幕山・南郷山(神奈川,静岡)
2026.07.19 (日)日帰り
フォロワーの皆様、暑中お見舞い申し上げます。
梅雨、明けましたよね?
皆様におかれましてはこの三連休、
山に行かれた方も、そうではない方も
思い思いに有意義に過ごされたことと
存じます。
そして私は、海の日に因んだわけではないけれど、海に囲まれた神奈川県の西南の端にある県内最小かつ過疎化著しい小さな町、真鶴半島を歩いて参りました。
いよいよ盛夏突入と思える危険なお天気💦森の中に入れば少しは涼しいだろうとの思いと、以前から関心のあった「魚つき保安林」の中をじっくり歩いてみたいと考えていたところへ、相互フォロー中の方がタイミングよく「真鶴半島周回の日記」を上げてくださいました!
しかもYAMAPさんに登録された「山」がある?!
真鶴半島へは何度も遊びに行ったことがあるのに、これは知りませんでした。
それからつい最近、絵本『ここが家だ―ベン・シャーンの第五福竜丸』(集英社)で日本絵本賞を受賞されたことのある(もちろん読みました!とても素晴らしい絵本です)、日本人以上に日本について詳しく日本語ペラペラのアメリカ人で詩人のアーサー・ビナードさんが、「アーサー放談」という面白い動画の中で真鶴について興味深いエピソードを語って下さったのをたまたま見たからなんですね。この中に出てくる「美の基準」のお話。これが実に良かった。
https://youtu.be/X8DttjZ25kc
本当は予算の問題もあって近場しか行かれないというのもあるんですけどね・・・。
でもまぁ、それはそれとして、そんな偶然が重なり行き先確定。
ところで皆さん、「魚付き保安林」というのは聞いたことがありますか?
魚の繁殖や生息環境を守るため海岸や湖岸・川沿いに設けられた森林のことを指し、
水源涵養保安林とかと同じように森林法に基づいて指定されている森林のことです。
対全保安林比率ではわずか0.5%ですが、全国の国有林・民有林と合わせて約60,000ha(延べ面積) / 約27,000ha(実面積)存在し(林野庁)、環境資源保全の観点からも海と山をつなぐ重要な役割を担った貴重な森だと言えると思います。
昔から漁師さんの間で「魚を育てる森」として大切に保護され、地元では「御林(おはやし)」と呼ばれて親しまれているそうです。江戸時代にあった明暦の大火の後、木材不足を補うため、幕命を受けた小田原藩が、当時萱原だった(驚き!)この地に15万本のマツを植林したのが始まりだとか。その後、緑豊かな森へと成長し、明治時代には魚を育み守る「魚つき保安林」に指定されたそうな。長らく皇室の御料林として厳重に保護された歴史もあり、現在クロマツはやや減少したものの、クスノキやスダジイなどの照葉樹が混生巨木化し、堂々とした原生林の様相を呈しています。
ほんとこんな身近なところにこんな見事な森があるとは!丹沢のブナの森とはまた異なる風情があってとても興味深く、長らく神奈川県民である身としては誇らしく感じた次第です。
今回は無駄に頑張ってキャプションたくさんつけました。お時間とご興味のある方にご覧いただけましたら幸いです。いやぁ、それにしても蒸し暑い。エアコンつけてないから当然と言えば当然ですよね。あはは(^_^;)
今週末から夏休みいただいて、ちょっとだけ遠征します。皆さまもお体に気をつけてご自愛下さいませ~🍀
PS :結局「灯明山」は標識がなければそこが山頂とは気づけなかったと思うし、「中山」に至ってはガチで素通り…。そんな山たちでした😅でもそこには“地に足の着いた人々の暮らし”がありました。だからこそ“美の基準”があり、“まつり”があり、この森が長年大切に守られて来たんだなぁと思うと感慨深いです。貴船まつり、見に行ってみようかな?
◆真鶴町公式ホームページ
https://www.town.manazuru.kanagawa.jp/