茨城県下妻市にある小貝川ふれあい公園には、河川敷に沿って春はポピー、秋はコスモスの広大な花畑が広がります。今回満開のポピー畑から望む紫峰を見たくて、早朝雨上がりの下妻市に行きました。筑波山麓では明け方雨が止みました。朝日は雲間からでしたが、紫峰には朝霧がかかり幻想的な姿を見せてくれました。ポピー畑で癒されたあと、車で15分のつくし湖まで移動しました。 今回は筑波山の深い森と山野草を見たくて、つくし湖から薬王院コースを登ることにしました。 登山道の途中にある椎尾山薬王院は、1200年の歴史がある古刹です。寺院の門に飾れていた金剛力士像は修復完了し、鎌倉時代の作と分かりました。現在お寺の本堂に、風神雷神像とともに安置されています。拝観料500円かかりますが、素晴らしい作品を間近で観ることができます。一本の木から作られていて、800年前の慶派に属する仏師の作とされています。 ここは古来より病気平癒の霊場だそうです。早く世の中が平穏になりますようにとお願いしてきました。 (コース)つくし湖駐車場〜林道〜薬王院コース〜男体山自然研究路〜男体山〜御幸ケ原〜紫峰杉〜旧ユースホテル跡地コース〜林道〜薬王院コース〜椎尾山薬王院〜つくし湖駐車場
早朝の小貝川ふれあい公園にて撮影。紫峰の幻想的な姿に見惚れてました。
ポピーの花に蜘蛛の巣🕸を張っていました。蜘蛛の巣がATフィールドに見えました😉
小貝川ふれあい公園から車で移動中、田んぼにリフレクションしている筑波山を発見❗️
雨を受けた紫のデルフィニウムが紫峰とコラボしていました😉筑波山は見る場所によって、頭1つになったり双耳峰になったり、三ツ頭になったりします。ちなみに1つに見えるのは石岡市方面から、2つに見えるのは私の地元チバラキから、3つに見えるのは筑西市や下妻市、桜川市からです。こち亀のオバケ煙突🏭みたいです🥺
小貝川ふれあい公園から、つくし湖駐車場に移動しました。6時前に到着した時は数台でしたが、昼に下山した時は、路駐も含めて満車でした。
駐車場からみかん畑に続く林道歩き。ヘビイチゴの深紅が森の宝石のようでした。
ハナウド。夏の花火のようでした。
林道沿いのタツナミソウが一番綺麗でした。タツナミソウ類は花の形だけでは判別が難しいです🥺タツナミソウとオカタツナミソウの判別が出来ませんでした。
クサノオウ。"草の黄""草の王"と書くそうです。
林道のあちこちに咲いていたスイカズラ。甘い芳香が漂っていました。
マムシグサ。仏炎苞の形状と、肉穂花序の付属体の形状で見分けるそうです🥺
アマドコロ。ナルコユリと迷いましたが、"花の数が1〜2個で花被の先が緑がかって6裂して開く"という説明から判別しました。図鑑を使って後から調べるのが1番記憶に残ります。…昭和世代なんです🥺
林道から時々見える下界の様子。雲が晴れることを期待してました😉
途中にある椎尾山薬王院。山門が素晴らしいです🥺帰りにお邪魔します。
これから向かう男体山の山頂が見えました😉
薬王院の山門にある大きな草鞋。健脚を願う人々によって寄進されたんだと思います。
薬王院コースに入ると、いきなり鬱蒼とした森です。雨上がりの森の中は、朝靄が綺麗でした。
木立から雨粒が落ちる音と、鳥の囀りと、自分の鼓動しか聞こえない森の中。
光芒が綺麗でした😉
薬王院コースの階段地獄の始まりです😭自分の喉に心臓があるようでした💦
七、八?修験道の名残りかと思います。この割れ目に入るんですかね💦
山で初めて山鳥さんに遭遇しました💦コッココッコと縄張り主張。それにしても逃げなかったです🥺作り物みたいな模様でした。
シニアの方に追い抜かれる四十路の私。すれ違う皆さん健脚で、本当に羨ましいです🥺
"延齢草"エンレイソウ。湿った林床に生えていました。花の色は緑色、紫褐色、赤褐色など変化が多いそうです。筑波山の花は何色なんでしょうか?〜大きくて見やすい!比べてよくわかる!山野草図鑑850種より〜
アオキの実。新緑の森に赤が映えてました。
苔好き(モスラー)の私には素敵すぎる森の中😍
新緑と朝日の光芒。いつもなら始業前の時間ですが、とても贅沢な気分を味わっていました。
裏筑波コースは植生が豊かで、森が美しいです。
ツクバネウツギ。なるさんに教えて頂きました😉
大石重ね。何気に初めて来ました😉
絶妙なバランスです。
私が常陸大宮市の玉川に通って採集した赤瑪瑙を置いてきました。世の中が平穏になりますように。
男体山自然研究路でギンリョウソウを発見しました😉透明感が半端ないです🥺
ウツギの花。清楚で美しいです。
森から水が溢れていました。大好きな宇多田ヒカルさんの歌が脳内リピートです🥺
ガマズミの花。
ギンリョウソウの花束。目玉のオヤジに見えるかニョロニョロに見えるか、意見が分かれるところです。
自然研究路の展望台から見た下界。筑波山で雲海発生⁈早く登らねば💦
男体山山頂直下のヤマツツジ。満開を過ぎた頃でした。
立身岩に向かう道。ガスがとても幻想的☺️
立身岩に到着。まさかの真っ白でした😭そして男体山山頂の写真なし💦
女体山に行っても展望が望めないので、いつもの紫峰杉に逢いに来ました。紫峰杉はガスガスのが良い雰囲気です🥺通り過ぎたシニアの方が、"屋久島行った気分になるよ〜"って声かけてくれました😉
男女川源流は、長雨の影響でいつもより水量多めでした😉
紫峰杉。樹齢800年。ずっとこの場所で下界を見下ろしています。巨樹のパワーを感じました。
朝の御幸ケ原もガッスガスでした。お店の裏のツツジからさっきまでいた男体山山頂を望む。ガスが立ち込めていきました。
人が多そうな女体山をパスして、旧ユースホテル跡地コースから下山開始。
旧ユースホテル跡地コースは、すれ違う人も少なめで、とても静かな森歩きができます。
コゴメウツギ。なるさんに教えて頂きました😉
フタリシズカ。"二人静"
すみれ。日本はすみれ大国だそうです🥺
グミ?
筑波ユースホテル跡地に着くと、長い林道歩きになります。この林道は、関東ふれあいの道に選ばれています。途中で男の川の流れにぶつかります。男の川と女の川が合流して、万葉集で有名な男女川"みなのがわ"になります。
岩場を流れる清流の涼しげな音が響いていました。
長い林道歩きですが、日が刺す道端に沢山の山野草を見ることができます。タツナミソウが艶やかです。
林道に覆い被さる新緑が美しいです。
ノイバラ。薔薇の香りはとても気高く感じる世代です🥺
筑波山の関東ふれあいの道は、加波山、筑波山、雨引観音楽法寺を結ぶ30キロコースです🥺一つずつは行ったことあるのですが、かなり遠いです〜💦
林道は薬王院コースを跨いでいます。道路歩いてみかん畑の方に行けますが、今回は森が美しいので、薬王院コースに戻ることにしました。
薬王院に戻って来ました。
椎尾山薬王院は、筑波山の中腹にあります。1200年の歴史があり、県指定文化財天然記念物である"スダジイ"(椎の木)の巨大群生地でもあります。
山門にある白い龍。カッコいい❗️
境内の紫陽花が咲き始めていました。
線香の香りに包まれ、読経の声が響く境内で、心が静まるのを感じました。
境内から男体山山頂がチラッと見えました。今なら大展望かなぁ?
境内の弁財天。
境内には名大工桜井一門の手による三重塔(県指定文化財)があります。
青空と三重塔。とても美しい三重塔です。
巨大なスダジイがあちこちにありました。
今回は以前仁王門に安置されていた金剛力士像が修復したそうなので、拝観したいと思います。和尚さんに声をかけて、本堂に入れて頂きました。これは本堂に貼ってあるお札です。
元三大師のお札、コロナ禍で沢山見られるようになりました。本堂の内部と金剛力士像は撮影禁止でした。3メートル近い力士像は、血管や筋肉、爪まで彫られており、素晴らしい作品でした。一緒に飾ってある風神雷神像は、水晶の眼が入れられており、今にも躍り出しそうでした。是非一度観て頂きたいです🥺
境内の木に寄生しているラン。満開でした😉
近くには石楠花も咲いてました。
薬王院まで降りて来て、ようやく下界を見ることができました。
帰りはみかん畑に行く林道ではなくて、つくし湖につながる参道を歩くことにしました。山から湧き出た水でシシオドシを作ってあり、素敵な音が森に響いてました。
自然にできたモニュメント。
修験道の方がお祈りする場所だと思います。
小川沿いに敷いてある石畳が雨でつるつるでした😭ここで初めてこけてしまいました💦
途中になった石室のような岩。
つくし湖まで降りてきました。お昼のチャイムが響いてました。
つくし湖の辺りでお昼ご飯にしました。深い森の中の登山道はかなりぬかるんでいて、滑りやすかったです🥺靴泥だらけ〜💦
つくし湖は農業用のダム湖だそうです。お昼に晴れてきました😉今日は早朝から筑波山満喫コースを歩いてきました。何回ともなく来ている筑波山ですが、まだまだ知らない魅力が沢山ありますね☺️最後まで読んで頂きありがとうございました😊
この活動日記で通ったコース
薬王院コース入口-筑波山-筑波山頂駅-深峰歩道登山口 往復コース
- 05:31
- 9.8 km
- 910 m
- コース定数 22