槍ヶ先・中先・大尺山・火打岳・烏帽子山・八森山・八森山(西峰)
杢蔵山・八森山(山形,秋田)
2026.05.18 (月)日帰り
神室山と杢蔵山の間をいつか歩きたい、のいつかの日の今日 稜線出てからずーっと絶景で感嘆の声を上げながら歩きました あと3回位来たら繋がるはず 赤倉温泉
杢蔵山・八森山(山形,秋田)
2026.05.18 (月)日帰り
神室山と杢蔵山の間をいつか歩きたい、のいつかの日の今日 稜線出てからずーっと絶景で感嘆の声を上げながら歩きました あと3回位来たら繋がるはず 赤倉温泉
神室山・天狗森・火打岳(秋田,山形)
2026.05.16 (土)日帰り
低山かつ豪雪地帯の東北アルプス、神室連峰。その地理的条件から登山適期は雪解けから夏前と秋だけであり、滅多に登れない山域です。今日はヨシタカさんと連れ立ち、連峰南端の周回ルートを歩いて来ました。 鳴子から47号をひたすら西に、最上町に入り、薬師原の集落から林道の分岐へ。ガタガタの林道は、先日の桑沼ほど荒れてはいないものの、枯れ枝が大量に散らばっており、跳ねて車の底に当たりまくるので、嫌な音が鳴り続け不安を感じます。登山口となる橋の前の駐車スペースは、今日も無人です。準備を整え出発しますが、分岐を見落としてその先の駐車場まで進んでしまい、車でやって来た地元の方に間違えている旨教えていただきます。少し手前の登山口を示す看板は、道端に倒れていました。気を取り直し、渡渉点から登山道に取りつきます。 ここは入門ルートではあるものの、やはり神室連峰。うんざりするほどの急登が連続します。そして、予報通りの快晴は良いのですが、予報に反してどんどん気温が上がり、夏場のような暑さに悩まされます。途中何度も休憩を入れつつ、花を眺めながら進んで行くと、1ヶ所雪渓で道が分断されています。急坂にさらに急な角度がついた雪は、ピッケルなしではとても越えられません。辛うじて、端から這いつくばって越えて行きます。ここを越えると、やっと樹林帯を抜けて周りの景色が見えてきます。連峰の荒々しい山肌と、はるか南に聳える真っ白な月山が美しいです。再度の急登を越えてやっと稜線に至り、薮が覆い被さるギリギリの幅の道を少し南進し、八森山の山頂に到着です。ここでようやく西の眺めが開けて、同じく真っ白な鳥海山とご対面できました。少し休憩を挟みますが、あまりに虫が多く落ち着きません。 いよいよメインディッシュの稜線歩きですが、まだ刈り払いが入っていないのか藪が濃く、足下には生え始めの背が低い笹が被さっています。杢蔵山の分岐からはようやく刈り払いが始まり、景色を眺める余裕ができます。はるか彼方まで繋がる荒々しい稜線と、そこをなぞる一本の登山道。登山意欲を掻き立てられる眺望です。しかし、途中の雪渓を歩く際に足跡が一つもないことで気づきますが、この道はしばらく誰も歩いていないようです。なんとも勿体ないことです。烏帽子の急な登り返しを越えて、ようやく最終目的地の槍ケ先に到着。ここでは、火打山狙いの先行者がいらっしゃり、しばし雑談しつつ大休止します。改めて来た道を振り返ると、迫力がある稜線とその合間に姿を見せる月山が美しく、達成感を噛み締めます。この眺めがほぼ誰にも知られていないのは、不可解なことです。 下山は、途中まではスムーズなものの、相変わらずの急斜面と落ち葉により、所々神経を使わされます。親倉見の公園まで降り切り、しばしアスファルトの道を進み、途中の林道に右折。この林道の途中に、地図にも書いてないショートカットがあり、そこを左折して登山口前の橋に到着です。 車を走らせると、気温が25度を超えています。これは暑い訳です。まだ5月なのに…かと言って、秋は落ち葉で危なくなるので、本当に登るのが難しい山です。
神室山・天狗森・火打岳(秋田,山形)
2026.02.20 (金)3 日間
素敵な景色いっぱい見せて貰いました。モルゲンロートの幻想的な空気の中、小又山への柔らかな稜線を歩かせて頂いたことは一生の思い出になりそうです。 ☆1日目 集落の手前の路側帯に停めて歩き出す。2泊装備でザック重量はスノーシュー含めて23kgだった。久しぶりの重荷で潰れないか不安になる。雪がちらついて前日の降雪を含めると20cmほどか。ラッセルがほぼない前提でいたので先が思いやられる。 火打山登山口から杉林に入り台山への尾根へ取り付く。植林地は稜線付近が伐採地となって終わっていた。稜線に上がるとクラストした部分と吹き溜まりが交互に出てくる感じになった。 ガスの中黙々と進んで台山で大休止。ラーメンを食べるとガスが晴れてきた。台山尾根はうんざりするほど長いが、ガスが取れるにつれ、前神室山、天狗森、小又山、火打山といった神室の峰々がいつもと違う角度で眺められて良い。 太陽がガスから顔を出すと暑くなってきた。シャツ一枚になる。雪も緩んでボッコ雪になる。やばい。スノーシューにまとわりつく堅雪ラッセルでペースが上がらなくなってきた。 P1150から尾根は広い雪原になり、神室山と小屋が見えてきた。この先は斜めの雪庇帯で雪質も最悪な状況で歩きづらい。 山頂への最後の登りはエビの尻尾地帯で歩きやすくなった。ガスの中から小屋が見えてガッツポーズ。 小屋の中の吹き込みは先週より増えてる気がする。早速除雪。30分程で完了。水を作り鍋を食べて本日終了。 ☆2日目 4時起床。餅入りラーメンを食べて6時出発。神室山山頂から天狗森へ。とにかくモルゲンが美しい。幻想的でたおやかでもうこれで山辞めてもいいなと思った。危険箇所もなく天狗森から小又山へ。 小又山で窓塞から登るao_hachiさんと待ち合わせ。ちょうど山頂に着く頃だった。互いの健闘を誓いあって分かれる。 火打山へ。このあたりからナーバスになる。火打北峰の雪壁を越えられるだろうか?そんなことを心配しながら歩いてたが、その間の稜線も雪庇で斜めになっていてあるき辛いし、歩いた衝撃で轟音を上げながら雪庇の先端が崩れ落ちて肝を冷やす。一箇所急になってるところはピッケルを出してトラバースしたが、アイゼンを履くべきだった。 よっちゃん新道の分岐を過ぎる。P1071の吹き溜まりは幕営適地だった。いよいよ火打北峰の基部にやってきた。ここも平らな雪原で幕営適地。 まずコーヒーを飲みながらカメラの望遠で観察する。岩が出てるあたりが核心部だが、なんとなく行けそうな気がする。危ないと思ったら迷わず引き返すこととしてアイゼン、ピッケル、スノーペグとスリングで作った即席サブピッケルで取り付く。 核心部まではそれほど危険はない。日陰部分はガチガチで、時間はあるので慎重に一歩一歩蹴り込んでステップを作りながら登る。核心部、夏道ならロープのあるあたりは案の定スロープ状に回り込んでる形になっていた。這い上がると夏道が一部出ている。 この先も左に落ちても右に落ちても終わりな細尾根が続いており、恥も外聞もなく四つん這いになって通過する。ようやく広くなると火打山までの長い登りが待っていた。 火打山山頂。西火打山からのトレースがあった。山頂直下に風除けになりそうな窪地があったのでここで幕営。 ☆3日目 此処から先は下り基調で大した登り返しはないはずだが3日目とあってかなかなか疲れる。 大半のルートは歩いてるので問題ないかと思いきや、烏帽子山~一杯森分岐までの区間がキツかった。去年に烏帽子山さんへの支尾根から観察した時もキレキレの稜線だと思ったが、実際右は滑落必至の斜面で左は雪庇。アイゼンピッケルになり、できるだけ雪庇の根本のクラックの際を歩くが踏み抜きが酷い。重荷もあり酷く消耗した。 分岐まで来ると八森山が見える。八森山まで行くと縦走に格好がつくが、下山にどれだけかかるか、ルートも未知だし雪が緩むと大変なのでまっすぐ一杯森に降りることにする。一杯森は夏も景色が良くて気分のいいところだが、冬はこんもりと雪の積もった雪稜となり、痩せ尾根と豪雪の神室連峰の中でも異質なところだ。心配していたような難所はなかったが、リッジ状の雪稜を登るところはあった。 一杯森山頂。残る未踏の主稜線の杢蔵山を後にして下山路に向かう。この尾根は昔の地図には破線があったらしい。上部は広いブナ林で、原生林ではなく一度は伐採が入った風だが、太めのブナが立ち並んでいる。スキーで来るなら良さそうなところ。P742に登ると植林地が出てくる。この先は顕著な作業道が尾根を絡めて続いている。道を知り尽くしたカモシカの足あとを辿って朴沢川に掛かる橋まで降りた。
神室山・天狗森・火打岳(秋田,山形)
2025.11.07 (金)2 日間
※一日目の山屋口~神室ダムは自転車(クロスバイク)を使用。距離は25-26km程度かなと思います。 ■天候 一日目(11/7):晴れのち曇りのち霰 稜線は強風→爆風 二日目(11/8):ガスのち曇りのち時々晴れ、小雪 次第に風穏やかに ■アクセス 宮城県⇔山形県⇔R47⇔県道312⇔杢蔵山登山口 山屋口 山屋口はGoogle Mapだと通行止め(多分冬季通行止め)と表示されますがまだ通行止めではありません。 ■駐車場 山屋口登山口に6,7程度駐車可能。(無料) ダートが100m程あり少し荒れていますが気を付けて運転すれば問題ないです。 ■登山ポスト なし。YAMAPで提出。 ■ルート状況(2025/11/7-8時点) 装備:チェンスパ、冬用パンツ&タイツ、初冬用グローブ、ダウン、ハードシェルなど冬用装備を持参しました。 ・山屋口~神室ダム(クロスバイクを使用) 体感では降り10%、平地20%、登り70%。一部R13号を走りますがそれ以外は県道、裏道の舗装路です。平日の朝でも車通りは少なく、山道多めなので熊に出会わないか注意しながら走りました。金山町に入ると緩やかな登りとなり、神室ダムが近づくと傾斜が増してきます。自転車はダムの橋の欄干に停めました。 ・神室ダム~水晶森登山口~水晶森~主稜線水晶森分岐 神室ダムの橋を渡った丁字路を水晶森方面は左へ。ここからダム沿いのルートは落石が多いので注意。基本的に舗装路ですが数年前に山側からの土砂崩れ跡や水流がり泥濘のある場所が多数あります。普通車で入る事はまず不可能ですがジムニーは通るようです。2年前は1つ目の橋を渡った所で小熊と出合い頭でバッタリしましたが、去年に続き今回もバッタリ無しでホッとしました。2つ目の橋を渡ると水晶森登山口で、登山道は右折して黒森沢の右岸沿いに付いています。ここからようやく登山道の始まり。踏み跡がしっかりしている登山道が続きます。1回目の渡渉を過ぎるといくつかヘツリがあります。更に2回目の渡渉(ここにはピンテあり)があります。下りだと少し分かりづらいかもしれませんが基本的に黒森沢の右岸沿いを歩けば問題ないはずです。その後少し進むと正面に水晶森への尾根が見えるようになります。3回目の渡渉を過ぎると尾根への取り付きになります。尾根はのっけから急登です。個人的に神室連峰の尾根では火打新道に並ぶ程の急登かと思います。細尾根なので所により際どい箇所があります。急登を上り詰めると右手に水晶森のピークが見えてきます。傾斜が緩くなると黒森、水晶森との分岐にぶつかります。ここからはブナの落ち葉フカフカの広々トレイルになります。しばらく進むと反射板が現れ、下をくぐって少し進むと水晶森のピークです。ここからは前神室や神室、小又山や火打岳といった神室連峰の主稜線が眺められます。水晶森から主稜線の分岐までがなかなか遠く、間に2つのピークがありアップダウンを繰り返しながら標高を上げていきます。2つ目のピークを越えると主稜線へ向けて一気の急登です。途中から森林限界を越えて眺望が良くなるがこの日は強風+ガスで霰も降る状況で眺望は得られず。主稜線に突き当たり左へ進めば直ぐに前神室山です。黒森沢沿いのルートは下草があり早朝は朝露に濡れると思います。尾根に乗るとロープもあり刈払いもされており整備された登山道です。黒森と水晶森の分岐以降のルートも刈払いは完璧で広くて歩きやすいトレイルが続きます。所により片側切れている際どい箇所がありますが概ね安全に歩けるルートです。神室ダムから主稜線まで小屋迫装備で頑張って歩いて5時間の長丁場ですが神室連峰随一の奥深さを味わえる大好きなルートです。登山道の整備ありがとうございます。 ・神室連峰主稜線(前神室/神室/小又/火打/槍ヶ先/一杯森/杢蔵) 主稜線の水晶森分岐~神室山~小又山~火打岳~一杯森~杢蔵山はルート明瞭、刈払い完了しております。整備ありがとうございます。主稜線は全体的に東側が切れ落ちている箇所が多いです。北部の前神室~神室~小又~火打までは大きなアップダウンがあり、火打~大尺山~槍ヶ先~一杯森~杢蔵山は細かいアップダウンが多いです。南下の場合は小又山、火打岳、烏帽子岳、杢蔵山あたりが急登かなと思いますが特に火打岳、手前の火打北峰、烏帽子岳は急登で東側が一層切れ落ちています。今回は都合上、八森山はショートカットしたため、一杯森北側分岐から一杯森方面へ歩きました。30km程ある神室連峰主稜線は神室山の避難小屋を過ぎると宿泊ポイントが砂利押し沢テントサイト(火打岳手前を土内方面で下って10分程度)もしくは杢蔵山まで歩き切って杢蔵山荘を目指すしかありません。砂利押し沢テントサイトは立地的にそこに一人でテントを張るのは勇気が入ります。一泊二日で歩く為にはどちらかの日に長距離を歩く必要があるので、個人的には小屋に泊まる日に下から登って次の日の縦走のメインとした方がお勧めです。逆ルートだと一日目に小屋泊の重荷で主稜線を小屋まで歩く必要があります。1,300m程度の稜線とは思えない絶景の縦走が味わえますので体力自慢の方には是非歩いて頂きたいです。また登山口は東西南北に豊富にあるので一気に歩かなくても分割で繋ぐのも楽しいと思います。 ■水場情報 ・神室山山頂避難小屋の水場 小屋から正面の谷筋の降った先にある水場。ガレ・ザレの急斜面を降るのでチェンスパ着用し両手は自由にした方が良いです。美味しい清水が得られます。 ・金杢水 杢蔵山~杢蔵山荘間の水場。 主稜線の水場は限られています(上記以外だと砂利押沢キャンプ場の水場くらい)ので計画的な山行を。 ■神室山山頂避難小屋 協力金を1階にあるカムテン君が鎮座する募金箱へ。 トイレは携帯トイレを使用します。一つ\1,000。 小屋には銀マット、毛布、ガスストーブがあります。 寒い時期は家庭用ガス缶を持っていくと暖が取れます。 ■神室連峰主稜線縦走の過去記録(参考) ⑥2024.11.09-10 神室連峰 主稜線南下縦走 水晶森/前神室/神室/小又/火打/八森/杢蔵(新庄駅から大周回) https://yamap.com/activities/35860157 ⑤2023.11.03-04 神室連峰 主稜線北上縦走 八森山/火打岳/小又山/神室山(JR大堀駅〜金山町) https://yamap.com/activities/27957195 ④2022.10.30-31 神室連峰主稜線縦走🐻 水晶森/前神室/神室/小又/火打/八森/杢蔵(神室ダム〜山屋口) https://yamap.com/activities/20654200 ③2018.10.21-22 神室連峰縦走 薬師原口~水晶森口(八森山~主稜線~水晶森) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1625771.html ②2017.08.05-06 神室連峰縦走 山屋口~役内口(杢蔵山、一杯森、槍ヶ先、火打岳、小又山、神室山) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1216702.html ①2016.09.02-03 神室山(神室連峰を南北縦走 新倉見口から役内口) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-954085.html ■温泉 金山町 ホットハウス神室 \400(JAF割り引きあり) ■ラーメン 金山町 金多楼(きんたろう) スーラータンメン玉子とじ(\900)+特製餃子(\350) リピート確定!他のメニューも美味しそうなものばかり ■感想 1日目(2025/11/7) 今年も神室連峰縦走の季節がやってきました!今回で通算7回目の主稜線縦走になります。ここ最近、土日が晴れになることがなく毎週天気予報とにらめっこの日々が続いていたが、とうとう痺れを切らして有給を取得しての山行となりました。それでも天気予報はいまいちで金曜日は午前中まで晴れ、午後から崩れて夜は爆風、土曜日は終日曇りで太陽は見られなさそう、という中で杢蔵山登山口の山屋口に車をデポして愛車のクロスバイクのGIOS号を神室ダムを目指して漕ぎ始める。2年前と同じなので迷うことなく平日早朝のロードを走るが、最近は熊が麓に降りてきているので車も殆ど通らない道を気を遣いながら進む。朝はまずまずの天気で明日歩くであろう稜線は少しだけ雲が掛かっていたが概ね見渡す事が出来ました。R13に入って金山町から神室ダムへの道を進むが2週間前にメンテナンスしたばかりなのに後ろタイヤの空気が抜けてきて少し重くなり最後の神室ダムの登りは必至に漕ぎました。神室ダムの紅葉は丁度ピークで朝日に照らされたもみじが真っ赤に燃えていました。GIOS号を橋の欄干に止めて暖かいコーヒーを飲みながら登山準備。水晶森方面は滅多に人も歩かないかつ今年は熊も多いし、2年前はダム沿いの道で小熊とバッタリしたのでお守りのチェストベルトに括り付けて歩き出します。ダム沿いの道は去年と同じ荒れ具合ですが3年連続ともなると慣れたもんです。気を付けるのは落石と熊ですね。2年前にバッタリしたところは今年もバッタリせずにホッとしました。橋を二つ渡ると水晶森登山口。山屋口からここまでが長かった~。黒森沢の右岸を進みますが踏み跡しっかりあり問題無し!一つ目の渡渉でどう渡ろうか考えながら中途半端に足を踏み出してしまったら苔に滑っていきなり激しめのドボン。右足がガッツリ水没し中まで染みてきました…。まぁ歩いていたら乾くだろうと気を取り直して進みます。一つ目の渡渉を越えると少しいやらしいトラバースなどもあり二つ目の渡渉。ここはピンテもあり渡りやすい。そこを渡って少し歩くと目の前に水晶森への取り付きの尾根が聳えてきます。三つ目の渡渉をこなしたらいよいよ尾根に取り付きます。尾根はのっけから急登でがっつり汗を絞られます。午前中の早い時間帯は天気もまずまずで赤と黄の紅葉を眺めながら只管登ります。ロープもあるし刈払いもされているし神室連峰の中でも一際歩く人が少ないと思われるこのルートも整備が行き届いている事に感謝しながら登ります。右てに見える水晶森のピークが次第に目線の高さになってくると一旦斜度が緩み、そこからひと登りで黒森と水晶森のT字分岐にぶつかります。ここからはブナの落ち葉が気持ち良いフカフカのトレイルが続く。細尾根から広尾根へ変化しとても歩きやすい。いつもの反射板の下をくぐったら水晶森までひと登り。この辺りから風が次第に強まり不穏な雲が広がり始める。辛うじて神室山~火打岳までの主稜線が見えたのでテンションアップ。ここから前神室方面の主稜線までがなかなか遠い…。二つのピークのアップダウンをこなすと稜線まで一気に登り詰める。途中で森林限界を越え稜線のビューポイントがあるのだが、すっかりガスに囲まれてしまい期待していた景色は見られず。歩き出してから約5時間でやっと神室連峰の主稜線に乗る。そこから前神室はすぐそこなのだが下草多めで露払いしながら進むも靴の中まで浸水しながらピークへ。去年に引き続きガスに囲まれてしまい残念。風が強く霰も降っているし寒さが厳しいので神室山を目指します。途中少しだけガスが引いた時間もあったが、あまり眺望を得られることなく1年振りに神室山に登頂。昨冬は東陵を歩かなかったので久しぶりの登頂でした。平日のこんな天気なので誰もいないだろうと思っていた小屋は予想通り私一人っきり。長い時間休んでしまうと外に出たくなくなるので軽荷で水汲みへ。あたりはガッスガスだが何度も降りた事のある谷たので迷うことなく水場へ到着に霰に打たれながらたっぷりの冷たい清水を頂き小屋へ戻る。寒さで体を震わせながらガスストーブを付けて着替えをして毛布に包まり暖かいコーヒーを飲むとやっと震えが落ち着いた。ビールを飲みながらジンギスカンとおでんを食べてやることもないので早々に寝ようとしたが外の風は次第に爆風に。小屋が揺れるほどの風に何度も目を覚ましながらではあったがなんとか眠りにつくことが出来た。 2日目(2025/11/8) 3時頃に目を覚まして外はガスだろうと思って窓を開けると新庄の街灯りが見えて驚いたが小屋周辺はすっかり雪景色。風もまだ収まる気配が無いし、街灯りは見えるが上空は分厚い雲があるしこれは縦走は厳しそうなので有屋口に降りる事も考えたりしながら毛布にくるまってウダウダ。5時前頃にようやく動き出しゆっくり準備を始める。縦走するなら朝陽を見る為6時には小屋を出発するのが恒例だが外がすっかりガスで景色が望めない。早く出ても寒いだけなので7時前頃にようやくお世話になった小屋に別れをつ出て出発。山頂はすっかり冬景色でここまで積もるのは想定外。有屋口に行くつもりで小屋を出たが、寒さ対策はしっかりしてきたつもりなのでチェンスパを付けて小又山を目指して縦走路を歩き出す。根ノ先分岐まで行くと標高が低い所はガスが抜けるようで視界が効いてきた。雪の急傾斜をゆっくり降りて進むとなんだか視界が明るくなってきた。天狗森の登りに差し掛かる事には振り返ると神室山や小屋までしっかり確認出来て、山頂方面にはまさかの青空が!今日はほぼ曇り予報で青空は見えないと思っていたので稜線で一人歓喜。これから向かう小又山も姿を現し、連峰最高峰に登頂する事にはまずまずの天気に回復。晴れと言うには雲が掛かり過ぎているが歩いてきた稜線とこれから歩く稜線が見渡せるだけでも元気が貰える。火打岳方面の前半はたおやかな稜線で徐々に細尾根となる。今年3月に歩いたよっちゃん新道の尾根や権現山を何度も眺めながら歩き砂利押し沢の分岐を過ぎると火打北峰の壁への取り付き。所々四つん這いになりながら登り切ると歩いてきた稜線が一望。火打岳への急登も越えてやっとピークへ。3月に稜線を歩いた時は良く北峰を登ったなと思ったが雪が付くと斜度はかなり緩むんだろうなと納得。火打岳で小雪がパラついたがすぐに止んでくれて助かりました。ここからは神室連峰南部の小ピークが次から次へと現れます。大尺山、中先、槍ヶ先まで歩いて小休止、尖がり烏帽子岳は慎重に通過し、今日は出発が遅かったし久しぶりに一杯森へのショートカットを歩きたかったので八森山はパスして一杯森へ。昔の記憶はどこへやら小さく2回アップダウンを経て一杯森で大休止。神室山や小又山は見えなく、火打岳から歩いてきた稜線を眺める。一杯森から縦走最後のピークとなる杢蔵山へ。一杯森西側分岐から南へ進むと落ち葉フカフカの気持ちいいトレイル。一旦笹原の草原に出てラスボスの杢蔵山を見上げたら一気に登り詰めます。最後の急登にヘトヘトになりながらも神室連峰南端のピークである杢蔵山に登頂。晴れていれば神室山まで見える場所だがガスが掛かってみることは出来なかったが概ね縦走路が眺めることが出来ました。金杢水で清水を頂き杢蔵山荘へ向かう途中でこの二日間で初めてのスライド。山荘からは一気に降って谷筋に紅葉を眺めながら今年もなんとか無事に大周回を完歩する事が出来ました。最後に神室ダムに戻ってデポしたGIOS号を回収し温泉入って金多楼でお腹を満たして今回の山行を締めました。 天候的には今までの縦走で一番厳しく一日目は強風と霰、二日目は快晴で歩く事が多かったが想定外の雪で縦走するかとても迷いましたが結果的に進んで良かったです。季節はもう冬かなと思ったので色々準備して臨んだのが功を奏しました。神室連峰は何度歩いてもまた歩きたいと思わせる魅力が詰まった山塊です。体力が続く限りまた来年も歩きたいと思います。いつものように沢山の写真とコメント、拙いレポに最後までお付き合い頂いありがとうございます。
データを取得中です。取得には時間がかかることがあります。

山歩(さんぽ)とは、山や身のまわりの自然の中を気持ちよく歩くこと。今すぐ行ける山歩コースや、山歩した気分になれる映像コンテンツを更新中です。





