太神山・矢筈ヶ岳
湖南アルプス(太神山・堂山)
(滋賀)
2026年03月01日(日)
日帰り
自然と歴史を体感する湖南アルプス
山中には静かに佇むお地蔵さんがいくつもあった。迎不動で手を合わせ、地蔵堂を過ぎる頃には、日常のざわめきはすっかり遠くなる。泣不動を経て、結界のような二尊門をくぐると、穏やかな表情の二体の石像が迎えてくれた。その柔らかな佇まいに、思わず気持ちがほどける。癒しやなー。何度も見てしまう。
大杉の横の急な石段を登った先には、懸崖造りの本堂。室町時代前期の建築で国の重要文化財に指定されているだけあり、圧倒的な存在感だった。重機もない時代に、これほどの建物をどうやって造り上げたのだろう。遥かな時代の人々の祈りと技に思いを馳せる。
分岐まで戻り、矢筈ヶ岳へ。最後の急登は息が上がるものの、「山に登っている」という実感が心地よい。
帰りは岩場の道。開けた景色とやわらかな気温に包まれ、身体も心も軽くなっていく。自然の中を歩き、歴史に触れ、今日もまた良い一日だった。