平尾台グランドライン23座
平尾台・貫山・水晶山
(福岡)
2021.02.23(火)
日帰り
1.ラクダ山 2.七ツ森 3.塔ヶ峰 4.三笠台 5.大かんの台 6.大行事山 7.風神山 8.不動山 9.堂金山 10.貝殻山 11.矢山 12.天狗岩 13.桶ヶ辻 14.周防台 15.権現山 16.岩山 17.広谷台 18.水晶山 19.偽水晶山 20.貫山 21.四方台 22.塔ヶ峯 23.大平山
23の平尾台の山々を1日で登る平尾台グランドライン。以前から気になっていた。久しぶりに時間に制約のない休みとなったので、当日の朝まで、どこに登るか迷ったけど、野焼き後の黒い世界を見に、チャレンジすることにした。
標高はあまりない山々、他の方のレポートを見ても危険な個所はあまりなさそうなことから、少し甘く見ていた。
結果的には、変化に富んだ素晴らしい景色、比較的整備された登山道、青い空に感動しながらも、今の自分の限界に近い、記憶に残る山行となった。
ルートは、これまで23ピークを達成した方のものを参考にすすんだが、効率よくまわるのに本当によくできている。考案者に感謝です。危険個所もあまりないので、多くの方にチャレンジしてもらいたいコースです。
以下、自分自身のための記録と今後、チャレンジしてみようという方に向けてのレポート。
7時、吹上峠の駐車場から朝日を眺めながら、平尾台自然の郷の前の舗装道路をしばらく進むとラクダ山の登山口。少し登るとその名の通り、ラクダのこぶのような姿が。なんなく1ピーク。そこから森の中へ。ヤマップの地図がでないため、プリントアウトした先人のルートを見ながら進む。テープが頻繁にあるので、安心して進むが、七つ森への案内がわかりずらく、塔ヶ峰方面に進んでいることに気づき戻るが、また間違えて逆方向に。再度、地図を見ながらテープを探して入りなおす。七つ森は景観なし。塔ヶ峰は問題なく到達。少しだけ同じルートを戻り、右手に下ることとなる。ルートの看板はないが、「環境の森林」という看板が目印。下って一般道へ。少し進むとカーブのところから一般道をよけて再度登山道がでてくる。よくできている。
ここから第二ステージ。平尾台絶景の巨石の世界。駐車場のところから三笠台、大かんの台。そこから少し離れたところに大行事山が見える。やはりあそこまで行かないといけないんだよな…と思いながら、急な下りが笹とすすきが足元に散っており、滑りまくる。さらに棘のある藪で道をふさがれ、できるだけそれを避けながら何とかピークへ。スパッツの人は要注意。グローブもあったほうがいい。ここで10時過ぎ。再度、大かんの台へ。結構体力を消耗した。ここくらいから、いくつピークをクリアしたか分からなくなってきた。平尾台らしい巨石風景を眺めながら、風神山、不動山、堂金山をクリア。ここはそれほど苦労はない。そして、岩に包まれた貝殻山は珍しい山。なぜか今日は足がむくんでいて靴が当たる。2枚履きの靴下を1枚脱ぐ。そこで反対側に降りなけれいけなかったが、戻ると思い込んでいたことに気づき、再度登ることに。そこから一瞬だけ、日本庭園のような竹林を抜け、左上にこの後、登る綾線を見上げながら、矢山をめざす。ここも藪に苦しみながらも、田園風景を眺めながらクリア。
ここから第3ステージ。天狗岩から桶が辻を目指し、気持ちの良い登りが続く。13時。空腹も影響してか、結構きつくて、この先へ体力、時間への不安も。時間はおしているが、岩影で風を避けながら昼食をとる。少し元気になり、権現山へ。野焼きされているので、少しだけショートカット。岩山への登り口は表示はないが見えているのでこの道だろうと進む。途中から岩の上を渡り歩き到着。反対側に降り、地図を確認しながらすすむ。
ここからが第4ステージ。ステージは私の勝手なイメージですが。一旦、舗装道にでてから、少し迂回するルートをとり、湿原、滝に癒されて、青龍窟へ。時間がないのにわざわざ行く必要もなかったのだが、気になって。少し急ぎながら広谷台。360度見渡せる。そして水晶山へ。時間が気になり、少し焦る。偽水晶に向かったつもりが、ピークを避けたルートを間違って進んでることに気づく。とりあえず水晶山には行けそうなのでそのまま山頂へ。途中から合流するルートから、帰りに偽水晶を周る。そこから貫山へは、緩やかな登りをしばらく進み、最後は結構ハードな登り。疲労の蓄積もあり、ダメージが大きい。しかし山頂は海を眺める素晴らしい景色。16時になったが、数組の人がいて少し安心。登ってきた斜面を下り、膝に痛みが。四方台は苦労なく到着。残り2つ。塔ヶ峯へはしばらく舗装道を進み、左手に入口がでてくる。巨石をかわしながら森の中を進み、ピークへ。眺望はない。展望台まで10分とあるが、そんな余裕はない。大平山へ森の中を進み、開けたところから、岩の世界が待つ。いよいよ最後のピークへ。
17時。夕日に照らされる岩山の景色に感動しながら、膝の痛みに耐えながら駐車場へ。車に乗ってからも少し動けないくらいの疲労感、そして達成感だ。