鳩待峠in三国川ダムout 至仏山•平ヶ岳•藤原山•大水上山•中ノ岳
尾瀬・至仏山・悪沢岳・笠ヶ岳
(群馬, 新潟, 福島)
2025年04月26日(土)〜29日(火)
4日間
残雪期に至仏山から平ヶ岳まで行ける。
そんな話を聞いたのは数年前。
でも雪が少なく至仏山から北に向かえなかったり(雪が少ないと植生保護のため立入禁止)、仲間とのタイミングが合わなかったり...
今年こそ!と思っていたら、しっかりとした積雪あり!
それならばと昨年から予定を合わせていた仲間と中ノ岳まで計画を延ばし、念願のルートに行ってきましたー!
アップダウンを繰り返しながら雪の稜線を歩く快適ルート...かと思いきや...
ひどい薮あり、尾根の上に不安定に残った雪塊の壁やクラック、強風ホワイトアウト、おまけに熊さんまで出てきて想像してたよりハードなルートでしたが、仲間たちのおかげで楽しく歩き切ることができました。
次回は中ノ岳から巻機山経由で白毛門に繋ぎたい!
【装備】
残雪期の縦走基本装備
アバランチギア
今後行く方におすすめなのは...
藪漕ぎがとにかくハードなので、登山用ではなく一般作業用の手袋があるといいと思います。
(自分は指先のスマホ操作部分が擦り切れてダメにしてしまいました。)
ウェア類も擦れたり汚れたり松ヤニがついてもいいものがおすすめです。
【ウェア】
半袖Tシャツで歩きたい時もあれば、ダウン着てても寒い時もある。
寒暖差にマメに対応できるのがおすすめ。
藪漕ぎは長袖必須。暑くて腕まくりしてたら傷だらけになりました。(下山後の写真参照)
【天気】
一日目 晴れ
二日目 晴れ やや風あり。
三日目 高曇り•晴れ 夕方より雪
四日目 吹雪のち霰のち雨のち曇りのち晴れのち雨...笑
【交通手段】
行き
メンバーと沼田近くの駐車場待ち合わせ。
一台デポして戸倉へ。
帰り
三国川ダムより六日町駅までタクシー(6,400円)
(タクシーは前日に避難小屋から電話で予約しておいた。)
11時36分水上行き乗車。水上で乗り換えて13時34分沼田駅着。その後車の回収に戸倉へ。
【一日目】鳩待峠→ススヶ峰
戸倉到着4時00分
5時30分の始発バスに乗って鳩待峠へ。
みんな日帰り軽装の中、一際大きなザックを背負った三人。
しかも荷物は車内持ち込みなので、膝にザックを乗せて身動きできず...ムギューっとなりながら鳩待峠到着。
ほとんどの登山者がアイゼンの中、鳩待峠から至仏山はスノーシュー。
小至仏山をトラバースすればスノーシューでも行けるけど、結局スノーシューの出番はここだけだった、せめて軽いワカンにすればよかったと、その後後悔。
アイゼンに履き替えて賑わい出した至仏山頂から平ヶ岳に向かう。
しばらく雪の上を歩くものかと思ってたが、早々に藪に突入...自分たちは藪を避けたつもりで少し尾瀬ヶ原方面にトラバースし気味に降りて行ったが、なるべく尾根沿いを歩いたほうが藪の中を歩く距離は短かったかもしれない。
この日はススヶ峰を目的としていたが、予報で北西の風が強まるとのことだったので、北西に樹林のあるススヶ峰手前で終了。
【二日目】ススヶ峰→にせ藤原山
昨日同ルートを歩いたパーティーとススヶ峰で再開。
平ヶ岳をピストンするとのことで先行していただく。
ススヶ峰を過ぎると所々にテントあり。
猫又川から登ってきた方や景鶴山から登って来られた方もいるようで、数パーティーとスライドしました。
平ヶ岳ピークから先に向かうパーティーもいるかな?と思ったけどそれはおらず。
ここからバリエーションルートらしくなってきます。
周りは新鮮なデブリの跡が多く、歩くルート上に残った雪塊も大なり小なりクラックが入っていてコース取りに気を使う。
剣ヶ倉山の手前あたりで垂直な壁にぶつかり、ここではピッケルを使用しました。
あとは雪があったりなかったり。
雪がないところは藪を進むんですが、よくみると踏み跡あり。なるべく逸れないように進みます。
滝ヶ倉山を過ぎたあたりで中ノ岳から入山されたソロの方二人とスライド。
「藪がひどかったですね!」なんて話してたら、スライドしたあとの藪がさらにひどかった...笑
石楠花やハイマツの硬い枝をかき分ける。
足元には雪の重みでの横に伸びた枝が常に足に引っかかる。
登りでは横に伸びた枝が全部自分の方に向かっているのでさらに掻き分ける厄介...
徐々会話も減る中、なんとか予定通り、にせ藤原山到着。
少し下った雪の上にテント設営。
【三日目】にせ藤原山→中ノ岳避難小屋
ルート状況は昨日とさほど変わりはないが、にせ藤原山あたりほどの藪漕ぎはなく、まだ少し気持ちに余裕あり。
尾根を上手に歩くカモシカのトレースがあると思ったら、ちょっと先の藪がガサゴソ。
カモシカが逃げていきました。
その少し先。今度の足跡は熊っぽいな?と思ったら今度は30mくらい先を熊がスタコラ逃げて行った...その後眼下の雪渓上を歩く熊もいて、そろそろお目覚めの季節なんですね。
大水上山手前と中ノ岳手前はそこそこ急斜面でピッケルの出番あり。
落ちると左右ともにどこまでも行きそうなので要注意です。
中ノ岳9号目に着いたのが13時過ぎ。
そのまま下山することも考えたけど、中ノ岳避難小屋に入れるとスライドした方に聞いていたので、しっかり休んで翌日下山することに。
避難小屋で翌日のタクシーも予約して終了。
【四日目】中ノ岳避難小屋→三国川ダム
昨日の夕方から雪は降っていたけど、外に出たら吹雪。
ほぼホワイトアウトの中下山開始。
うっすらとトレースもあったので、さほど迷うことはなかったが、雪、雨、霰、曇り、晴れと目まぐるしく変わる天気に辟易。
昨日タクシー会社に問い合わせた時には、十字峡登山センターまで車が入れるので行きます。とのことだったが降りてみたら雪の中。
結局三国ダムまで歩いたところでタクシーに乗車。
それでも予定していた電車に乗れて無事に帰宅となりましたー!