山全体がパワースポット😱 鳥取市 摩尼寺~摩尼山
久松山・本陣山・摩尼山
(鳥取)
2025年12月11日(木)
日帰り
今回も出張で鳥取県に来ました。
前日に米子で宿泊し、翌日の早朝移動で鳥取駅に着いた時には、自由に過ごせる時間が3時間程ありましたので、鳥取のパワースポットを訪問することにしました。
鳥取市には白兎(はくと)神社などの有名なパワースポットもありますが、どうせなら鳥取らしい魅力的な隠れパワースポットをと探して目にとまったのが摩尼(まに)山です。
鳥取駅に着くと「鳥取駅高架下第2自転車駐車場」でレンタサイクルを利用することにしました。
バスでのアプローチも考えたのですが、最寄りのバス停「摩尼寺口」から登山口の摩尼寺まで3km程の道のりを徒歩で往復する必要があったので、自転車にしました。
係員の方から電動アシスト自転車<1,000円/日>をすすめられましたが、体力にはまだ多少は自信があったので普通自転車<500円/日>いわゆるママチャリ<写真08>を借りました。
駅から摩尼寺までの距離は、最短(袋川沿い)ルートでも7.5km程ありましたが、駅から約4.5km先のバス停「摩尼寺口」辺りまでは20分程で到着し、ここまでは余裕のよっちゃん😄
ところが、ここから摩尼寺までは延々と登り坂が続きました。
最初は力強くペダルをこぎ続けていたのですが、やがて立ちこぎを強いられ、それも力尽きたところで自転車を押して歩く、そして坂が緩やかになったところで再び自転車に乗りペダルをこぎ・・・を繰り返し、汗をかきながらやっとのことで摩尼寺まで辿り着きました😓
こんなことなら電動アシスト自転車を借りておけばよかったと後悔したものの、道(参道)沿いに史跡や滝などが出てくるたびに立ち止まり見学をしたこともあり、その都度体力のみならず、気持ちのリセットができました。
摩尼寺参道門前町前の駐車場に自転車を停め、ここを起点に山行を開始しました。
参道沿いには老舗の料理屋などが道の両側に並び<写真12,13>、風情がありました。
石段を上っていくと、仁王門<写真19>が見えてきました。
摩尼寺仁王門は18世紀後半の建立と考えられており、当時の姿をよくとどめているため、平成17年(2005年)に鳥取県指定保護文化財となりました。
ここから想像をはるかに超えるパワースポットに突入😱いや、その前に由緒についてちょっと勉強。
摩尼寺は天台宗安楽律法流の寺院です。
天台宗安楽律法流は、江戸時代の妙立慈山(じざん)を開祖とし、比叡山の安楽律院を拠点とする天台宗の流派の一つです。厳粛な戒律主義を唱えたため、一時は禁止されました。
摩尼寺は承和年間(834年~848年)に慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)が開いたのが始まりと伝えられています。
また、摩尼寺縁起によると、湖山(こやま)村に住んでいた長者が円護寺に子宝祈願をしたところ女の子が生まれましたが、彼女は8歳になると急に竜に姿を変え、摩尼山の立岩に立つと帝釈天となったそうです。
古くから死んだ人間が一度集まる祖霊信仰が残る信仰の山で、賽(さい)の河原の史跡があり、山道沿いには数多くの石仏が建立されています。
天正9年(1581年)の羽柴秀吉による鳥取城攻防戦では城方の毛利氏側に立ちましたが、当時の住職道好が秀吉本陣に呼び出された隙に焼き討ちに遭い多くの堂宇が焼失しました。
江戸時代に入ると鳥取城の鬼門に位置していることから歴代鳥取藩主から崇敬庇護され、池田光政、池田光仲により摩尼山付近にあった境内を現在地に移して再興されました。
万延元年(1860年)に建てられた本堂<写真25>、明治中期に建てられたと思われる山門<写真24>、明治25年(1889年)に建立された鐘楼<写真27>は平成26年(2014年)に国登録有形文化財となりました。
摩尼寺の最奥部に如来堂<写真33>がありました。この裏が法界場<写真35,36>になっており、ここが摩尼山の登山口になっていました。
距離は3km程、遊歩道レベルを想像していたら、しっかり登山道でした。
この時期は落ち葉で滑りやすいこともあり、靴底がかたくしっかりしたウォーキングシューズでギリギリセーフでした。
信仰の山らしく、石仏が不意に現れます。集合なさっていることが多く、見つける楽しみが半減😅
摩尼山頂上<写真41>へは道がよくわからず適当に登りました。開けていますが展望はいまいちでした。
復路は明瞭な道があるだろうと思っていましたが、やはり適当に下る羽目に😅
道に出合い、後はさっさと下るだけ。ちょっと待った~。メイン?はここからでした。
磐座(いわくら)のような岩群<写真42>、展望の効く巨岩<写真43>、そしてついに立岩<写真45~49>がドーン😮
登ろうかと思いましたが、岩の周囲を少し見て、こらアカン😅信仰の対象なので、そもそも登るのはご法度でした。
奥の院は手前に説明板がありましたが、ろくに見ずにとりあえず動画を撮りながら前へ。お堂、どれや。これかーい。
現れたのは岩窟<写真50,51>でした😅想像したお堂とは違っていましたが、五輪塔を見て満足し、周辺の巨岩(<写真53>の中央上部)を動画に撮りました。
後日、調べてみると動画に撮ったあの巨岩に奥の院があったようです。
巨岩に岩窟を上下2段に掘り、これを覆うように建物を密着させて建てていたということが調査でわかっています。
下の岩窟は平安時代後期、上は室町時代後期から江戸時代前期のお堂跡が発見されています。
調査が行われたのが2010年なので、整備後にまた荒れたのか、岩には近づけそうにありませんでした。
ちなみに、巨岩には岩窟がいくつもあり、<写真50,51>は岩窟仏堂と呼ばれており、厳密にいうと奥の院ではありませんでした。
ここから摩尼川沿いを歩いて戻りましたが、途中であれっ、立ち入り禁止?
ロープを避けて歩いていたつもりが、摩尼寺の参道近くまで戻ってきたときにまた立ち入り禁止表示がありました。
私有地につき立ち入り禁止だったようですが、これ以外に道が見当たらず、スーツでヤブコギするわけにはいかないのでそのまま通らせていただきました。すみません。
摩尼山は、国登録記念物に指定されています。
登録記念物とは、日本の文化財保護法に基づき、文部科学大臣によって登録された保存及び活用のための措置が特に必要とされる記念物を指します。
登録名称は『摩尼山』で、面積367.296㎡に及ぶ国内最大の登録記念物です。
巨巌(きょがん)・岩窟(がんくつ)・加工段(平場)などによって構成される奥の院の景観や、立岩等からみえる日本海・湖山池・ラッキョウ畑の眺望景観などが高く評価されたものです。
さらに国登録文化財の本堂・山門・鐘桜、県指定文化財の仁王門、江戸時代後期以降の石仏156体などが登録範囲に含まれています。
摩尼山は、鳥取県西部の大山寺(国史跡答申)、中部の三徳山(国史跡・名勝)と並ぶ県内三大霊場の一つであり、その規模においては、他を凌駕していました。
今まで見てきた中では、摩尼寺を含む摩尼山一帯が鳥取県最大のパワースポットだと思いました。
今回は時間の制約もあり、見落としあるいはスルーした史跡もたくさんあります。
プライベートで再訪する際には、もっと事前に下調べをし、時間をかけて史跡巡りを行いたいと思います。
その際には、再訪にはなりますが秀吉軍が陣取った本陣山、そして秀吉軍に対峙した吉川経家(きっかわつねいえ)軍が兵糧攻めに遭った久松山(きゅうしょうざん)など、摩尼山に連なる史跡に満ちた山も合わせて巡りたいと思います。
摩尼山麓の福部地区に梨の花が咲く春かラッキョウの花が咲く秋がベストシーズンでしょうか。
ゴールの摩尼寺から自転車で約3km続く摩尼川沿いの下り坂を風を切り疾走しました。
ペダルを一度もこぐ必要がなく、快適に走ることができました😊
摩尼川は袋川の支流ですので袋川に合流すると、そのまま袋川沿いの道を走り、弥生橋<写真57>まで出てきました。
この弥生橋上からヒドリガモやコイが遊泳する姿をしばらく見て癒された後、最終目的地である「いちば食堂」に向かいました。
「鳥取駅前市場」施設の中にあり、新鮮な食材を提供する食堂として定評があります。
特に魚料理は鳥取港で獲れた魚がその日のうちに料理として提供されているのか、食べた瞬間に鮮度の高い魚だということがわかります。
昨年この食堂に寄った際には、刺身定食700円(税込み)、いちば定食1100円(税込み)でしたが、今回はそれぞれ900円(税込み)と1500円(税込み)に値上げされていました。
しかしながら、せっかく鳥取まで来たので、この店で最も高価な「いちば定食」<写真58>を注文しました。
その日の旬の魚が8種類前後入っていますので、料理が出てくる前からわくわくしました。
刺身、煮つけ、唐揚げ全ての魚料理が絶品でした😍
刺身は口の中でとろけるような食感がありました。
煮つけは出汁の旨味成分が効いて、ご飯がススム君になってしまいました。
本カレイの唐揚げは、骨や頭まで食べきることができました。
ちなみに、同施設内にある鮮魚店6店舗のいずれかで購入した魚を持っていけば、その魚を料理していただけるそうです。
満腹感と満足感に浸りながら、食堂を出て2,3分で「鳥取駅高架下第2自転車駐車場」に戻ってきました。
自転車を返却する際に、係の方が「どうでした?」と感想を聞いてこられたので、「最高でした!」と申し上げたところ、「ぜひ、また利用してくださいね。」とおっしゃっていただきました。
鳥取市内観光を楽しむなら、「100円循環バス」(ICOKA利用可)という便利な交通手段もありますが、時間を気にせず、自動車も通れないような場所も行けるレンタサイクルは必須アイテムとなりえます。
これから風を切って走るのが辛くなりますが、また機会があれば利用したいです。