関八州見晴台(埼玉)
2026.06.06 (土)日帰り
今年の6月はいつもより涼しい気がして里山に出かけることができる。みんな同じなのか飯能駅からの西武線はそこそこ混んでいる。
西吾野駅には10人くらいが下りた。この駅のトイレはウォシュレットで嬉しい。
坂石山の取り付きは線路をくぐる。トンネルがあることにいままで気づかなかった。トンネルをくぐるとすぐに山に入れて嬉しいが、しばらく車道歩きだと思ってタバコに火を点けてしまった。登山道は奥武蔵のノーマルルートにしてはマイナー感がある。
高山不動尊へのメインルートに合流すると立派な広い道に感心する。10年ぶりの高山不動尊は変わらない。でかくて立派だ。
関八州見晴台の手前はカルミアが満開できれい。もちろん帰宅してからグーグルで調べただけで知らない花だ。曇りで期待していなかった眺望もよく関八州見晴台の面目躍如。
龍ヶ谷のヤマザクラ山への破線ルートはまったく侮れない。下降点を探すところからガチのバリルートだと思った。慎重に下るが足元から石が落ちていって怖い。
野末張見晴台もすばらしい眺望。障子岩名水はまあまあの味。ここも湧水ではないのかしら。
大築山エリアまで来ると山深さを感じるが登山道はしっかりしていて毎度のことながら奥武蔵クオリティに感心する。登山口にあった豪邸にも感心。
上谷の大クスのでかさもすばらしい。越生10名山はどこも良く、選定者のセンスを感じる。
一旦下山して成瀬集落を歩く。野良猫を三回くらい見かけた。猫が多い町は住みやすそうに見える。車道でモンシロチョウ2匹が戯れていた。
弘法山も悪くない。越生10名山を完登できてうれしい。
金比羅山の手前にヘビがいた。いままで見た中でもっともデカい。ポールでつつくと川に逃げていった。Ogose Breadは売り切れ閉店。蝉の抜け殻のオブジェを屋根につけている民家に驚いた。
坂戸駅の乗り換えは電車が待ってくれなくて悲しい。
クリオロでカシス・ココ、スリム・プラリネ・ノワゼットを購入。どちらもうまいがニルヴァナには負けるか。
川崎精雄「雪山・薮山」を読んだ 。これまでの少ない読書経験では、もっとも美しい紀行文だと感じた。この人は青年期も中年期もパーティ登山も単独行もそれほど変わらない文章になるのが面白い。根本的には他人に興味がない内省的な人なのだろうと思う。ただ、私には雪山とパーティ登山の経験がないため、本当のところは分からないのが悔しい。この人がパーティ登山を選択するということは、単独よりも良いことがあるのだと思わざるを得ない。
望月達夫「忘れえぬ山の人びと」:藤島敏男、深田久弥、村尾金二、岡野金次郎の章を読み、残りは流した。特に藤島さんへの文章はすばらしく、私の登山史が埋められてゆく感覚を得られた。極めて理知的な文章で川崎精雄の文学性とはタイプが異なるがそれだけにウマがあったのかもしれない。ただ、本当にエリートなので仕方のないことだが、わずかにエリート臭を感じ、あまり好きになれない。深田久弥も横山厚夫もエリートのはずだが、彼らからは人間味やあたたかさを感じるのは生来の性格の良さか、彼ら自身の挫折が由来するのか。
加藤泰三「霧の山稜」:確か服部文祥がどこかで最高傑作と言っていたので期待していたが、私に詩を解する能力がないため楽しめなかった。「かかる登山もありけり」「立山頂上雄山神社」はおもしろい。