ダイラボウから青羽根山への探検・その❷ -2019-11-04
高根山(藤枝市)・菩提山・高尾山
(静岡)
2019.11.04(月)
日帰り
すっかり撃沈した2日前のリベンジだよ。
この計画は1年ほど前から温めていたもので
「1日ロングトレイルして、夕方に差し掛かるころコスモス峠で黄昏よう」
とプランしたのだけど、一昨日の断念で意気消沈、うまくいかないこともあるのはわかっていたものの、もうコスモス気分でもなく、とにかく登山口を見つけたい一心で。
「取り付きが解らなければ既存するルートから降れば辿り着ける」と仮定して、今回は最初の予定の逆回りからスタート。
【本日の予定】
藤枝自主運行バス・ビク石登山口バス停スタート〜市民の森〜コスモス峠〜青羽根パノラマハイキングコース〜青羽根山△547.1〜.564〜.453〜.356〜玉取バス停ゴール
期待していなかった市民の森までのトレイルが気持ち良いこと!
ビク石(石谷山)山頂へのハイキングコースは四方からあり、今回通ったところにはビオトープや大きな展望台、立派な体験施設、キレイなトイレなどあり、ここだけでも十分楽しめそう。
コスモス峠に差し掛かり心ときめかせ足を進めるが、コスモスが1輪も咲いていない。絶えてしまったのか?昔の風景しっかり覚えてるからとても残念。
気を取り直して今日は間違いなく青羽根山には辿り着けるはず。
そこから先は探検だ!士気が高まる。
全体的に地味で若干荒れたマイナールート、年に何人入るのだろうか。
古いテープや手作り道標あり、踏み跡なし。
地形・地図を確認しながら進めば問題なし。
青羽根山からは結構な下りが続く。
途中、美しい林間トレイルが出現する。
これがマイナールート探検の醍醐味。
無名ピーク.453に到着するがどうしても東へ進むサインがない。
どうするか少し悩んだ後、諦めて看板とテープが推める谷倉沢方面へ下る。
そこは机上の下調べで見つけたもう一つのルート。
こちらに行けばもう降りるだけ、一昨日は登山口解らなかったけど、どこに出るかなんてどうでもいい、私が知りたいのはここじゃない。あーつまらない。(といってもこんなところに看板とテープがあること自体稀有、感謝)
少しふてくされながら進んでいると、なんと真新しいトラロープが激下りに沿って張られている。握りやすいように結び目も一定間隔にあり、結構長く張られていた。
こんなマイナールートなのになにこれ?困惑した。だれがなんのために?
こういうミステリーなところも、マイナー低山のおもしろいところ。
そのトラロープに助けられながら激下りも終わり放置茶畑に出るが、こっちのほうが荒れていて藪々で少し迷った。
なんとか沢沿いへ出るも草ボーボーで、踏まれた感じもなく混乱しているうちに舗装道が見え、無事脱出。
そこは一昨日のデカかぼちゃの横だった。
改めて、出口から振り返り見ても、登山道があるなんて全くわからない。
あんなしっかりとトラロープが張られた登山道があるなんて。
知っているのは張った本人と私だけじゃないのかな?
手作りの道標も、これは焼津アルプスに所々ある物と材料や造りが似ていて、作者は同一人物だと強く感じている。
この人もきっと低山マイナールートを愛しているのだと思う。
結局、予定の取り付きは発見できなかったけど、わくわくドキドキの小さい山の大冒険ができ、いろんな発見もあってとても楽しかった。