西俣沢左俣~小屋ノ沢
黒滝山・百村山
(栃木, 福島)
2025年08月23日(土)
日帰り
作業道に架かる橋2箇所は大水で流されたらしい。最後の吊り橋は無事。
最近、大水というか鉄砲水の土石流が出たらしい。二俣についてみると、左俣は盛大に土砂がデブリ状になっているが、右俣は岩にも苔がついておりそこまで荒れてはいない模様。
40m大滝が見えてきて思わず歓喜の声が出る。無論登れないので、左岸の巻きに掛かるが、ルンゼ状の両側斜面全体が大崩落したらしく、土のついていたらしい所も岩が露出している。ここから大量の土砂が供給されたらしい。
岩に泥が被った状態は、かなりリスキーなので一応ロープを出す。かなり登ったところで一度振り返ると少し下で沢方向にトラバース出来そうな地点が見えたが、とりあえずスルーして崩壊地最上部付近まで大高巻きしてしまう。
沢方向にトラバースして小尾根を乗り越しネマガリ掴んだりしながら下降をして、途中の急斜面は面倒なので懸垂下降する。かなり下降して沢に着地すると、大滝落ち口の50m上流付近だった。
沢荒れの犯人はさっきの崩壊斜面だけかと思っていたが、滝上も荒れ放題。かなり巨岩も流されて来たようだ。
大滝落ち口覗こうかと思って近づいたが、手前に小滝があり下るのが面倒で諦めた。
遡行再開し直ぐにトイ状滝を楽しく越えて、相変わらず荒れた沢を上がっていくと、少し開けた感じの二俣が見えた。左沢からの土砂デブリを観察しながら右へ進む。
しばらく上がると遠目に門のような岩が両側から突き出した奥になにやら滝が見える。
ひろた氏の遡行図を参考にすると、どうやら7m2条ってヤツかと思われるが、大水の影響らしく2条にはなってないし、どちらかというと巨岩CS滝になっている。
滝は巨岩の下はえぐれていて無論登れず。右側のルンゼを登り、途中2箇所カムを決めてみー猫さんにビレイしてもらって登る。
その後も小滝をいくつか楽しく登ったが、3段滝は2段目上のトラバースがいやらしくロープを出して、そのまま3段目は右側の草付き岩を登る。
その後も荒れた感じは変わらず、土砂体積の影響か時折伏流になったりを繰り返し、標高1380mで二俣になる。水流は右があり、左は無し。
左沢は水は尽きたが、ひろた氏の遡行図でも黒滝山直近に上がる沢筋を記載してあるとおり、左に進むが、巨大な枯れ滝など現れてきてどうも遡行図との相違が顕著になる。おそらくだが、1380m二俣はひろた氏は水流のある右に進路をとったと思われる。
荘厳なミニゴルジュや水流に削り取られたS字のV字峡、ナメ滝などを経て、かなり上り詰めてきた。ここまで持参した水の消費は1.5L。
遡行しながらどこかで採水出来るだろうと思っていたが、伏流トラップも相まって結局水流は滲むように消えて枯れてしまい、飲み水が尽きて気がついた時には既にAFTAR FESTIVAL!
最後は藪なしの溝状を詰めて登山道に合流。黒滝山で休憩し、山藤山から支尾根を下り鞍部から小屋ノ沢目掛けてネマガリ掴んで下降する。
小屋ノ沢は以前登りで調査済みで、滝らしい物はなくちょっとの枯棚くらいで下降路としては有用なのは確認ずみだったが、水流開始がかなり下だったのは失念していて、源頭でやっと採水できた頃には干からびる寸前だった。しかし採水のしやすい形状と、キンキンに冷えた水は水場としての点数は100点満点。
使った装備
・ロープ8×30m
・カム 0.5 0.75
・アルパインヌンチャク60×2
・スカイフック
・アブミ
・スリング240mm
・お助けロープ6×10m
・ ATC
・バイル
・たわし
使わなかった装備
・カム 0.3 0.4
・ハーケン3枚
・アルパインヌンチャク120×2
・マイクロトラクション
追記
小屋ノ沢本流上部の水流は少ないが、途中の右岸で出合う水量豊富な左沢は非常に気になる。
本流1に対して左沢は5以上の水量も然ることながら、地形図では沢型にはなっていなくほぼ斜面表記。少し下流の地形図でも顕著な左沢は2本あるが、いずれもチョロチョロなので余計に印象深い。いづれ調査せねばと思う。