鉤掛森から神室の稜線を歩く
神室山・天狗森・火打岳
(秋田, 山形)
2026年05月13日(水)
日帰り
神室山系の鉤掛森。
神の室に鍵でも掛けたのかと思ったが「鉤」とは鉤爪という言葉などに使用される通り、引っ掛けるための尖った硬いものという意味のほうだという
その鉤を山の神に捧げ、安全を祈ったという伝説がある鉤掛森から神室山まで繋げないか
歩いてみた
地図やレポを見ると、鉤掛森から檜木森までは道がありそうで、その先から黒森まではまれに積雪期に歩く人がいるという感じだろうか
そこは行ってみての判断になる
まだ初夏のうす藪
黒森まで行ければ登山道のある水晶森まで繋げることは難しくなく
時間が許せば神室山まで
駄目でも下山して周回とすることは可能ではないかと思われた
新緑の中、登る
広々として緩やかな山道
美しいブナの森を歩いた
ときおり樹々の隙間から覗く、冠雪した鳥海山が綺麗で嬉しくなる
この時季に最上の山を歩くと、美しく雄大な鳥海山の姿に思わずハッとするが、どうも最上から鳥海は思いの外近く、下手したら鶴岡からより距離的には近いのではないか、と思い当たった
これは山形市の人間にとっては盲点である
そこからはどうにか鳥海山が見晴らせる場所はないかとやたらキョロキョロしてしまったが、ここだ!というスポットがあるわけでもなく、いつの間にか進行方向と反対側になってまったく見えなくなった
やがて稜線に出る
そこからはだいぶ楽になった
山名の由来となる馬喰と弘法大師の逸話が残っているという鉤掛森山頂。
少なくとも遠い昔、人々が牛馬を牽いてここを歩いたということはあり得るのではないかと感じた
確かに広々とした山頂だった
だとすればここは古の交易路
どこへ繋がっていたのだろうか
たぶん神室山ではないだろう
秋田のどこかか、最上町か
それによって稜線の道のあるなし、藪具合は変わってくるだろうな
そのまま檜木森を目指す
たぶんここまでは行けると目星をつけていた
鉤掛森から先は笹に覆われ出す踏み跡。
だが藪というほどでもなく道は明瞭。やはり古道感がある
しばらく進むと山頂(あたり)に出た
ここからどうなるか
稜線の折れる方向に行ってみると踏み跡のようなものが見えたが、結構な急斜面だ
方向的にも谷に吸い込まれそうな感じにも見えたので安全策を採り、まずは標高の高いほうから稜線を探りながら藪を漕ぎ下りる
そこから滑る落ちるように下った
なんだ
結局、見えた道で良かったか
慎重にたどってみると踏み跡ははっきりしていて、むしろ檜木森までよりわかりやすい
どちらかといえば登山道というよりも作業道や交易路のように広々と踏み固められた道のように感じた
ときおり花を眺め、写真を撮る
尾根が狭まるとともに道は尾根伝いとなったが、そこからしばらく登ると少し開けた広場に出た
ど真ん中にある三角点
これが踏み跡があった理由だろうか。
なんにせよ黒森、無事到着
あとは水昌森手前の934峰まで行けば登山道に出ることができるだろう
黒森から先は完全に藪になってるようだ
よし、頑張るぞ
レポ用に藪の写真でも撮っておくかと思ってポケットを探る
え?…ない
スマホがない!
さっき使ったばっかりだから近くにあるはず
慌てて少し戻ると
すぐに藪の中に落ちているスマホを見つけることができた
安堵のため息をつく
良かった〜😌
ん?ちょっと待て!
よくよく見ると
スマホの撮影用パーツが無くなってるぞ
ニャンですとー🙀
水昌森手前の934峰まで出れば周回して帰ることもできるのに、ここまで来て戻るのかぁ〜😞
そこからキョロキョロ探しながら来た道を戻る
そして檜木森の手前まで戻ったあたりでようやく地面に転がっているのを見つけることができました
良かった〜✨️
でももう引き返す気にはなりませんよねぇ
撤退だな笑
まあ、鉤掛森には登れたし、檜木森、黒森へと繋ぐ稜線の感じもわかった
これで良しとしよう
ここから下山して、早めに帰宅することにしました
下山後、調べるとどうやらかつて有屋峠越えの古道というものがあったらしく、鉤掛森から檜木森、黒森を通って秋田の役内(薄久内?)に抜ける交易に使われたことがわかった
黒森から先の秋田側は密藪になり、車を取りに戻るのを含めて難しい山行になるが一度探索してみたいな
そう思った
まあ、その前に余計な落とし物などしないことがまず条件になりますけどね😂
今日も無事、下山できてありがとうございました😊