沢登りからのキャニオニング
高城山・天神丸
(徳島)
2024.04.12(金)
日帰り
樒谷遡行・新居田川下降(那賀川水系坂州木頭川/徳島)
三段峡に行く予定だったがパイオニアワークが生業で未知のゴルジュを求めるゴルジュクラブのタスク氏が徳島で行ってみたい谷があるということで予定変更。沢登りとキャニオニング
樒谷
細切りにゴルジュ区間があるが大半がゴーロ。ゴーロの岩が一つ一つデカいから遡行するのに結構体力使う。そんでもって沢登りでの獲得標高1200は中々にキツイ。終盤に出てくる直瀑は落ち口の両岸も岩稜がいきり立っていて見事の一言。詰めは剣山スーパー林道に抜ける。南高城山からは四国らしい笹原の稜線が爽快。
新居田川
渓相◎。ただし植林の残骸(間伐された杉)がもれなく釜にぶっ刺さっている。
新居田大滝(東又大滝)50mは滝の上部がインゼルになっている二条の分岐瀑。
左側がチムニー滝、右側がスラブ滝となっており滝としての造形が特筆して素晴らしい。
新居田大滝の直下にはゴルジュの中に連瀑がある。上から15.25.7.7と50m以上の多段ゴルジュ滝。
初日は装備不足でゴルジュ滝の内部には入れなかったが翌日に水線をキャニオニング。
ゴルジュ滝の中心部から上を見れば新居田大滝が見通せ下を見れば玄武岩の岩盤に囲まれた飲み込まれそうな特異な空間。直線距離で約150mの区間に連続する滝群は大スケールで圧巻。四国でこれほど見事な滝群が他にあるだろうか。西日本でも稀かもしれない。
ゴルジュ滝、新居田大滝どちらも沢登りで水線直登は困難。キャニオニングで水線に肉薄できる事で見れる景色に大満足の遡下降となりましたとさ。