北岳[日本百名山]・間ノ岳[日本百名山]・農鳥岳[日本二百名山
北岳・間ノ岳・農鳥岳
(山梨, 長野)
2025年11月02日(日)〜03日(月)
2日間
白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)を北岳山荘泊で登った。北岳山荘今年最後の営業日になんとか予約が取れた。天気予報は甲府市辺りは11/2も11/3も晴れでてんくらも当然Aだと思っていたのだがなぜかてんくらは2日共にC。おまけに前日に爆弾低気圧が通りすぎて北岳頂上辺りはすっかり雪化粧している。奈良田から広河原のバスも道が荒れたため11/1の5:30発の便は出れなかったらしい。てんくらがCである理由はどうも風の強さが原因の様だった。頂上辺りは11/3午前中まで風速20m以上の予報だった。しかも11/3は朝から冷え込み氷点下10度近くまで下がりそうだ。北岳山荘に電話していろいろ聞いてみたが風の強さはかなり変わったりするので来てみないと分からないという事だった。ただ溶けた雪がアイスバーン状になっているので注意が必要だと言われた。それでも電話した時は前日キャンセルされる方はあまりおられなかったそうだ。実際北岳山荘はたくさんの方がおられて寝床もほとんど空きがなかった。とりあえず行ってみて状況によっては縦走せずに撤退もありのつもりで考えていた。
奈良田駐車場で車中泊して予定通り5:30発の広河原行きバスに乗った。バスは2台出ていてほぼ満席だった。広河原ではほぼ無風状態で天気も良く穏やかなスタートだった。紅葉がとてもきれいで気分も高揚(ダジャレ⁉️)した。
白根御池小屋まで上がると多くの方がおられた。小屋はまだ営業していた。北岳山荘もそうだが標高3000m越えの山の山小屋が11月にも営業されているのは驚きだしとても有難い事だ。
白根御池小屋からは草スベリコースと呼ばれるがそんなに足元に草は茂っていなかった。ただ、途中から雪が積もっている所が出てきて雪スベリに注意した。小太郎山への分岐まで上がると急に目の前が開けて遠くが見渡せる様になった。ここからは稜線なので風が強いと予想していたのだが思ったより強くはなかった。まだ天気は良く、北岳方面がくっきり見えていた。最近、標高の高い日本アルプスに登る時は日本百高山もできるだけ登る様にしている。小太郎山も日本百高山なので分岐点にザックをデポして小太郎山をピストンした。分岐点から少し下るのだが少し雪が積もっていたので念のためチェンスパを装着したのだが少し降りると雪はなくなりチェンスパなしでもあまり問題なかった。小太郎山からは富士山も北岳もよく見えた。小太郎山で一度チェンスパを外し分岐点に戻った所で再び装着した。北岳に向かい始める頃から少し風が出てきて急に霧もかかって辺りが真っ白になった。肩ノ小屋を通りとうとう北岳頂上に到着❗日本で2番目に高い山だ。ちなみに翌日に登った間ノ岳は4番目、9月に登った奥穂高岳が3番目、槍ヶ岳が5番目だ。残念ながら北岳頂上からは景色は真っ白でほとんど何も見えなかった。
北岳頂上から北岳山荘へはあと少しなのだがここから強風となって前に進むのを妨げた。山荘に向かう方々がまだ周りに大勢おられた。北岳頂上から北岳山荘までがとても長く感じた。15時を少し過ぎてしまったがなんとか着いた。
行動食を少し食べたくらいだったので持ってきていたカレー2食分を一気に食べた。
寝床は広い部屋を仕切りで仕切られた所だった。布団が用意されていた。部屋自体は少し寒かったが布団に入ってしまえばとても暖かかった。
寝る前に翌日どうするか考えた。元々縦走して農鳥岳へは行きたかった。できれば日本百高山である広河内岳、大籠岳、笹山(黒河内岳)を通って奈良田へ下山するつもりだった。あまり暗くならない様にいつもならさっさと寝て2時とか3時とか暗いうちに出発するのだが今回は早く出ると暴風にさらされる時間が長くなってしまう。出発を遅くしたいがあまり遅いと帰る時間に問題が出てしまう。悩んだが4時起きの5時出発に決めた。ほとんどの方が風が強いために広河原に降りられる様だった。
朝用意して北岳山荘のドアを開けると予想外に雪が積もっていた。天気はずっと晴れ予報だったので雪は降らないと思っていた。やはり標高高い所は天気が変わりやすい。最初からチェンスパを装着した。暴風に加えて時折吹雪いた。時々目が開けられなくなる。ゴーグル持ってきてはいたがゴーグル使うと視野が狭くなり少し暗くもなるので暗いうちは使いにくかった。時々ゴーグルを外して裸眼でルートを確認する必要はあった。暴風対策にレインウェアも着込んでいたので寒くなかった。体も足も濡れる事はなく低体温症の心配はなかった。ただ風が強くて思う様には進めなかった。明るくなってきて間ノ岳へ向かっていた時だったろうか。前方から吹雪の中を歩いてきた方がいた。農鳥小屋から来られたのだろうか。午後から天気は回復するので頑張りましょうと励まし合った。出会った方はその方お一人だけだった。農鳥岳に差し掛かる頃に頭の中に流れた音楽はデュランデュランのノートリアスだった。高校の頃によく聴いていた。若い方には分からないだろうな笑。農鳥岳を過ぎた頃、急に風が弱くなって少し青空が見えた。10時を過ぎたくらいだった。それでも広河内岳頂上前後はまた風が強くて辺りも霧で再び真っ白になったりもした。ただ早朝の暴風や吹雪ほどではなかった。白河内岳頂上辺りではもうすっかり青空で気分的にだいぶ楽になった。麓の街並みまで見える様になった。笹山(黒河内岳)では富士山も見えた。この辺りからは雪の上に踏み跡がずっと続いていたのでとても助かった。私よりも早く通られた方がおられた様だ。風が私よりもキツかっただろうに。笹山からは下りのみで登り返しもほとんどなかった。スピードを上げたい所だったが足の疲労が半端なくなかなかスピードが出ない。結構雪がずっと積もってて標高2200mくらいまで降りるとやっと半分土が見えてくるくらいだった。結局最後までチェンスパは付けっぱなしだった。暗くなるのは想定していたので17時を過ぎた頃にヘッドライトを装着した。駐車場に戻ると車は私のを含めて2台だけだった。私よりも後に北岳山荘を出発されて農鳥岳から下山されてた方の日記が挙がっていたがその方が最後の車の方だった。なんとか生還できて良かった。
ちなみに雷鳥は見れなかったがコスモサーキットで見れてて本当に良かった。雷鳥チャンスは今年はもうないだろう。
通過したランドマーク
前小太郎山・小太郎山・北岳・中白根山・間ノ岳・農鳥岳(西農鳥岳)・農鳥岳・広河内岳・大籠岳・白河内岳・笹山(黒河内岳)・笹山
日本百名山
51/100
日本二百名山(百名山を除く)
48/100
日本三百名山(百、二百名山を除く)
48/101