辺見尾根 両神山へと続く道
両神山・諏訪山・二子山
(埼玉, 群馬)
2024.01.27(土)
日帰り
両神山界隈には数多くのバリエーションルートがありますが、そのうちの辺見尾根にあえて冬の時期を選んで挑んできました。
冬の時期を選んだ理由について
主に3つです。
1. 四季のうち、冬が最も熊(子を連れた母熊)との遭遇のリスクが低い。
2.木の葉がすっかり落ちていることで次に向かうべき山を木の間から垣間見ることができ、方向を確認することができる。
3.両神山まで通しで歩く場合は沢を通ることがなく水の確保が困難であるため、できるだけ発汗しにくい時期を選ぶ必要があった。
道具やギアについて
ヘッドライトとヘルメット、熊鈴は必須。
また、急斜面に対応するためチェーンアイゼンとバイルを持っていきましたが、使うことはありませんでした(ただ、あるといざという時に安心です)。一方で保険・緊急用として念のため用意していた30mロープやハーネス、ビレイデバイス等がまさかの大活躍でした(詳細はキャプションにて)。
さらに熊撃退スプレーも準備しました。
「難しいのではなく、悪い」
どなたかが辺見尾根を上のように評していたそうですが、まさに言い得て妙だと思いました。
難しいと表現すると技術的なこと(登攀技術など)を指すことになりますが、辺見尾根に関していえば、技術的なこと以上に体力と精神的なタフさが必要となる修行場のようでした。
生半可な覚悟と準備で近づいてよい場所ではありません。