活動データ
タイム
09:35
距離
22.0km
のぼり
2064m
くだり
2103m
活動詳細
すべて見る伊豆ヶ岳徘徊者なら誰しもその名を見たことがある、名栗げんきプラザを覗きに行ってきました。予想以上に巨大な施設にすっかり圧倒され、コソコソと逃げるようにトンズラしました。何度か車道・林道と交わりますが、道は全域わかりやすく、尾根道は圧倒的なあるきやすさと楽しさを誇る流石の貫禄でした。鳥首峠から有間山あたりまではススキをかき分けて進むので、手や顔を切らないようにゆっくりと用心して歩くのがよいと思います。 前回伊豆に行ったので、次は当然伊豆ヶ岳じゃろうなぁ... という天啓を受け、伊豆ヶ岳方面を徘徊することに決定。本日も朝っぱらから電車に揺られ、正丸駅に乗り込みます。あいも変わらず快適な駅前じゃわい、ゆっくりのんびり準備を進め、パンをムシャムシャやらかしたら本日も元気に出発です。最初はよくある車道歩きです。川沿いに進むのですが、これでもかと言わんばかりに「禁漁」の看板が設置してあります。きっとおそろしい密猟者が跋扈しておるのでしょう。おっさんも狩られないように気をつけながら進み、いつもの登山口に到着します。 ふたご岩辺りまではかなり緩やかな散歩道なので、鼻歌を歌っていればいつの間にか到着します。そりゃあ、もう、「あれ?俺エスカレーターに乗ってた?」と思ってしまうほどの快適な道。で、この辺りから尾根に乗るまでほんのちょっぴり坂に気合が入るので、忘れずにヒーコラワッショイ言っておくのが大切です。尾根に出たらもう快適ロードが再開されてしまいますからね。 で、尾根に乗るわけですが、そういえば伊豆ヶ岳とは反対側に小高山だったかな?見晴らしのよい山があった気がします。久しぶりだから行ってみるか、と進むと記憶の通りナイスな山頂がそこにはあります。よし、ではボチボチ伊豆ヶ岳に... 「そういえば... この辺りを徘徊しているとあっちこっちに名栗げんきプラザがどうのこうの出てくるが、いっぺんも行ったことないなぁ...」 そうなのです、何度もこの辺りを徘徊させていただきながら、名栗げんきプラザとは何であるかも知らないおっさんがここに居るのです。これは... マズイ... 丹沢イチの伊豆ヶ岳マニアを目指す私としてはまさに汗顔の至り。「も、もちろん名栗げんきプラザを目指してここまで電車に乗ってきましたよ?伊豆ヶ岳?なにそれ?伊豆は静岡県ですよ?」ここまでやってきながら伊豆ヶ岳を丸無視し、グイグイと坂を下ります。足元のカチカチ具合から、道はかなり歩かれているようです。名栗げんきプラザの人気っぷりが伺われます。 程なく車道に合流、適当に歩いていると目の前に巨大施設が現れます。まさか、アレか?いや、名前からして公民館みたいなもんやろ、あんな気合の入った施設のわけが... あるのです。 そう、なんと、名栗げんきプラザはとんでもなくでかい施設でした。これはたしかにげんきですわ。「どれどれ?どんなもんかおっさんが判定してやろう」と上から目線で乗り込みましたが、一瞬で圧倒され、入り口の写真だ激写してコソコソと盗人のように逃げ出します。さて、これで今日の目的は果たしたので、あとはノンビリとトンズラ業務を堪能することにします。と、いうことで少し車道・林道(跡?)を進み、武川岳への道標に従って山の中に侵入。ここからも歩きやすい道になっているので、取り付き口を見逃さなければ心配ご無用です。道の右手を見ながら歩くと看板っぽいものが見えると思います。 少し登ると尾根にでて、そこからは超一級の散歩道が容赦なく待ち構えております。傾斜もおとなしめで道も広いので、目一杯森の散歩を楽しめる感じになっていて、気がつけば武川岳に到着していました。少しだけ眺望があるのでベンチでゆったりと堪能、したら次は妻坂峠に向かってみることにします。 武川岳から妻坂峠までの下りは気合の入った坂となっており、枯れ葉で足を滑らせると少々残念なことになるかもしれません。が、横っちょの方に踏み跡があり、そちらを進めば心配無用な感じかな。チンタラワッショイ歩いていると妻坂峠に到着です。 で、ですよ。ここからなのですよ。ここから大持山までの道が本当に素晴らしいのです。おっさん大好き。標高差は400mくらい?あったかな?でも、傾斜がそれほどでもないので、広い尾根道をノンビリ散歩気分で登っていけます。本当にこの道はええですよ。 ただ、残念なこともありました。峠から登り始めたところにラミネート加工?された紙の切れ端が落ちており、そこには「死ね・○○○○」と名指しで呪いの言葉が刻んであります。みるみるテンションが下がります。まあ、どう見てもゴミなので拾っていこうかとも思いましたが、どうにも手を触れる気になれず、そのままスルーしてしまいました。申し訳ありません。 ションボリしつつ出発しますが、2分でご機嫌。やっぱりこの道は素晴らしいですわ。そのままノンビリワッショイ登っていき、富士見ベンチから富士山のてっぺん部分だけ堪能します。そのまま大持山を越えて武甲山に... と思っていましたが、対向者の方に伺うと結構人がいるとのこと。なるほど... ほんなら比較的人が少ないような気がする鳥首峠方面に行くか、と引き返しそのまま下ります。 あれ?意外と人とすれ違います。もしかしてこっちのほうが人気ルートなのかな?と思いながら歩いていましたが、そのうち謎がとけます。そう、このルートには大人気スポットであるウノタワがあるんでした。そりゃあなあ、こんなおもしろネームなスポット、よってみたくなるよなぁ。おっさんもイソイソと乗り込み、ブルジョワランチと洒落込みます。 ゆっくりしたらトンズラ作業を再開です。ウノタワからは最初登りになっていますが、すぐ終わるので気にならんでしょう。そのままフンフン言いながら坂を下っていくと、物騒なご芳名の鳥首峠に到着です。さて、あとはここから名郷のバス停まで坂を下るだけやな... と、ウキウキ有馬山に向かって坂を登っていました。 まあ、そらそうなりますわな。だってそっちの道は通ったことがないんだもん。というか、多分鳥首峠自体が初めてなので、どっちに向かっても初めての道になるはず。まあ、ほんならついでに隣の山にいっとこか、となっても仕方がないわなぁ。 と、自己弁護まみれで歩を進めますが、ここからの道はちょっとばかし注意が必要でしょう。基本的には緩やかな登り(と下り)なのですが、ずっとススキをかき分けて進む感じになっています。で、乱暴にガシガシ進むと手やら顔やらを「ピッ」と切る可能性があるわけです。私は唇の辺りが切れてしまい、危うくそれ以上にブチギレてススキに対して罵詈雑言を浴びせるところでした。丹沢のミカエルを自称する大天使の私でなければヤバかったかも。 そんなこんなでヤキモキしながら有間山に到着すれば、あとはなんとなく記憶にある道です。ここからは最初にちょっとだけ気合の入った下り坂がありますが、その後はかなり快適なゆるーい下りとなり、ちびっこたちも安心です。蕨山まではちょっぴり登りますが、広くて緩やかな道なのでむしろ楽しい。 が、そこはほら、おっさんだから... ここまで来てコンディションが最悪になるわけです。そう、気づかないフリをしながらここまで歩いてきましたが、足の裏がいてぇ、親指と小指の付け根がアウチでワッショイな感じになっております。いわゆる、足裏の横アーチがイカレポンチな雰囲気。一旦気になるとどうしようもないんですよね、こういうの。と、ここでついに禁断のスーパーテクニックを発動します。 「気のせいやろ、無視無視」 結局いつもと変わらん精神論、何も成長しておらん。でもええのです、そう、楽しければええのです。おっさんは今楽しいのでまったくもって問題なし。そのまま変なガニ股で坂を下り、お墓を抜ければさわらびの道バス停に到着です。かなりええタイミングでバスが来たので、そのままそれに乗ってトンズラしました。
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