砂鉢山・虫倉山(長野)
2026年9月19日 (土)日帰り
<登頂した山>
霧見岳-前岳-砂鉢山
昨日の白馬岳山行を経て、YAMAPの「登頂した山」の記録が797座となりました。800座が目前です。100座を迎えるごとに、何かしら理由をこじつけて記念登山めいた雰囲気を出している私ですが、前回の700座目は、南会津の日本三百名山・七ヶ岳で迎えております。ということは、今回は悩むまでもない!七の次は八!当然、「八ヶ岳」が筆頭候補に挙がります。ここは未踏の阿弥陀岳か硫黄岳を、記念すべき800座目に。と、思っていたものの、相変わらず土日の天候は芳しくないようです。言葉遊びを楽しむことも大事ですが、まずは心地よい気分で山行を楽しむのが大切。天気が優れない日に無理に登ってもね。そんなわけで、本日は山行をお休みとする予定でいたのです。
晴れるんだよなあ、こういう日に限って。天気予報はなんだったのか、ビックリするほど空が青い。もっとも、八ヶ岳……というか中信・南信方面の高峰にはもれなく雲がかかっています。山日和なのは、どうやら北信一帯に限られるようです。困った。この天気なら山に行きたい。八ヶ岳でなくてもいきたい。せっかくの好天をムダにしたくない一心で、周辺にいい山がないかを探していた、そんなとき。私の目にベストな選択肢が飛び込んできました。ポピュラーなコースをとれば、寄り道を含めてちょうど3座目にメインのピークに登頂できる。現在地から1時間ほどで登山口に到着できる。CTは2時間ほどで、遅い出発でも余裕を持って山行を終えられる。好条件目白押しなその山の名前を見た時、私は思いました。今日の晴天は、きっとこの山に登るための、神の思し召しであると!というわけで、急遽決定!800座記念山行のターゲットは、信州百名山・砂"ハチ"山……もとい、砂鉢山であります!
「好条件目白押し」とは言いましたが、懸念点もあります。まず、マップで砂鉢山の登山コースを確認してみると、狙っているコースは端から端まで破線扱い。どういうことだってばよ。活動日記を見る限り普通に登っている人はいるのですが、直近の記録を拝見していたら、今度は"登山口までの道路が倒木によって塞がっている"可能性が浮上しました。先週土曜日の時点で通行不能だったようなので、下手すると登山口に辿り着けないわけです。うむ……まあ、本来今日は山行を諦める予定でした。ダメ元の精神でとりあえず向かってみましょう。林道を車で走っていると、道中には確かに倒木が残っていました。しかし、どなたかが手を入れてくれたようで、ちゃんと通れます。ありがたい限りです。無事に登山口に辿り着くと、先行車両が1台。別に登れない山ではないようです。良かった。
早速、準備を整えて山行を開始します。入山から数分、早くも道が荒れ模様です。踏み跡があるので道であることはわかりますが、グレーピークに至る道のりに近い様相で、なかなか冒険味が効いています。しかも、開始早々に先行者さんとスライド。「今日登る人は他にいないと思った」とのことですので、この後は孤独なピストンであることが確定しました。ここまであまり気に留めていませんでしたが、熊との遭遇は警戒すべきですね。しっかりと音が響くよう、熊鈴の位置を調整してから、山の奥へと進んでいきます。
岩場でもないのに三点支持を余儀なくされる、そんな過酷な鎖場を乗り越えると、どうやらここが核心部だった様子。以降は、足元が心許なかったりする箇所こそあれど、急激な登り降りはなく、ひたすら尾根を突き進む形のコースとなります。目の前に聳える険しき戸隠連峰にしばし見惚れた後、1つ目のピーク・霧見岳で798座。途中ルートを北方に逸れ、寄り道した前岳で799座。順調にピークハントを重ねてから、最後にガサガサと薮を掻き分けてひと登りすると……記念すべき800座目!砂鉢山のピークに到達です!山頂からは、お隣の飯綱山が一望できます。眺望面での撮れ高はこれだけかと思ったら、ほんの少し南側に降ったところに、大きく視界の開けた展望スポットがありました。西は北アルプスから東は上州四阿山まで、名峰群をぐるりと見渡せて眼福です。皆さん、今日は雲の帽子を被ってはいますがね。
帰りは寄り道せず、登山口までまっすぐ戻ります。核心部の鎖場はやや怖かったものの、その他のエリアは、登り返しの負荷が多少かかるくらいで、特に問題になりませんでした。ちょっと驚いたこととしては、登山口の少し手前で、ペアのハイカーさんとすれ違いまして。正午間際に入山する方もいるとは。道の状態からさほど人入りのある山ではないと思っていましたが、そこは流石に信州百名山。意外と懐が深いのかもしれませんね。ともあれ、私自身は12時を少し回ったところで山行終了!記念すべき山行を、何事もなく終えることができて何よりです。満足、満足。
ところで、私は2025年末時点で、記録上583座に登頂済みでした。つまり今年の私は今日までで217座に登頂しているわけですが、この数字は、YAMAPマイページの「活動日記で振り返る山歩」によると、奇しくも私の2024年の登頂数と一致しています。なるほど。今年の私が2025年の私に追いつくには、残り3ヶ月と少しで149座に登頂する必要があるようです。いや、別に追いつく必要など全くないんですが、達成できるかできないか微妙なラインを目にすると、なんとなく目標にしたくなってしまいますね。性分です。もう少し秋が深まったら、ピークハンターのためのロングトレイルでも、計画してみるとしようかな。