クスノキ巨木巡り(シートゥーサミット真鶴半島)
箱根山・神山
(神奈川, 静岡)
2026年05月16日(土)
日帰り
楠の巨木がみたくて真鶴半島のお林へ行ってきた。
小田急線で小田原へ行き、真鶴へ行くために東海道線に乗り換えようとしたら、ホームで発煙があったらしくまさかの運転見合わせ。いつ復旧するかも分からないまま待ちたくなかったので、急遽行き先変更。入生田にある神奈川県立生命の星・地球博物館へ向かう。
ここは以前に一度来たことがあってめちゃめちゃ楽しかった記憶があるが、まだ山登りを始まる前だったので、今回は丹沢の成り立ちや植生を中心に見学。ブナ林に生えるキノココーナーや地衣類コーナーをガン見してきたので、こんど丹沢行くときに忘れていなければ活かしたい。それにしてもエントランスにいたアラスカ州のクマの剥製が3.4mの個体で、ちょっと想像を絶する大きさだった。山登りするアメリカ人は大変そうだ。
昼頃に小田原へ戻ると、東海道線が普通に動いていたのでようやく真鶴へ行けた。
駅を降りると伊豆っぽい雰囲気となんだか懐かしい匂い。とはいえ真鶴で降りたのは初めて。単純に海があるからなのかもしれない。
坂を下ると港へ出る。その辺りからお林が見えてくる。こんもりした緑の塊。せっかくなので海鮮丼を食ってから向かおうと思ったが残念ながら売り切れだった。
貴船神社を過ぎると、まだ車道なのに楠の森感が半端ない。見上げると木々の樹冠がお互いにぶつからないように不思議な空間ができるクラウンシャイネスという現象。メカニズムは色んな説があるようだ。
そしていよいよ遊歩道からお林内部へ。巨大な楠と黒松だらけですごい森だ。直径2mはありそうな楠があっちこっちにあって中々足が進まない。樹高も高い。いくら写真にとっても、見て感じた大きさや迫力は1ミリも写ってくれない。そしてこんなにすごいのに全然ひとがいない。あっちこっちふらふらしながら歩いていたら灯明山という山の山頂だった。まるで山頂感はない。あ、そういや海から来てるからこれシートゥーサミットとかいうやつだ。せっかくなので先月に楠で彫った土偶を森林浴をさせた。
真鶴半島は23〜15万年前に箱根の火山から流れてきた溶岩が固まってできた半島のようで、お林も昔は草が生えてるだけの地だったようだけど、江戸時代に黒松を植林、そして明治に御料林となってから楠を植林したらしい。戦後の高度経済成長期で日本中で巨木や天然林が根こそぎ伐採されたときも、ここは守られて伐られることがなかったため現在の景観を残せたようだ。しかし明治に植林されてから200年くらいでこんな巨木に育つ楠ってすごいな。人の手が入る前の神奈川の植生は照葉樹林が中心だったらしい。その頃はもっと巨木だらけだったのだろうか。
遊歩道から浜辺に出て、海を見ながら歩く。有名な三ツ石は潮のタイミングが合えば渡れるたらしい。途中、貝の博物館があったが残念ながらすでに閉館時間を過ぎていた。真鶴半島にも釈迦堂遺跡という縄文の遺跡があるようなので、帰りにその周辺に立ち寄ってみた。ちゃんとした発掘調査をなされていないため、見つかった土器などはほとんど散逸してしまっているらしい。お林の範囲ではないと思うが、大きな楠があった。
港あたりで行きに通った道に合流。電車のくる10分前前に真鶴駅到着。今回はスニーカーでシートゥーサミット達成ということで無事終了。