加齢に抗って「霊仙山」
霊仙山(滋賀,三重,岐阜)
2026.05.15 (金)2 日間
総重量15.5kg 帰宅してザックを体重計に乗せたら12kgの表示。これに水3ℓと500mlの缶ビールが加わればこの重量である。この荷を担いでいたなんて、今になって驚いている。 最初は白谷出合からの不安定なザレに足を取られながら木をつかんでのリョウシへの急登から始まった。そして仕上げである。頂上台地手前のむきだしになった石灰岩をつかむがきちんと前傾を取らないと真っ逆さまに落ちてしまいそうになる。 こんな自分でもかろうじて長い尾根を歩ききることができた充実感に包まれて小屋に広げたシュラフに入る。 下りは「谷山」から伸びる「長尾」を取る。尾根を挟み植林帯が西、二次林は東とわかりやすい。昨夜の飲食で荷も軽くなって楽勝だと踏んでいたら突然の伏兵に狙撃された。最後の最後に656m峰である。腕時計の高度は540mを告げあと40m降りれば終了かとたかをくくっていたら、目前にずどんとそびえ立つのが彼である。いきなりロープが出る。それも次から次へとトラロープが張られている。片手でそれをつかみ、もう一方の手でポールで支えて力任せに登っていく。最初はそれでこなせていたのが途中から振り絞っても力が出ない。荒げる息を整えながらもう勘弁して、と音を上げそうになったところで寸止めされた。そのあとの登りは傾斜はさほどないが、肉体的にも精神的にも限界手前の状態で、656mまで到達するのにどれほどの時間を費やしたのかわからない。ここで100mを登るとは予想していなかった、楽勝と踏んで地図を読んでいなかった自分のへまなのだ。 それでも重荷を背負って長距離を登って降りてこられた。 同行の友よ、見守ってくれてありがとう!






