繋ぐ 天狗岩~平石山~段ヶ峰~達磨ヶ峰 !!
段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰
(兵庫)
2025年04月28日(月)
日帰り
【久々の20km超 ロングトレイル!! 気温は8〜13℃ 雨の段ヶ峰が最も気温降下!!】
本日代休、滅多にない 丸々一日歩ける日、生野の実家泊。帰宅が夜になっても構わない。MAXで12~13時間は歩けるんだ。
27日夜 生野の実家へ帰着・・・天候は今一つだが、明日は久々に南縦走路 「天狗岩」から千町峠へ そして段ヶ峰からフトウ~達磨をめざそう。
*行程 南縦走路から入山〜北縦走路下山 総距離 約21.5km
南縦走路: 生野学園~天狗岩(約860m)~高星山(1016m)~1067mピーク~1056m三角点〜平石山~千町峠
北縦走路 千町峠~段ヶ峰~フトウガ峰~達磨ヶ峰·····起点(旧栃原小学校)まで徒歩
まず、天気が崩れる前に難所である「天狗岩」~「高星山」~「平石山」を通過したい。日の出前に実家を出発。
起点となる旧栃原小学校傍の駐車場に車を゙置く。そして県道39号を1.5kmほど下る。
気温は13℃。
登山口は生野学園の敷地内にある。
綺麗に刈り払われた小径を奥まで詰める・・・100mくらいだろうか。
ここからは道はない。
とにかく右手の尾根に取り付かねば「天狗岩」へは到達できない。道がない上に急登、イバラもあり最初から大苦戦だ。尾根に乗ると後は尾根を外さず、ひたすら「高い方」へと上るのみ。
「天狗岩」まではほぼ直登だ。達磨ヶ峰の急登とは次元の違う斜面を灌木に掴まりながら、岩を乗り越えながら進むのだ。とにかく登山道がないので足元は不安定極まりない。スタートから標高差300mほど登ると標高600m····巨岩地帯に入る。尾根上に巨岩があって進めない・・・だいたいは南へ巻けば通過できるのだがなかなか手ごわい。が、先人の取り付けた色あせたリボンに励まされ進んで行く。人一人通れるような「岩の隙間」や、足を辷(すべ)らせると谷底へ落ちそうな「ギリギリ」の所を歩くのだ。
苦闘しながらも、何とか今日も「天狗岩」に立つことができた。
「兵庫の山やま」の著者:多田繫次さんは、生野の山をよく歩いていた。今回スタート地点となった生野学園は、元々「高星放牧場」であった。多田さんはこの放牧場界隈が大好きで、生野においでになられた時は、毎回この放牧場に寝そべって流れゆく雲をご覧になっていたようだ。そして、ご自身も何度か「天狗岩」「高星山」へ挑戦されたようだが、当時は笹薮が凄く、勿論登山道などない。多田さんはこんなふうに「兵庫の山やま」に記されている。『・・・願わくば、この高星放牧場を山党たちの起点とし、天狗岩へ、高星山へ、時間があれば千町峠まで足を伸ばそう。時間がないときは平石山を越えて「川上」或いは「栃原」へ下ればよい』と。
「川上」を示す道標は今もしっかり残っている。私も川上へ下って見たことがある。川上へは到着はできたが、登山道はおろか「踏み跡」すら見つからなかったのだ。沢へ向けて急斜面を降下すると、左岸に林道跡が出現する。勿論、全くの廃道で崩落も著しい。それでも集落が近づくに連れ道はしっかりしてくる。途中 行場もある。現在全く使用されていないルートだが、先人達がそうであったように、川上出発であれば案外段ヶ峰へのアクセスはいいかもしれない。
今となっては殆ど人が立ち入らない生野学園〜高星山界隈。このゾーンを゙歩いていると、この山塊を縦横無尽に歩き回っていた逞しき先人達の痕跡に出会うことが度々ある。それにしても「栃原」へはどのルートを下ったのだろう?? 多田繁次さんのこの部分だけは、未解決のままだ。
一つの推測としては、平石山から栗谷へ下るルートが考えられるが、川上へ下ることを考えるとアプローチが長すぎるんだ。これはまたゆっくりチャレンジする課題としておいておこう。
5:50生野学園登山口~8:10天狗岩~9:36高星山~10:25 1067mピーク(南縦走路 最高地点)
~11:10平石山~12:12千町峠 (南縦走路完踏 所要時間 6時間22分)
12:12千町峠~12:44段ヶ峰~13:18フトウガ峰~14:35達磨ヶ峰~15:05登山口
(北縦走路完踏 所要時間 2時間53分)
南縦走路はやはり「天狗岩」までが相当な時間を要している。また「天狗岩」から「高星山」も高星山直下がアセビのバリケードで大変難儀した。一部整備をしながら進もうとしたが、あまりのアセビの多さに閉口。踏み跡がある処はそのままにして前進した。「天狗岩」~「高星山」間は、狭い尾根なので迷うことはまずない。「町境尾根」との分岐から「高星山」までの間が尾根上にアセビが密集し迂回を余儀なくされる。そしてあと10mで山頂という辺りもアセビのバリケードだ。
「高星山」から「1067mピーク」の間は、尾根が広く方向感覚を失いそうになる。もう既に10回以上歩いているのに、2度ほどミスコースをしそうになった。先人たちが「迷いの尾根」と言って細心の注意を払ったのも頷ける。加えて1067ピークから平石山方面へ200mほどは、アセビの強力なバリケードだ。3-4年前ひと夏をかけて先人たちの足跡を追いながら、アセビを刈り払ったがもうその当時に戻っているのだ。幸いアセビをかき分けると、まだ先人たちの踏み跡らしきものが見えるので何とか進めるのだが・・・。平石山が近づくと再び距離は短いがアセビをかき分け進まねばならない区間がある。それでも1067mに比べれば大したことはない。過酷一辺倒に思える南縦走路だが、平石山頂上に到着すると、突然ポッカリと「広場」が出現する。「ミニサッカー」のコートが取れるくらいに広いんだ。もう1ヶ月もすると広場は一面 緑色のシダに覆われる・・・緑の広場の出現だ。
そして、何といっても南縦走路のメインは「広い尾根」・・・最も広い所では幅50mくらいもありそうだ。足元はふかふかの落ち葉の絨毯、空には緑色の新芽・・・不思議なコントラストだ。今日は曇りで、すべてがうす暗く見えるけれど、青空バックに新芽たちのグリーンが輝けば風景は一変するだろう。また、できれば一度積雪時にこの広い尾根をスノーシューで歩いてみたいものだ。
最後の最後で軌跡が飛んでしまって残念であったが、昨秋以来 久々に10時間を超える山歩きが出来たこと、百名山残り5座(筑波山以外は全て北アルプス)踏破に向けて光が見えてきた。
★熊の形跡感じられず。
昨年に引き続き、熊の活動の形跡はなかった。気配もなければ「糞」も見当たらない。4~5年前には平石山を過ぎ高星山に向かう途中には、真新しい「糞」が幾つもあった。また5年前の荒天の早朝、子グマと思われる個体が10m程前の木から滑り降りて来たこともあった。熊達は何処へ。生野駅近くの交番でも聞いてみたが、生野地区では昨年度〜現在まで 熊の目撃情報はなしとのことだった。