知床はアイヌ語でシリエトク=「地の涯」と解釈するのが一般的になっている。 でも「シリエド=岬の突端」を意味するという解釈もあるそう。 アイヌの世界観や交流の広がりから考えると、後者の方が的を得ている気がする。 ★参考ホームページ:http://shiretoko-tokyo.tabilog-hokkaido.jp/category/0025834.html 【行程1日目】 岩尾別温泉「地の涯ホテル」付近に車を駐車→木下小屋→羅臼平(荷物を一時デポ)→羅臼岳頂上→羅臼平→三ツ峰→三ツ峰キャンプ地(テント泊) 【参考:移動手段】 ウトロから岩尾別温泉「地の涯ホテル」まではレンタカーで移動しました。 30台ほど停められる駐車場がありました。 帰りは「カムイワッカの滝」から出ているシャトルバスに乗って、知床自然センターまで戻りました。 タクシーを呼んで「地の涯ホテル」まで行き、レンタカーをピックアップしました。 タクシー料金は3,000円弱でした。 *「カムイワッカの滝」から出ているシャトルバスに乗って「岩尾別ユースホステル前」で下車したい方は、知床自然センターなどで事前に乗車券を買っておく必要あります。 【参考:装備】 ・濾過器:煮沸をした方が無難な水場が多かったので、羅臼岳・硫黄山を縦走する方は濾過器があると安心です。 【注】 ・ヒグマ対策:特にテント泊ではヒグマに合わないことがもっとも大事です。1.テント場、2.調理場所、3.フードロッカーなど食料保管場所の三点は100m以上距離を離しておくことが基本です。ヒグマ対策参考資料:http://www.shiretoko.or.jp/bear/foodc.pdf ・羅臼岳から硫黄山のルート:上級者向けコースになります。登山者が少ないため、薮になっている道が多くルート確保が難しかったです。特に硫黄山頂上から新噴火口までの道は、往生しました。→詳しくは羅臼岳・硫黄山縦走(2)と(3)をご覧ください。
岩尾別温泉「地の涯ホテル」正面右側に登山口がありました。
木下小屋
いざ知床の懐・羅臼岳へ
植物のように、次の世代へ続く仕事をしたい。
遥かオホーツク。流氷が届く海。
硫黄山をのぞむ
枝の暴れぶりから、冬の厳しさを想像する。
弥三吉水。ここの水は美味。
極楽平
銀冷水。川の水の延長のため、煮沸が必要。水の補充は弥三吉水でしておいた方が無難です。
銀冷水近くの登山道を整備中。ご苦労様です。
大沢の雪渓。
8月なので雪がサクサクでアイゼンなしでも登れました。時期が早ければ必須。
ここでザックを一時デポ。羅臼岳の頂上を目指す。キツネさんがいるので、バックは木下翁レリーフが飾られている岩の上に置いておくと安心。地面に置いていたので、友人のタオルはキツネさんに持っていかれました...
ヒグマさん対策用のフードロッカー。テント泊の方は食料を別途デポしましょう。
いざ羅臼岳の頂上へ。
岩清水。
岩清水としては水量は豊富。味も美味。
羅臼岳はアイヌ語で「チャチャヌプリ=老いた山」の意。頂上付近に行けば行く程その意味がわかる。アイヌの人たちが名付けた地名は的確。知恵の宝庫。
羅臼岳頂上にある二等三角点
羅臼平の主・キツネさん。人慣れしていて、いろんな物を持っていっているみたいです...
三ツ峰キャンプ地近くのお花畑。今晩はここでテント泊。