って騒がないでね! 【日下貝塚】 この辺りは日下江(くさかえ)と呼ばれたように、水辺だったはず。 その証に、日下貝塚があります。 名前のとおり、貝殻の他に、縄文土器・石器が出土して縄文時代から生活場所だったことが確認されています。 縄文時代の人骨だけでなく馬の全身骨格も出土。 「屈葬」「抜歯」「環状列墓」と日本史の教科書に出てくる用語がそのままここの遺跡にあてはまります。 貝殻は淡水性の貝であることから、入り込んでいた海が、その頃には淡水の河内湖になっていたと考えられます。 上町台地以外の大阪市や東大阪市のほとんどは水の底だったんですね。 【原始蓮】(大阪府の天然記念物) 「古事記」に「日下江の入江の蓮(はちす)花蓮見の盛り人羨(とも)しきろかも」(引田部赤猪子)と詠まれていることから、約1600年前の5世紀ごろから蓮の花が咲き誇っていたとされています。 花が咲くころにもう一度行ってみたいと思っています。 【旧河澄(かわずみ)家】(見学無料:休館日=月曜日) 河澄家から東大阪市に寄贈され、修復されて保存・管理されています。 古民家が残されていて見学できる所がよくありますが、ここ河澄家ほどくつれげる所はなかなかないでしょう。 江戸時代からの建物ですが、とてもきれいに手入れされていて、今すぐにでも住めそうな感じです。 特に母屋西側の棲鶴楼(せいかくろう)は枯山水庭園を眺めることができる数寄屋風書院造。 今日はだれも訪れる人が居らずとっても静かなうえに、心地よい風が吹き抜けて、お昼寝でもしたい雰囲気でした。 わあ~、上田秋成や石上露子もここを眺めてたのだろうなあとか想像しながら、とおっても豪勢な気持ちでしばし庭を眺めていました。 庭園内の「かやの木」は樹齢約500年と推定されています。 現在残っている蔵は2つですが、元は7つもあったそうです。 ◆上田秋成と河澄家◆ 雨月物語の作者上田秋成が日下に逗留し、河澄家が文化サロンのようになっていたそうです。 ◆石上露子と河澄家◆ 河澄家第19代当主雄次郎の娘ナミが富田林の旧家杉山家に嫁いで誕生した娘が杉山タカ、後の明星派の歌人であるあの石上露子。 つまり、露子の母の実家がこの河澄家ということになり、きっと幾度か訪れていたことでしょう。 無料駐車場があって、さらに1時間160~300円ぽっきりで貸室利用もできるという驚きの施設。 東大阪市、なかなかやるなあ!👏 【大龍禅寺】 黄檗宗の禅寺。 裏山の緑が美しく、きれいに手入れされ、静かで落ち着いた寺です。 ************* 今日は山歩きではなかったけど、とってもいい探索になりました。 ☆☆☆☆☆

「日下貝塚の碑」

「日下貝塚の碑」

「日下貝塚の碑」

石器時代の遺跡

石器時代の遺跡

石器時代の遺跡

2日前に歩いたばかりの生駒山

2日前に歩いたばかりの生駒山

2日前に歩いたばかりの生駒山

「日下貝塚」
周囲は菜園と住宅になっています。

「日下貝塚」 周囲は菜園と住宅になっています。

「日下貝塚」 周囲は菜園と住宅になっています。

「井上家の長屋門」
現住のとても立派なお屋敷。
このお宅の裏に、原始蓮が育てられています。

「井上家の長屋門」 現住のとても立派なお屋敷。 このお宅の裏に、原始蓮が育てられています。

「井上家の長屋門」 現住のとても立派なお屋敷。 このお宅の裏に、原始蓮が育てられています。

「日下江(くさかえ)の入江の蓮(はちす) 花蓮(はなはちす)身の盛り人 羨(とも)しきろかも」

「日下江(くさかえ)の入江の蓮(はちす) 花蓮(はなはちす)身の盛り人 羨(とも)しきろかも」

「日下江(くさかえ)の入江の蓮(はちす) 花蓮(はなはちす)身の盛り人 羨(とも)しきろかも」

「猿田彦神社」

「猿田彦神社」

「猿田彦神社」

「旧河澄家」

「旧河澄家」

「旧河澄家」

きっと奉公人たちも居て大家族だったんでしょうね。

きっと奉公人たちも居て大家族だったんでしょうね。

きっと奉公人たちも居て大家族だったんでしょうね。

この座敷を独り占めで時間を過ごしてきました。

この座敷を独り占めで時間を過ごしてきました。

この座敷を独り占めで時間を過ごしてきました。

河澄家ゆかりの人物の図書が置かれていて、ここで読むこともできます。

河澄家ゆかりの人物の図書が置かれていて、ここで読むこともできます。

河澄家ゆかりの人物の図書が置かれていて、ここで読むこともできます。

文化サロンとして人が集まり、演奏会も開かれたかも知れませんね。

文化サロンとして人が集まり、演奏会も開かれたかも知れませんね。

文化サロンとして人が集まり、演奏会も開かれたかも知れませんね。

茶道具

茶道具

茶道具

明治生まれの私の祖母も、もう少し小さいけどこんな炭を入れる行火(こたつ)を使ってたなあ。

明治生まれの私の祖母も、もう少し小さいけどこんな炭を入れる行火(こたつ)を使ってたなあ。

明治生まれの私の祖母も、もう少し小さいけどこんな炭を入れる行火(こたつ)を使ってたなあ。

現在のアイロンですね。

現在のアイロンですね。

現在のアイロンですね。

河澄家の庭でトンボもくつろいでました。
33/42

河澄家の庭でトンボもくつろいでました。

河澄家の庭でトンボもくつろいでました。

日下 東地蔵尊

日下 東地蔵尊

日下 東地蔵尊

「大龍禅寺」(黄檗宗)

「大龍禅寺」(黄檗宗)

「大龍禅寺」(黄檗宗)

「魚板(ぎょばん)」
禅寺特有の「ごはんですよ~」ってお知らせするのん。

「魚板(ぎょばん)」 禅寺特有の「ごはんですよ~」ってお知らせするのん。

「魚板(ぎょばん)」 禅寺特有の「ごはんですよ~」ってお知らせするのん。

「日下公園」
💩マークではありません!
巻貝と二枚貝のデザインですね。

「日下公園」 💩マークではありません! 巻貝と二枚貝のデザインですね。

「日下公園」 💩マークではありません! 巻貝と二枚貝のデザインですね。

「日下公園」
小林池堰跡の石碑があり、元は池だったようです。

「日下公園」 小林池堰跡の石碑があり、元は池だったようです。

「日下公園」 小林池堰跡の石碑があり、元は池だったようです。

「瓢箪山稲荷神社」
帰る途中でこちらにも寄っておきました。

「瓢箪山稲荷神社」 帰る途中でこちらにも寄っておきました。

「瓢箪山稲荷神社」 帰る途中でこちらにも寄っておきました。

「日下貝塚の碑」

石器時代の遺跡

2日前に歩いたばかりの生駒山

「日下貝塚」 周囲は菜園と住宅になっています。

「井上家の長屋門」 現住のとても立派なお屋敷。 このお宅の裏に、原始蓮が育てられています。

「日下江(くさかえ)の入江の蓮(はちす) 花蓮(はなはちす)身の盛り人 羨(とも)しきろかも」

「猿田彦神社」

「旧河澄家」

きっと奉公人たちも居て大家族だったんでしょうね。

この座敷を独り占めで時間を過ごしてきました。

河澄家ゆかりの人物の図書が置かれていて、ここで読むこともできます。

文化サロンとして人が集まり、演奏会も開かれたかも知れませんね。

茶道具

明治生まれの私の祖母も、もう少し小さいけどこんな炭を入れる行火(こたつ)を使ってたなあ。

現在のアイロンですね。

河澄家の庭でトンボもくつろいでました。

日下 東地蔵尊

「大龍禅寺」(黄檗宗)

「魚板(ぎょばん)」 禅寺特有の「ごはんですよ~」ってお知らせするのん。

「日下公園」 💩マークではありません! 巻貝と二枚貝のデザインですね。

「日下公園」 小林池堰跡の石碑があり、元は池だったようです。

「瓢箪山稲荷神社」 帰る途中でこちらにも寄っておきました。