御十八夜、タヌキとキツネに会いに行く 〜米沢の森山歩〜
米沢の森
(千葉)
2026年05月24日(日)
日帰り
天気があまりはっきりしなかったのですが、とりあえず雨は降らないっぽいので以前から気になっていた米沢の森にあるたぬき山ときつね山に行ってみることに。
米沢の森で最も高い御十八夜でも標高162.3m。たぬき山ときつね山をぐるっと回っても、8km程度の気軽なハイキングコースです。
ちなみに御十八夜は「おじゅうはっちゃ」と読むんだそうで、その昔、とある詩人が見事な月明かりを観て“月見の名所”として名付けたと言う説が伝えられているらしい。(諸説いろいろあるらしいけど)
小湊鐵道の上総牛久駅が出発点。小湊線なのでもう少し閑散としているかと思ったら、有人駅で綺麗な水洗トイレもあるし、ushikuni cafeというカフェが隣接していました。
この上総牛久駅本屋は国の登録有形文化財に登録されているそうです
○御十八夜へ
牛久駅から房総横断道路(国道409号線)を進み大多喜街道(国道297号線)との交差点「米沢」を過ぎて200mくらい進んで左の細い道にはいります。入るとすぐに淡洲神社があればあってます。
田んぼのある道を少し進むと、「米沢の森 御十八夜・行人塚駐車場入口」の案内があるので、案内に従って少し登ると、羽賀池があります。(池というか貯水池というか・・・)
羽賀池を回り込むように進むと「米沢の森入口第1P」の案内がある分岐があり、ここからぐるっと左周りをして右側から戻ってくる予定なので、左に進みます
すぐに行人塚へ向かう分岐があるのですが、何も考えずに案内板の「米沢の森 御十八夜⇒」に従って進んでしまい引き返して、行人塚方面への登りルートに入りました。
出だしはちょっと急登になりますがすぐに傾斜がおちて歩きやすい竹林の道になります(「竹林の小径」と名付けられているようです)。
登りきったあたりで開けた「行人塚の山桜広場」に到着します。空が開けたら小雨が降っているのに気がついたのですが、すぐに止むだろうとそのまま進むことに。
行人塚から少し下ると巻き道と合流。
少し進むと「七曲池」への分岐があり、予定にはなかったのですが気楽な山旅なのでちょっと寄り道することに。
当然、池なので下らなければならないのに、脳天気に進んで「こんなに下るの、失敗したかも」と気がつく始末。
「七曲池」は正直、静かな池ではありますが景観目的なら無理に立ち寄らなくてもいいかもしれません。
分岐にもどって、御十八夜に向かいます。登り下りがほとんど無い平坦なトレイルを進んで行くと、御十八夜へ見晴らし台経由(急登)とゆるやかコースへの分岐に出ます。
どちらを通っても山桜広場に出るらしいですが、一応山ヤさんなので急登コースを選択
書いてある通りかなりの急登ですが、あまり長くはなく2ピッチくらいで、あとは緩やかな登りで「桜房山桜広場」に着きます。
山桜広場からひと登りで御十八夜に到着します。
今日は天気が悪くてあまり遠くまで見ることはできませんでしたが、晴れていれば眺めがよさそうです。
御十八夜から一旦下って、たぬきときつねに会いに行きます。
○タヌキとキツネに会いに行く
御十八夜から降りてウグイスラインを渡ってたぬき山方面の内田の森に入ります。
低山あるあるで、やたらと分岐が多いというのがありますが、ここもやたらと分岐があります。主要な分岐には案内板がありますが(案内板があることには感謝ですが手作りゆえか、やたらと情報を盛り込みすぎて逆によくわからない感じがします)案内板の無い所もあるので注意しましょう。
登山道らしくない道を進んでいくとトレイル脇にボロボロの車が放置(落ちてる)されているところを通過します。無理に入って落ちて引き上げられなくて放置したのか、意図的に捨てたのか・・・
むじな坂から急な土の壁を登ってたぬき山に向かいます。ひと登りでたぬき山山頂に到着します。
山頂はわりと広く、中央には簡易的な祭壇のようなものがあり、テーブルの上には、たぬきの顔が描かれた小石が祀られていました。
展望はありませんが、静かで居心地のいい山頂です。
たぬき山とむじな坂の間には、「山の神」が祀られた古木があります。
朽ちかけた姿なのですが、不思議と“山の神様がいそう”と思わせるような存在感のある木でした。
むじな坂からきつね山に向かいます。むじな坂はウグイスライン方面から来ると三つ叉になっていて、右がたぬき山、左がきつね山方面、真ん中はどこに行くかわからないです。
比較的平坦なトレイルを進み、急な登りをひと登りすると、きつね山への分岐に着きます。
分岐からすぐにきつね山になりますが山頂真ん中に大きなタブノキ(だと思う)があるだけのピークです。このピークも特に何かあるわけではありませんが、静かで妙に落ち着く場所でした。
○安易な寄り道は禁物のトンボ池
目的のタヌキとキツネには会ったのであとは下るだけです。
下る途中に色々とあるようなので、覗きながら行くことにして下山開始
下り始めてすぐに、椎森山神様が祀られている分岐に着きます。湿地へ下るルートがあるようですが、庚申塔方面に進みます。
庚申塔には青面金剛様が祀られていて、厄除開運、病気平癒の御利益があるみたいです。
庚申塔から真ヶ谷城址へ向かう途中に「トンボ池」の案内がありちょっと見に行ってみようかと・・・。
案内板には細尾根、足元注意の警告があったのですが、ルートとして案内しているのがどうかと思うような荒れたトレイルで、滑りやすい急な狭いトレイルに倒木などがありかなり渋めのルートです
トンボ池はそれなりに静かな池(湿地)ではあるのですが、わざわざ尾根から下って見るほどのものでは無い感じです。時期になればトンボが沢山いるのかもしれませんが、この時期は何もありません。
それにトンボ池は下からも行けるみたいなので、行くならそちらをお勧めします。
トンボ池から再び荒れたトレイルを登ってコースに戻り、続いて「二三夜塔」に立ち寄ります。
二三夜塔には勢至菩薩様が祀られていて智慧明瞭、家内安全、除災招福の御利益があるらしい。
真ヶ谷城要害の案内があるが堀切なのかなんなのか、山城に詳しくないのでよくわかりませんでした。
このまま、真ヶ谷城址(どこに城址があったかわからないですが)におり、再びウグイスラインを横切って、民家のある住宅街(とは言っても周りは田んぼだらけでしたけど)を通り、再び羽賀池に戻って、上総牛久駅へ。
のんびり流すような山ランになってしまいましたが、こういう静かな低山歩きも悪くないなと思える一日でした。