大峯奥駈道
吉野山・青根ヶ峰・百貝岳
(奈良)
2022.06.01(水)
3 DAYS
今回は、大峯奥駈道へ行ってきました。出発前にYAMAPの活動日記や、他のブログなんかを参考にしましたが、2022年6月時点の最新情報として、皆様の参考になればと思います👍️
先ず、お勧めの山行時期は①4月~梅雨入前、②10月~11月あたりです。(他のネット情報もこんな感じです。)水の補給がなかなか難しいので、なるべく暑くない時期が良さそうです。日の長さから2~3泊なら①で、4泊以上なら②でという感じです。
今回、水の補給出来たところは…
※山上ヶ岳宿坊(開いてなければ貰えません ¥100)
※小笹ノ宿
※弥山小屋(開いてなければ貰えません ¥100)
※かくし水(釈迦ヶ岳から少し下ったところ)
※持経ノ宿(汲み置き)
※平治ノ宿(汲み置き)
※行仙ノ宿(汲み置き)
※玉置神社
地図上に水場のマークがあっても時期によっては枯れていたり、少しルートから外れる為、汲みに行く時間が勿体無いなど…、奥駈道のルート上及び、ルート付近で汲めるのは上の8ヶ所です。sawyerやkatadynなどの浄水器を持っていく事をお勧めします。
出発前のザック重量は、テント、2Lの水を含めて13kgでした。いつも背負っているのが、大体5~6kgなので、倍以上の重量です。膝や、太ももへの負担は倍以上に感じました。普段はトレッキングポールを使わないのですが、距離とザックの重さでかなりキツくなるので、持っていくのがベストです。
計画によってはテント装備を持っていかなくても良いかも知れませんが、GWなどは小屋が混むそうです。持経ノ宿、平治ノ宿、行仙ノ宿は神宮山彦グループが管理して頂いているので、ある程度の予約状況や備品等は教えて頂けると思います。
大峯奥駈道は全工程アップダウンが激しいのと、弥山以降のエスケープは難しいです。他のブログなどでは、玉置山からは下り基調。と、なっていましたが、最後までアップダウンがかなり激しめでした。そして、ハイカーの少なさ。平日に行ったとはいえ、北奥駈で8人と2グループ(ほぼ、山上ヶ岳と弥山)。南奥駈はたったの3人です。携帯の電波もほぼ繋がりません。
水の確保と、泊まる場所さえしっかり決めていれば特に問題無いと思います。後は、気力と体力の勝負です。検討されている方は、鎖場やロープのある急な下りにもご注意下さい。ヘロヘロの時にやってくるので、普段とは違います。十分に集中すればクリア出来ると思います。
以下、いつもの活動日記です。
5月29日:3回目のコロナワクチンを打つ。そして、しんどくなる😨
5月30日:寝込んでる間に大峯奥駈道に行こうと決心🤯夜寝る前に家族に打ち明ける。
5月31日:急いで食料買い出しと、その他準備。
6月1日:出発。
という流れで、大急ぎで大峯奥駈道へ行ってきました😁
行く前は、4泊5日の予定でしたが、色々なハプニングやドラマがあり2泊3日で踏破出来ました✨
【6月1日:吉野駅~行者還避難小屋】
最初に書きますが、今回の忘れ物、紛失は後々良い方に好転していきます👍️
スタート開始後30分で、充電器のUSBケーブルを忘れた事に気付き😵パニック💦
まだ朝も早くて、平日の為、人の姿はなし😨辞めるか…💦とも思ったけど、カッコ悪すぎる😭コンビニまで行くか、取りに帰るか…💦
悩みながら、少し戻った所にKAM INNという宿の前にお姉さんが2人‼️事情を説明して、USBケーブルを貸して頂きました😢ホンマにありがとうございます。命の恩人です。お陰さまでロスの時間も15分程で済んで、快調にリスタート出来ました✨後日必ずお礼に伺います。
次は、最初の青根ケ峰で着けたサングラスを、横着して頭の上に…案の定、山上ヶ岳あたりで失くしました😎笑。やったら、あかんと分かっていながら横着しました。サングラスの紐要りますね😅
あーぁ😢と思いながら進んで、18:00前に本日の宿泊地、行者還避難小屋に到着です。
小屋で休んで、2時間程経った時に、鈴の音が…💦真っ暗だったので怖かったのですが、遠くから人が‼️「サングラス落としませんでしたか⁉️」と言う第一声😃拾って頂いた上に、縦走途中にも関わらず持ってきて下さるなんて、ぐっさん本当に感謝です🙏✨偉そうにぐっさんとか言うてますが、今回めちゃくちゃお世話になる方です。この方のお陰で踏破出来たと言っても過言ではありません。
その後、少し小屋でお話しさせて頂いて、翌日は行けるところまでご一緒することになりました。ぐっさんは2泊3日のご予定です。関東からお越しと言うこともあって、水場に詳しくないとの事。せめて釈迦ヶ岳のかくし水まではご案内しないと❗️と思い、初日終了です。
【6月2日:行者還避難小屋~平治ノ宿】
ぐっさんとの約束通り、3:30スタート🌄
この時点では、僕は持経ノ宿が本日の宿泊地かなと思っていました。ぐっさんの予定は持経ノ宿から更に3時間歩いた、行仙ノ宿です。
弥山小屋で水を補給して、八経ヶ岳まで来たところで、僕の膝が少し痛くなってきました😵…すると、なんと‼️ぐっさんはパーソナルトレーナーをやっているそうで、マッサージとテーピングをして頂きました🙏またまたぐっさんに感謝です。
やはり、プロですね。。そこからは痛みも和らぎいつもの調子で歩ける様に✨😊素晴らしい‼️
無事に釈迦ヶ岳のかくし水までご案内して、更に水を補給🚰
マッサージとテーピングのお陰で膝も快調で、このまま行仙ノ宿まで行けるんちゃうか⁉️と思っていましたが、やはり大峯奥駈道はそう簡単ではないです😵南奥駈からは、アップダウンの激しさと、壁の様な山が幾つも目の前に立ちはだかるので、精神的にも体力的にもやられます😭😭😵
さすがのぐっさんも、行仙ノ宿までは無理かも…😵となり、持経ノ宿と行仙ノ宿の間にある、平治ノ宿が今日の目的地となりました😅💦この時点で、僕はもう2泊3日でやりきるつもりです🤣
平治ノ宿付近で、YAMAPのマップがおかしくなった?のか、平治ノ宿に着いているのに、平治ノ宿が無い😱無くなったん?と思いながら、少し進んで無事に発見‼️ログ飛びやら、マップの位置がおかしい等々、YAMAPの改善も必要ですね。ホンマにビックリします😵🤯やめて欲しいです。
何とか無事に平治ノ宿に18:00前に辿り着き、休憩しながら最終日に向けて、2人で作戦会議。ここまで来たら2泊3日で踏破してやる‼️という気持ちしかありません👍️
【6月3日:平治ノ宿~熊野本宮大社】
熊野本宮大社に16:00目標にして、3:00前に出発です🙆玉置神社まで行けば、後は楽勝だろうという考えで、時間設定🤔のちのちこの設定が無茶だと気付きます🤣
玉置神社までの地蔵岳を中心に、鎖場が連続してなかなか距離が伸びない上に、これまで70km程歩いてきた体には強烈です😵普段の楽しい鎖場は、ただの修行場と化します。
予定より若干遅れを取りましたが、無事に玉置神社に到着‼️ほぼ終わりみたいな感じで、少し楽な気持ちになり、水の補給と食事を取って、熊野本宮大社へ向かいます😆確か、玉置神社の標識には、熊野本宮大社まで15km程度の表記だったと思います。ダイトレの感覚なら、ゆっくり行っても5時間程度。楽勝としか思ってませんでした🤣…甘かった😵甘過ぎた。。ここから更に7時間かかるなんて😨🤯😵役行者のルート設定はヤバすぎます😭最後の最後まで許してくれません😢筋肉痛、水ぶくれ、股ずれ、肩の痛み…気を抜いたら最後、やられます👹
強烈アップダウンが続いて更に追い討ちを食らいます。熊野川が見えてもまだ許してくれません😢熊野川に降りる直前までしつこくアップダウンです😵😵満身創痍で大斎原に到着‼️
短パンとサンダルに履き替えて熊野川を渡ります‼️結構冷たいけど、辿り着いた嬉しさで安堵感しかありません😆👍そのまま、熊野本宮大社に到着して念願のゴール‼️
【最後に】
当初はソロで考えていましたが、結果2人でのゴール。でも、ソロでは途中で心が折れて辿り着けなかった😁しかも、2泊3日は自分にとってはかなりの偉業です✨
何度もマッサージやサプリをくれたぐっさんのお陰です🙏✨登りでは少し待ってもらったり、申し訳なかったですが、最後まで辿り着けたことに感謝しかありません。本当にありがとうございます✨地元に帰っても頑張ってください👍️
もちろん、USBケーブルを頂いたKAM INNの方や、小屋の管理をしてくれていた神宮山彦グループの方、山上ヶ岳宿坊、弥山小屋が無ければ死んでます💀
皆様に感謝致します。
そして、普段は何も考えずに飲んだり食べたりしているものがいかに大事であるかも考えてさせられました。水の大切さ、身に染みました。
まさに修行の2泊3日でした。厳しくて、辛かったですが、良い体験でした。大峯奥駈道を開いた役行者にも感謝です。
最後まで見て頂きありがとうございます✨