高見山~ハンシ山
高見山・黒石山・天狗山
(奈良, 三重)
2024.02.24(土)
日帰り
昨日の雨が山ではどうなっているか気になりましたが、取敢えず行ってみようと高見山からハンシ山へ行くことにしました。
6時27分、「杉谷バス停」から100m程先の空き地に駐車してスタートしました。(5~6台駐車可)
走行中-3°の表示が有りましたが、ここまでの道路には積雪は見られませんでした。
標高600mを越えた辺りから木の枝に雪が見られる様になり、北部台高山脈を眺めると真白に雪化粧していました。
7時24分、「小峠」に到着です。
辺り一面は5cm程の積雪です。
ここから急登になりますので念のためチェン・スパイクを装着しました。
7時54分、「杉谷・平野分岐」にやって来ました。
平野からの足跡も無いことを思うと、私が今日の一番乗りの様です。
この辺りで10cm程度でしたが、登山道は吹き溜まりの様になっておりラッセルが始まります。
「笛吹岩」からは北部台高山脈がよく見えますが、生憎ガスが懸かっており展望は全く駄目でした。
8時50分、「高見山」に到着しました。
朝食・休憩中に「平野」方面から一人、「大峠」方面から二人が登って来られました。
思っていたより積雪が多かったのと、山頂付近の霧氷は素晴らしかったのですが、相変わらずのガスで展望は利きませんでした。
9時00分、山頂を後にして「大峠」へ向かいます。
ここの下りは先程登って来られた方のトレースのお陰で少し楽をさせてもらいました。感謝・感謝です。
しかし、チェーン・スパイクに雪がくっ付き団子が出来始めました。
後になってアイゼンを持って来なかった事が悔やまれました。
この下りだけで12~13人の方と出会いました。
9時35分、「大峠」に到着です。車は11台ほど止まっていました。
小休後、「雲ヶ瀬山」へ向けて出発しました。
冬場はここから先へは殆ど人は入らないので全くのノートレースです。
急斜面のトラバースではキック・ステップで慎重に渡ります。
急峻なアップ・ダウンを繰返し、「雲ヶ瀬山」へは、10時54分に到着しました。
予定していたより2割方遅れていました。
この調子なら12時30分までには「ハンシ山」に到着出来そうです。
11時48分、「ハッピのタワ」に到着です。
ラキーな事に、ここから先にはトレースが有りました。
三重県側の木梶林道経由で登って来られた方がおられたのでしょう。
感謝しながら跡を辿って、12時20分に「ハンシ山」に到着しました。
暖かくなって来たので木々から音を立てての落雪が多くなって来ました。
小休後「杉谷」へピストンです。
途中の急坂の上り返しに喘ぎながら「雲ヶ瀬山」に辿り着いたのは、14時08分でした。
大きな落雪が頭に当たり、慌てて帽子を二重に被る始末です。
スパイクに着く雪団子も子供の頭位になりだし、5~6歩歩いては雪団子を蹴落とすと云った調子です。
這々の体で「大峠」に着いたのは、15時13分でした。
ここでチェーン・スパイクを外しました。
「小峠」までの道筋は、上からは雪解け水が雨のように落ちて来るし、下はビショビショの泥んこ道で靴もスパッツも泥塗れになってしまいました。
何とか「杉谷」に帰り着いたのは、16時40分でした。
・思ったより雪が多かったこと。
・新雪が余り深くないとは言え、湿雪のラッセルは思った以上に足に負担が掛かること。
・チェン・スパイクの弱点は雪団子になり易いこと。
・降雪後に暖かくなる時は落雪・落水に注意が必要なこと。
でした。