03:55
4.9 km
510 m
Try again~天狗岳
三国岳・経ヶ岳・小野村割岳 (京都, 滋賀, 福井)
2022.09.25(日) 日帰り
ちょうど一年前に途中で力尽き撤退した京都府美山町・芦生(あしう)の森外縁にあたる滝谷林道終点から天狗岳(天狗峠)に再挑戦しました。(※2022/10/18追記;天狗岳は立入禁止区域となったようで残念です。) 結果的にはヘロヘロになりましたが、登山道と通行可能な林道に強い有難味を感じた山行きでした。 天狗岳は京都府到達最難関と言われるピークで距離は短いのですが、バリエーション ルートの支稜と地域の方が守り続けられている人の手を加えず自然のままに保たれている沢の杣道(そまみち)があります。 そんな2つのルートなので晴天の日曜日ですが、登山者は皆無でした。 前回と同様に沢沿いの杣道から渡渉を繰り返しながら奥に進み馬尾滝を巻いて二つの二股を通り過ぎての左小谷を詰めて標高差150m地点より立木を掴みながら主稜に這い登りました。天狗岳登頂後、主稜からバリエーションルートの支稜より下山しました。 主稜・支稜とも破線ルートで主稜にテープ類は殆どないのですが主稜を外さなければ問題なく、バリエーションルートの支稜は急登ですが等間隔のピンテを辿れば大丈夫です。当然のごとく沢の杣道にもテープ類はなく馬尾滝より上は無道です。 ただこのコースは十分な準備が必要で、地形図が読めないと道迷いに繋がり、コースを間違えると身動きが取れなくなるので、地形図とコンパス・補助ロープは必携です。 そして最大の問題点は、熊の生息数が世界有数の森であることで…クマの研究者や植物・昆虫・ハブの学者が来られる特異地域です。 今回もスタートが遅れましたが、いつもの雨男ではなく駐車地手前の倒木が原因で…詳細はキャプションにて🙇 補足①:杣道とは、古くからマタギ、山子など山で働く人々が利用した山道杣人(そまびと)、杣工(そまく)、杣夫(そまふ)が通る道。細くけわしい山道。 補足②:過去撤退日記 https://yamap.com/activities/13471253 添付動画:youtubeよりTHE DAMNED - Love Song